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和楽器バンド、デビューからの”軌跡”をたどるベストアルバムをリリース!メンバーが一番好きな歌詞は??【インタビュー】 (2/3)


収録曲の中で1番好きなフレーズ

──皆さんが今回の収録曲の中で1番好きなフレーズを、選んだ理由と一緒に教えてください。



鈴華:私はもう新曲に込めた「マニュアル通りの人生bye bye」です。

いぶくろ:その理由は?

鈴華:「マニュアル通りの人生bye bye」は私のことなので(笑)。普通の一般の女の子として茨城県で育ち、自分は音楽大学に入学して、ピアノをやってピアノ講師をしていた人生だったの。歌手になるのは憧れだったけれども突然人と出会い、いつ何が起きて、いつの間にか武道館のステージに立ってっていう人生になったけど、私結構20代はほぼ、本当は年齢言いたいんだよな。

(笑)

蜷川:言っちゃえ言っちゃえ!

黒流:言うかい?いいよ。

神永:1人が言えばみんな言う。

鈴華:20代後半にデビューしてるので、普通は結婚とか出産とかそういう当たり前の人生があったりとか、いろいろあるじゃないですか。でも思い描いていたものよりもどんどんと予想外の人生っていうのが目の前にあって、それがどんどん実現していく中で、「私はこう生きるんだろうな」って思ってたのがマニュアル通りにはいかないので、そういうのはbye byeして思いきり私らしく生きようってすごく思ってるんです。だから今の私にはぴったり合ったフレーズだなって思いました。でも多分ここにいるみんなもそんな感じなので、それが和楽器バンドらしさでもありっていう。本当に出会ったときはみんな普通だったんで(笑)。

和楽器バンド / 「シンクロニシティ」MUSIC VIDEO


──師範をされてたりとか全然普通だと思えないですけど。でも結成された当初っていうのは今みたいに和楽器バンドとしての活動が大部分の活動時間占めるっていうことまでは考えてはいなかった…。

鈴華:私はみんなに声をかけたんですよ。バンド一緒に組もうって。それぞれ実はそのときにはバンドをもっていたりして、町屋さんもメインボーカルとしてやっているバンドがあったり、黒流さんも自分が歌うバンドがあったりとか、亜沙くんも自分で曲つくって歌ってって活動したり、それぞれバンド組んでたし、山葵も。みんなバンドを持ってそれぞれ夢をもって活動したんですね。そんな人に、自分が大事にしているバンドがあるけれども声をかけて、「このバンドでやってもらえないか」って言ったときに、それを最初からメインにしてとは言えないわけですよね。

ただ私は夢としていつかこのバンドに夢中になるような何かこうパワーをここで感じていたので、それをもっと大きくしてバンドメンバーにも返ってくるようなそういう人生の軸みたいなものがこの8人だったらできるんじゃないかなって思って。声をかけたのは私がファンになった人たちですよね、ある意味。華を感じた人たちに声をかけてるので、その軸になったらいいなっていう願いを実現させるために2012年ぐらいは必死で動いてました。そればっかり考えて。で、ちょっとずつちょっとずつすごく活動が増えていくと、みんなもだんだんこっちを見てくれるようになって、それをすごく喜びに変えて、またじゃあもっとそうしたいなっていうのを繰り返して、それがだんだん軸が太くなっていったっていう感覚です。


──ちなみに、最初から“この楽器がほしい”という構想っていうのはあったんですか?

鈴華:はい。詩吟の伴奏楽器が箏と尺八なのでそこはもともとアコースティックユニット組んでいたし、2人は一緒に夢をかなえるために絶対最後まで連れて行こうって常に頭の中で思い描くたびに2人は存在してたんで、勝手な思いなんですけどそれは別に2人がどうこう思ってるとかじゃなく、私が何かやるときにはいてほしいって思った楽器ですね。人でもあり。で、その中で彼らがもともとほかのバンドでも活動してるのたくさん見に行って、ライブとかも見に行ったんですよ。この人の。

