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Do As Infinityが「TOKYO」を舞台に描いたその世界観とは?【インタビュー】

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 Do As Infinity通算30枚目となるシングル『To Know You』が誕生。9月27日に発売になる。この楽曲は、前シングル『Alive/Iron Hornet』に続き、"Do As Infinity×澤野弘之サウンドプロデュース第2弾作品"として誕生。今回は、クリエイティヴカンパニーNAKED Inc.が手がけるアート展「TOKYO ART CITY by NAKED」との映像コラボレーション作品としても制作。「TOKYO」を舞台に描いたその世界観について、2人に伺った。

公開日:2017年9月27日 更新日:2019年9月12日

Interview

長澤智典


この記事の目次 []
  1. ・『Alive』の「絶対にDo As Infinityに合う」という確信
  2. ・立派なだるまの目へ最期の一筆をどう描き加えるか
  3. ・東京を舞台にした映画を作るとしたら
  4. ・『唯一の真実』に書いた想い
  5. ・「犬夜叉」の曲を演奏するたびに怒号のようなリアクション

『Alive』の「絶対にDo As Infinityに合う」という確信



――なぜ澤野弘之さんと一緒に制作を始めたのか、そのきっかけから教えてください。

大渡:会社の方でアニメや劇伴に詳しい方から、「澤野弘之さんというクリエイターの方がいるんだけど、一緒にやってみない?」という話をいただいたことが始まりで、そこから澤野さんへ正式にお願いをし、今の流れへ繋がりました。

――澤野さんとのコラボレートは、とても新鮮じゃなかったですか?

大渡:じつは、紹介されるまで澤野さんのことは知らなかったんですけど。こんなにも自分たちと相性の合う優れた作曲/編曲家さんがいるんだということに驚いたくらい。最初に澤野さんの作品集を聴かせてもらった瞬間から、自分の中には「合う」という感覚しかなかったですからね。

――最初から相性の良さを感じていたんですね。

大渡:僕は、「こんな優れた人と一緒に出来るんだ」という感覚でしたね。

伴:逆に私、最初は腰が重かったんです。もちろん私も作品集を聞きました。澤野さんが手がけた映画やドラマのサントラを見聞きする中で、自分の好みと通じる面があると思いました。加えて、亮くんやスタッフチームからの「絶対に合うから」という強烈なプッシュもあったんですけど。それでも、最初の頃はなかなか腰が上がらなかったんです。

――何故、そこまで腰が重かったのでしょうか?

伴:用心深いんですよ。

大渡:最初に台本を作りあげ、その台本のサウンドトラックを作る感覚で、今回の新しいプロジェクトを始めたわけですが、そのやり方に対して、最初、伴ちゃんの心のシャッターが降りてしまってて、なかなか開かなかったんです。

伴:「これはDo As Infinityが表現する音楽ではあるけど、でも、元となるプロットはこれです」というプロットを元に制作してゆくスタイルに対して、「あれ?」となってしまっていたからなんでしょうね。

大渡:澤野さんが云々以前に、そういう作り方に対して伴ちゃんの心のブレーキがかかってしまったことが大きかった。

伴:何処か歌わされる感覚に感じてしまっていたんでしょうね。確かにプロットはプロットとしてあるけど、私たちは私たちでしっかりと自分たちの色を追求していけばいい。そこの気持ちのスイッチングを覚えてからは、むしろ面白さを感じ、一気に動き出した感がありました。

――サウンド的なテイストにも惹かれるものはありました?

伴:はい。最初に『Alive』を作ったときから、「これは絶対にDo As Infinityに合う」という確信がありました。



大渡:それまでは、互いにスタッフさん経由でやり取りをしていたんですけど。続けざま『Iron Hornet』を作り始めた頃には、伴ちゃんが直接澤野さんとメールベースでやり取りをするようになり、そこからは彼女自身のモチベーションも加速する一方。今回の『To Know You』に関しては、伴ちゃんが先導で作業を進めていたように、僕ら側としてもホッと胸をなでおろしています。

伴:澤野さんと一緒に制作していくことが、ますます楽しくなっているのが今ですからね。

――澤野さんとのプロジェクトは、この先も続いてゆく予定なのでしょうか?

