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【コラム】吉澤嘉代子「月曜日戦争」は誰が何と戦っているのか

吉澤嘉代子は、独自の世界観を作るシンガーソングライター。妄想の世界を作る歌詞、曲調と独特な歌声が特徴です。『月曜日戦争』は、バカリズム原作のドラマ『架空OL日記』の主題歌。

2017年10月15日


この記事の目次
  1. ・吉澤嘉代子 『月曜日戦争』
  2. ・唐突な 水金地火木土天海冥
  3. ・ドラマの内容に沿った歌詞
  4. ・不思議な世界観ながら親しみやすい月曜日戦争
  5. ・吉澤嘉代子 最新情報
  6. ・リリース情報
  7. ・ 吉澤嘉代子 ツアー 2019 開催決定! 2月10日(日)福岡 都久志会館 2月15日(金)NHK 大阪ホール 2月17日(日)BLUE LIVE 広島 3月3日(日)チームスマイル・仙台PIT 3月6日(水)名古屋市芸術創造センター 3月10日(日)Zepp 札幌 3月17日(日)東京 昭和女子大学人見記念講堂 ファンクラブ「ほうきの会」無料会員先行受付中 ~受付期間~ 7/28(土)12:00~8/13(月)23:59 http://emtg.jp/feature/yoshizawakayoko2019at_fc2/

    主題歌情報

  8. ・吉澤嘉代子 Profile
  9. ・オフィシャルリンク


ドラマは、バカリズムがずっと書き続けていた架空のOLの日記をドラマ化したもの。男であるバカリズムが主人公のOLを演じており、まさに妄想を具現化した内容になっています。

『月曜日戦争』というタイトルが、まず良いですね。「月曜日」「戦争」は、毎日を戦うOLの象徴。週の始まりである月曜日は、マイナスイメージで語られることが多く、それはもう「戦争」と表現してもいいくらい苦しく大変な瞬間があるのです。でも、この曲は暗くならない。それでいて、浅くもならない。それが井上陽水や松本隆からの影響を受け、日本語に敏感である吉澤嘉代子の力なのでしょう。

吉澤嘉代子 『月曜日戦争』



“青いリボンに染みこんだ 透きとおる血の
微かな香を辿って わたしを探すの
幼いころに救われた 貴方の役を
いまこそひき継ごう さあ敵はもうそこ”



歌いだしの歌詞です。「青いリボン」は、OLのイメージであり、憂鬱な月曜=ブルーマンデーにもかかっています。制服に染み込んだ自身の「透きとおる血」「微かな香」をたどるという歌詞。自分自身の血とは、香りとは、ルーツとは何だったのか。「わたしを探すの」という歌詞に続きます。この曲は、最初から最後まで自分を探している曲。これこそが「戦争」なんですね。

歌詞の主人公は、「貴方」の役を引き継ぎます。「貴方」とは、幼い頃の自分を救ってくれた存在。それは、親かもしれないし、親戚かもしれないし、それこそ名もなきOLかもしれない。そんな自分を救ってくれた役を引き継ぐ。それが、社会で働くことなんですね。この曲は、働くことの本質を「役を引き継ぐ」として表現しているのです。

「敵はもうそこ」という歌詞が出てきました。ここでの「敵」は、嫌な上司や嫌な出来事、そのほかもろもろの仕事上の嫌なこと全般。そして、そんな嫌なことに負けそうになる自分自身です。だから、この曲は何度も自問自答します。

唐突な 水金地火木土天海冥

“水金地火木土天海冥
ああ 憧れの貴方なら どうしたでしょうか
月のひかりに 脱がされる
わたしは 誰だっけ”



唐突にも思える「水金地火木土天海冥」。言うまでもなく、惑星の並びです。「月曜日」を天体の「月」とかけているんですね。このフレーズで曲が、よりファンタジックになります。MVでも可愛い女戦士が出てきます。月曜日が、「月」の戦士として有名なセーラームーンとつながるんですね。この曲がうまいのは、そういう要素をこっそりと仕込む点。