神永:そう。一時期いっつも客席にゆう子さんがいたんですよ。「あ、また来てる鈴華さん」(笑)。

町屋:ファンじゃん。

鈴華:そう。でも何を見てたかっていうと、大さんのパフォーマーとかどこがカッコいいかなとか、ここに私の声入ったらもっとカッコいいのにとか、いいとこ取りだけすごい思っちゃうわけですよ。そうすると黒流さんがやってるカッコいいパフォーマーなんかもすごく惹かれるものがあって、“そういうものを凝縮したものをやれば絶対うけるっしょ”とかって思ってて、その中で必然的に和太鼓とドラムバトルっていうのは他のバンドでもやってたことがあって、黒流さんの考えでやられていたものをこのバンドでもそういう時間とかつくれたらすてきですよねっていう話をさせていただいて。最初は恐縮かなと思いながらも「いいね」って言ってくれたりとか。

だから必然的に、三味線も細棹とか中棹、太棹ってあるけど、やっぱり津軽三味線がよかった。そういうのもやっぱりいろいろもともとやってたのを見に行かせていただいて思ったことで、ギターもアコースティックじゃなくてロックがいいなっていうのも最初から思ってたから、彼(町屋)にそれを伝えてロックギター弾いてもらったりして。なんでもできるけどやっぱり自分の1番カッコいいところをロックギターで出してっていうのがよくて、この…多いけどどれも外せない楽器ではあります。

人生を謳歌する「謳」

──ありがとうございました。では続いて…。

いぶくろ:はい、 7曲目の「暁ノ糸」…。


山葵:とられたぁ。イントロでしょ?

いぶくろ:イントロ?イントロって何(笑)?「暁ノ糸」の、1節になっちゃうんですけど、「我等謳う空の彼方へ」から「君に届く様に」までの4行。…まる被り?

山葵:まる被りだけどどうぞ。

いぶくろ:ここすごくいいなと思ってて、どんどんと視野が広がってく歌詞の流れがきれいだなと思ってて。「空の彼方へ」って言ってそのさらに次の歌詞で「遥か流る雲の向こうへ」ってまたさらに1個遠くのものを出してからさらに「海を越えて」って言ってまた1個遠くに行って「虹を渡って」でそこを越えてやっと君がいるっていうふうになってて…。



町屋:すごいね。よくできてるじゃん。

(笑)

いぶくろ:この歌詞の中ですごいきれいだなと思ってて、「うたう」って漢字もただ単純の「歌う」じゃなくて人生を謳歌するの「謳」、喜びに満ちてる歌っていう印象がここからすごい受け取れてて、僕らがYouTubeとかを通して海外の人に発信できたのがすごい近いニュアンスを感じてますね。それこそこの曲出したぐらいから「空を越えて雲を越えて海を越えて虹を渡ってあなたのもとに届く様に」っていう歌詞みたいに海外活動増えたりとかした気がしてるんです。
で、この歌詞の流れがすごく視覚的にドラマチックできれいだなと思ってます。

山葵:はい。

いぶくろ:はい。

山葵:同じくですね、まったく同じ箇所なんですけど、歌詞の意味合いとかすてきなのは今言った通りなんですけど、あと僕らの活動を象徴してるようなことで好きなのはもちろんそうなんですけど、ここ2年ぐらい僕らライブのときのアンコールがお客さんからこの1節をこのサビをみんなで合唱するっていうのが定番になっていて、やっぱそれもあってこのメロディと歌詞を歌うと、耳にすると、そのときの「ああ、あのときのライブはこうだったな、あのときのお客さんはこうだったよな」とかいろんな思い出がよみがえってきて、そういう意味でもやっぱすごい思い入れがある歌詞となってます。


──ファンの皆さんって、どうしてこの曲をアンコールのコール曲に選ばれたんですかね。

いぶくろ:ゆう子さんが「みんな一緒に歌おう」って呼びかけたのが始まりだとは思うんですけど、あとはもしかしたらインタビューかニコ生なのか何かのやつで、「アンコールのときに歌ってほしい」って呼びかけたことがあるとは思うんですが…。

鈴華:ミュージックビデオのオフショットムービーで言ってました。

いぶくろ:オフショットムービーか。多分それを見たファンの人が号令をかけてくれて実際歌ってくれるようになったりとかして、そのままライブに定着していった。

──町屋さんはこの曲を書かれるきっかけというか、この曲を書かれるきっかけになったことって何があったりしたんですか?