大渡:アルバム制作までは一緒にと思いながら、今も作業を進めています。

伴:今回の『To Know You』も、その途中段階を示したものなんです。

大渡:現状、アルバムという枠で捉えるなら、完成へ向かって1/3くらい構築された形なんですけど。先の展開に対して悪い予感はまったくしない。むしろ、良い作品が出来る予感しかしないですからね。


立派なだるまの目へ最期の一筆をどう描き加えるか



――『To Know You』が全編英詞だったのも、聞いてて新鮮でした。

伴:以前にも全編英詞の曲はあったことでしたが。澤野さんの楽曲は、英詞がすごく合いますよね。自分の心と言葉をちゃんと曲に乗せて表現している実感も持てています。

――歌詞に関しても、いろいろ話しあいを重ねながらだったのでしょうか?

伴:『To Know You』は、そうでしたね。作家さんと直接話す機会を設け、それぞれがキーワードを出しあいながら、気持ちの摺り合わせをしていきました。とくに今回は、「TOKYO」をテーマに据えた体験型イベントアートとのコラボレートということもあって、そこは大切にしたかったところでしたからね。

――Do As Infinityにとっても、新たな挑戦は良い刺激になったようですね。

大渡:今年でDo As Infinityは活動18年目なんですけど、不思議な話、この18年間の中で一番良い流れへ差しかかっている感覚ですからね。我々としては、未来へ向かってのエナジーは完全に勝ち得ている感じを覚えながら、今も制作を進めています。

――今回の『To Know You』は、伴さんが主導で進めてたという話もありましたよね。

伴:澤野さんと何度もメールでやり取りを重ねながら、「ワクワクしたい」「ワクワク感が欲しい」など、「ワクワク」という言葉のやり取りを何回もしていた記憶があります。

大渡:彼女の想いがダイレクトに伝わることで、楽曲にもそこがより反映されていったからね。

伴:そう。やはり人を介すと、求めるニュアンスも微妙に擦れたり遠くなっちゃうから。

大渡:そうだね。2人がダイレクトにやり取りをしてくれたおかげで、『To Know You』に関しては、澤野さんの上がったトラックへ、僕はどんな一色を塗るかへ集中していけた。その流れも良かったなと思ってる。

――澤野さんの上がってきたトラックについて、いろいろアレンジの要望を伝えたりは…。

大渡:曲によってはあります。ただ、今回の『To Know You』に関しては澤野さんに全任してました。むしろ澤野さんくらいのレベルになると、変に変更を求めてしまうと、曲の世界観が変わってしまう。今回の『To Know You』に関しても、リードギターの制約は作らずにトラックを渡してくれたように、そこは自分なりの解釈で音を重ね、それで完成させました。別の言い方をするなら、完成された立派なだるまの目へ、最期の一筆をどう描き加えるか。その目をどう描くかでだるまの出来が左右されるという感覚でしたからね。

――亮さん自身、その行程を楽しみながらやっているわけですよね。

大渡:もちろん。澤野さんのようなクレバーな人との作業はとても刺激的だし、何より、自分自身の感性も磨かれてゆくこと。それに、高いレベルで上がった作品に対し、より高みを目指す際に自分の才能を活かせることからとてもやり甲斐を覚えれば、充実感もありましたからね。

――確かに『To Know You』に関しては、ギターを前面に押し出した楽曲じゃないぶん、どうギターの音色が楽曲へ彩りや印象を与えてゆくかがポイントになっていた印象を感じました。

大渡:『To Know You』はむしろ、その一筆の入れ方が演出の見せ所のような楽曲。それよりも、2曲目へ収録した『唯一の真実』のほうが、ギターの見せ所という面では大きかった。

――『唯一の真実』は、ギター色を色濃く反映させた楽曲ですからね。

大渡:そうですね。この曲のギターパートは、アコースティックギターのみだったんですけど、アコギの演奏に関しては、去年出した歌とアコギのみで過去全シングルを再録音したアルバム[2 of Us]での経験を上手く反映させられて良かったなと思ってる。



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伴 都美子(Vo.)、大渡 亮(Gt.&Vo.)からなるロックバンド。 1999年結成。 デビュー前から渋谷ハチ公前を中心に100回以上路上ライブを行い、同年9月29日、シングル「Tangerine Dream」でavex traxよりデビュー。 2005年11月25日に日本武道館でラストライブをもって6年間の活動を終了したが···

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