「月のひかりに脱がされる」のフレーズのポイントは、セーラームーンの主題歌である「月の光に導かれ」にかかっている点。だけでなく、「月のひかり」が照るような夜にふと自分自身の裸の心と向き合うようなイメージや、親密になった人と性的な関係に至るようなイメージや、さらに言えば月曜日という昼間の「ひかり」の中で、否が応にも自分の殻が脱がされ本音が出てしまうような瞬間までもを想起させる点。そして「わたしは 誰だっけ」と、ここでも自問自答します。

ドラマの内容に沿った歌詞

“液晶の花園で待つ 味方の陣が
かじかむ手をあわせ 無事を祈っている
この星を守ってきたのは いつだってそう
ヒーローではなくて ヒーターだったの”



「液晶」という単語が、PCの液晶画面や、スマホの液晶画面を連想させます。OLの職場を端的に表した「液晶の花園」という表現。このあたりのフレーズは、ドラマの内容に沿っていますね。ドラマの第1話で、実際に「ヒーター」「味方」であるOL達を救います。


不思議な世界観ながら親しみやすい月曜日戦争

“はじまりを殺したら おわりも消えちゃった
ああ もういちど 生まれてよ 月曜日
いま そっと輝きだした鏡は
ああ 憧れの貴方なら どうしたでしょうか
月のひかりに 照らされた
わたしは 誰だっけ”



「はじまり」を殺したら「おわり」も消える。憂鬱なはずの月曜日も、なければ、自分自身が死んでしまうのです。だから「もういちど生まれてよ」と、再び月曜日を呼び出し、歌詞の主人公が映る鏡は輝きだします。後半にこのフレーズがあることで、曲全体に肯定的なイメージが残るんですね。最後まで「わたしは 誰だっけ」と、自問自答しているこの曲。OLであれ、シンガーソングライターであれ、どんな人生でも、自分は何者かという問いは続きます。それはずっと続く血の流れない戦争なんですね。


「戦争」という単語はあれど穏やかで明るく、不思議な世界観ながら親しみやすく、それでいて深い曲。歌詞や歌声が、架空の世界を楽しく作り上げています。吉澤嘉代子、すごい才能ですね。


吉澤嘉代子 最新情報

リリース情報

吉澤嘉代子
4th ALBUM「女優姉妹」
2018年11月7日発売

初回限定盤(CD+2LIVE DVD)CRCP-40563 ¥6,463+税
通常盤(CD)CRCP-40564 ¥2,778+税

<CD>
・月曜日戦争
・残ってる
・ミューズ
を含む全10曲収録予定

<LIVE DVD(2枚)>
2日間ともソールドアウトとなったスペシャルコンサート「吉澤嘉代子の発表会」、
2018年6月16日「子供編」、6月17日「大人編」の東京国際フォーラムホールC ライブ映像。
2日間をDVD2枚にほぼ丸ごと収録。各DVD、17曲~20曲収録予定。

吉澤嘉代子 ツアー 2019 開催決定!

2月10日(日)福岡 都久志会館
2月15日(金)NHK 大阪ホール
2月17日(日)BLUE LIVE 広島
3月3日(日)チームスマイル・仙台PIT
3月6日(水)名古屋市芸術創造センター
3月10日(日)Zepp 札幌
3月17日(日)東京 昭和女子大学人見記念講堂

ファンクラブ「ほうきの会」無料会員先行受付中
~受付期間~
7/28(土)12:00~8/13(月)23:59
http://emtg.jp/feature/yoshizawakayoko2019at_fc2/

主題歌情報

9/8(土)公開 映画「いつも月夜に米の飯」主題歌に吉澤嘉代子「雪」が決定!
監督:加藤綾佳 主演:山田愛奈
新宿シネマカリテにて上映開始
http://itsukome.com/

吉澤嘉代子 Profile

オフィシャルリンク

吉澤嘉代子 オフィシャルHP
http://yoshizawakayoko.com

オフィシャルファンクラブ「ほうきの会」
https://sp.yoshizawakayoko.com/

歌詞の言葉一つにも、いろんな想いが込め…

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