町屋:もともともっと短い曲の予定だったんですよ。

──もっとですか?

町屋:はい。で、歌はメインじゃない想定だったんですよ。和楽器とかを聴かせるためのインストとして書き始めたんですけど、その中で最後にちょっと歌に展開して、短い分かりやすい展開のサビだけ歌をつけてっていうふうな感じでつくり始めて。

歌詞に関してはやっぱり海外公演があったんで、多分最初は2014年にフランスに行って、そのあとシンガポールそれから台湾があって、つくってたのが多分そのくらいの時期で、台湾に行くか行かないかぐらいの時期ですよね。

で、YouTubeのコメントとかでも海外のレスポンスが非常に多くて、僕和楽器バンド始めるまで海外に行ったことがなかったので、和楽器バンドの公演で初めて海外に行くようになったんですけど、そういう僕たちがこれからももっと羽ばたいていきたいっていう気持ちを、なるべく美しい日本語にまとめようとしてできあがった歌詞がこの歌詞になりますね。


「仕事は毎日3時(3時?!)」

──なるほど。もともとは演出にしようと思ってつくり始められたんですね。ありがとうございます。では続いて…。

神永:はい。曲被っちゃうんですけども、「シンクロニシティ」。1番最近にビデオを撮った曲ということもあって、ある1フレーズがずっと頭の中最近ループし続けてて、その場所が「仕事は毎日3時(3時?!)」って2人で掛け合うところがあるんですよ。ここがずっと頭の中でそればっかり流れてて、離れないんですけど、多分自分の中でこの3時の仕事っていうのは何なのかってことが多分ずっとすごい気になっちゃってるんで(笑)。

鈴華:ねらい通りだね(笑)。

いぶくろ:お金持ちの3時だからね。

神永:そうそうそうそう。ちょっとこれが気になってて、多分ぐるぐる回ってるのと、あとは撮影してたときの「3時?!」ってびっくりするときのゆう子さんの顔が結構本気でびっくりしてる顔で、ちょっと怖いんですよ。

(笑)

鈴華:怒ってるみたいな(笑)。

神永:多分「3時?!」って表情が印象に残っているのも相まって、お風呂とか入っててもずっとそこが鳴り続けて離れないんです。「仕事は毎日3時(3時?!)」って(笑)。

黒流:ファン目線だね。

(笑)

鈴華:浅いな〜(笑)。

神永:こういうのが1個はないと絶対だめだと思って。

黒流:バランスが?

いぶくろ:はさんだほうがいいよ。

神永:そんな感じです。


──確かに。思いました私も。3時?!って。

いぶくろ:築地の人とか、マグロ?

山葵:マグロ。

いぶくろ:マグロ漁師さん?マグロ釣ってる仕事なんですかね。

山葵:マグロはもっと早い。

町屋:マグロ…でも漁師さんは大体3時…。

蜷川:漁師だったの?(笑)

町屋:漁師の可能性あるよね。

(笑)


──朝の3時か昼の3時かもわからないですよね。

神永:これも分かんないんですよ。分かんないんです。

鈴華:そうなんですよ。私考えたときに絶妙なんですよ。昼の3時だと割とクズだし、朝の3時でも大変だし。

神永:特殊な仕事であることには変わりないよね。

鈴華:そう。3時で、仕事のためなのか、寝坊なのか、これからホストに行くためなのか、いろいろ想定できるのが3時だった。

神永:3が絶対おもしろいよね。ほかの数字をはめて考えてもね。そう1回全部自分ではめたんですよ。数字を全部。♪仕事は毎日6時(6時?!)♪とかってね。

全員:普通!(笑)

