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これこそバンアパ!集大成にして進化した最新形を聴かせる8thアルバム『Memories to Go』を全曲紹介!!

the band apart(以下、バンアパ)。荒井岳史(Vo、Gt)、川崎亘一(Gt)、木暮栄一(Ds)、原昌和(Ba)の4人組が奏でる音楽を一言で言い表すのは難しい。 シティポップにも通じる都会的で洗練されたセンスやヒップホップを通過したファンクテイストあふれるリズム、パンクロック的な疾走感にリフやギターソロにみられるメタルの要素…。

公開日:2017年8月22日 更新日:2017年8月22日


この記事の目次 []
  1. ・オリジナルアルバム「Memories to Go」 レビュー
  2. ・1. intro (a broken navigator)
  3. ・2. ZION TOWN
  4. ・3. Find a Way
  5. ・4. Castaway
  6. ・5. KIDS
  7. ・6. 雨上がりのミラージュ
  8. ・7. She is my lazy friend
  9. ・8. BOOSTER
  10. ・9. Super High
  11. ・10. お祭りの日 (LIC2.1)
  12. ・11. 38月62日
あらゆるジャンルのエッセンスを凝縮したミクスチャーサウンドと口ずさめるほどポップなバンアパの楽曲を前にすると、「聴いてくれればわかる」としか言えないのが正直歯がゆいところ。けれども、そのくらい彼らの音楽には奥深いものがある。

デビュー20年のアニバーサリーイヤーを前にリリースされた8枚目のオリジナルアルバム「Memories to Go」は、思わず“これこそバンアパ!”と叫んでしまう快心の仕上がりとなった。
そこで、彼らにとって初の試みでもある英語詞と日本語詞の両方の曲が収められた今作を、歌詞とサウンドの両面から探ってみたい。(※英語詞の曲は和訳を掲載)

オリジナルアルバム「Memories to Go」 レビュー



1. intro (a broken navigator)

MCのマイクチェックを加工した「壊れたナビゲーター」という副題のイントロ。これまでのアルバムで楽器のチューニングやクリック音、ファミコン風オープニングとさまざまな趣向を取り入れてきた彼らだが、新ネタに本編への期待が高まる。

2. ZION TOWN



ライムが途切れて耳に飛び込んでくるのは「coral reef」のような疾走感のあるさわやかなギターのカッティング。
意外性のあるサビのメロディー、英語と日本語をおりまぜた今作で先行カットされた日本語詞のこの曲からは現在のバンドの好調さが伝わってくる。
――――
歩いて行こうぜ ZION TOWN 着の身着のままで
歌っていたいんだ あの歌
――――

ボブ・マーリーが歌った天国を意味する「ZION(ザイオン)」。記憶をくすぐる「あの歌」。親しい人に呼びかけるような歌詞の相手は今どこにいるのだろう?

3. Find a Way

メンバーの木暮がリスペクトするA Tribe Called Questの曲と同タイトルの英語詞曲。
「陰口ばかりのゾンビたち」に「うんざり」というSuchmos「STAY TUNE」との共通項にも思わずニヤリとしてしまう。
「今夜 君と僕は 行く道を見つける」という言葉は、ブレずに歩んできた彼ら自身の足跡を見ているようだ。

4. Castaway

トム・ハンクス主演映画にインスパイアされたとおぼしき「漂流者」をテーマにした曲、ただし舞台は宇宙。「Find a Way」に登場した「銀の鍵」がここでも登場する。
静かにはじまるオープニングから、英語詞のアクセントを生かしたキャッチーなサビへ。宇宙からの帰還を信じる主人公と思わずシンガロングしてしまう1曲。
この曲が気に入ったら、5thアルバム「Scent of August」もおすすめ。
――――
きっと帰るよ
光の中へ
狭くて憎たらしいインナースペース
そいつのところへ帰るのさ
――――

5. KIDS

バンアパが主宰するasian gothic labelのレーベルメイトにして盟友Mock Orangeとのスプリットシングル「Daniels e.p. 2」にも収録された英語詞の曲。
「君は未来」と歌う歌詞と、3rdアルバム「Alfred and Cavity」にも通じるバンアパ節ともいうべき切ないメロディーにやられる。

6. 雨上がりのミラージュ

前作、前々作で試みた日本語での作曲というトライ&エラーが実を結んだ1曲。
シティポップ風の曲調に乗せて歌われる歌詞が、初めて日本語詞に挑んだ「ダンシング・ジナ」(「2012 e.p.」収録)へのアンサーソングのように聴こえるのは偶然だろうか?
――――
愚痴を言ってもしょうがない
元々上手く踊れない
通ぶってみたって仕方ない
過ぎてゆくSummer time
――――

7. She is my lazy friend

身近な存在を歌った曲が多い今作にネガとポジの両面があるとするなら、この英語詞の曲は“ポジ”の側に存在している。
――――
電話が鳴り始める
“おい!調子はどう?”
彼女は僕のだらしない友達
――――
80sなイントロにはじまりポップな「Carry on, carry on, carry out」のコーラスが聴こえるころには、あなたはすっかり「彼女」に魅せられているはず。

8. BOOSTER

アップテンポが気持ちのよい英語詞のナンバーは実は深遠な内容。今作の裏テーマである“死”、それは決して悲しいだけではないのだと語りかける。
――――
音のスピードより速く
あらゆる残酷さよりも強く
進め
――――

9. Super High

ブーストがかかったままで続くのは、名曲「Higher」を高速回転させたようなギターが印象的な英語曲。ここでも「銀の鍵」がキーワードになっている。イントロにも登場した「壊れたナビゲーター」はこの世にいない友を指しているのだろうか?

10. お祭りの日 (LIC2.1)

“前に進むための記憶”というタイトルの今作。自分史のような記憶の断片が反射する日本語詞の曲は、一つひとつの言葉が沁み入るような余韻のある1曲に。
――――
想像 してもいなかった
相当 間違ったストーリー
窓を開ければ 遠くから
ほら ディレイド・お囃子
――――

11. 38月62日

――――
眠れない温度の オゾンの影に まだ隠れてんのかい
ポストに詰まった 手紙の束 日に焼けて読めない
――――
切ないなかにどこか開放感も感じさせるミドルテンポの日本語曲。
壊れたナビゲーターに向かい「I’m a broken radio」とつぶやく主人公。記憶の宇宙から帰還したここは夏だった。


「記憶」をテーマにした今作。英語詞によるサウンドと日本語の世界観が違和感なく融合した今作のバンアパからは、前作までの試行錯誤を経てふっきれたような迷いのなさが感じられる。

これまでの作品を進化/深化させたような曲とアレンジは、多くのバンドに影響を与えてきたバンアパの集大成ともいえる内容。
第2期バンアパの到来を告げる今作は、従来のファンだけでなく初めてバンアパを聴く人にも自信をもっておすすめできる傑作だ。ぜひ多くの人に手にとってもらいたい。


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