蜷川:割と早いんじゃないみたいな。

神永:3時がいいなって思います。

鈴華:前後の2時と4時だと語呂が悪いんですよ。

神永:そうだよね。


──なるほど。絶妙ですね。

蜷川:変な人。

鈴華:変な人だね。


「いつか醒める夢の居場所で 笑い合っていられる様に」

──MVの表情を楽しみにしてます。では、続いてお願いします。

蜷川:私も被ってるんですけど、「暁ノ糸」に「いつか醒める夢の居場所で 笑い合っていられる様に 重ね紡いでゆく」って言うフレーズがあるんです。
みんなと知り合って5年とかですけど、どんどん関わってくれる方とかが増えていって、そういったみんなの力で夢を見さしてもらっているなっていう意識がすごくあって、だから大きな人生の中でそういった思い出や自分ががんばったことが、こういう歌詞で思い出されるとすごくすばらしいことだなと思ってて。

和楽器バンド / 「暁ノ糸」MUSIC VIDEO


鈴華:いつかは醒めるから。

いぶくろ:いつかは醒めるから。

蜷川:まあいつかは醒めます(笑)。そういったこともあってここのフレーズとても好きだなと思ってます。


──いつか醒めるっていうのは、本当にどこか意識の中にあったり…。

蜷川:結構みんな芸歴とても長い人たちばっかりで、多分やっても結果って努力すれば必ず出るっていうものでもないけど、やればちゃんと結果として出て、それがこうみんなが関わってきてもらえるっていうのがとてもありがたい環境だし恵まれている状況だなというのはすごく感じているので、そういった環境の中でやれるっていうのはとても感謝していて、いい歌詞だなと思います。

鈴華:だから現実なんだけど確かに努力してもしてもできないことあるから、夢みたいなんだよね。

蜷川:そう。だからだめなときはやっぱだめって、みんなもそうだと思うんですけど、そういう中でもこういうふうにやれるっていうのはすてきだなと思ってこの歌詞を選びました。

「償うなら笑ってもいい?」

──なるほど。ありがとうございます。亜沙さんはいかがですか?

亜沙:好きな歌詞…なかなか難しいんですけど…。

鈴華:「僕は何も知らない」

亜沙:え?

鈴華:「何も知らない」

亜沙:「何も知らない」

蜷川:そこなの?

亜沙:いやそこじゃない。そうですね。あんまり1番って言われると難しいですけど、「Valkyrie」の歌詞作ってたときとか結構印象に残ってますね。2番のBの「ねぇ、罪は赦されるの? 償うなら笑ってもいい?」って歌詞があるんですけど、今世の中的に結構いろいろすぐ叩かれるじゃないですか。別にそんな大ごとにしなくてもいいのに謝罪させられたりとかするとか、それを長い間引っ張っちゃうこととか結構多くて。そんなに許されないものなのかな、みたいなことを思ってた時期があって。そのときにそういうことを思いながら書いたような記憶がありますね。



──「償うなら笑ってもいい?」っていうのはどういうニュアンスで亜沙さん的には書かれたところなんですか?

亜沙:法を犯したんだったら法で普通に法律で裁かれるだとかいろいろあるじゃないですか。例えば何が間違いを犯したときに法律で償ったとしたら、そのあとその人普通に社会復帰そのまますればいいけど、そうもならないじゃないですか。ずっと一生引きずっていったりとかするし。大きいものだったり小さいものだったりいろいろあると思いますけど、例えば不倫して問題を起こして復帰できる人もいれば復帰できない人もいたり、別に俺らに謝られても、俺らに関係ない話だから普通に復帰すりゃあいいのにって。もう1度やり直すことが許されない風潮があるみたいな感じで。もし償ったらもう1回以前と同じようにしてもいい?っていうようなニュアンスです。

町屋:まあ人の不幸でご飯がおいしいのは健全ではないですからね。

亜沙:っていう思いで書きました、マル。

(笑)


──ありがとうございました。

鈴華:アニメの曲じゃないんだ。

亜沙:いや、アニメの、もちろんアニメの世界、これ「双星の陰陽師」っていうアニメの楽曲だったので、もちろんその中でつくったんですけど、アニメの世界観にも合うし、現実世界でもこういうことあるなと思って書きました。

「いつまでも君まで届けよう」

──ありがとうございました。では黒流さんお願いします。



黒流:はい。いろいろたくさんあるんですが、今回新曲で1曲「拍手喝采」という曲を書かせてもらって、メンバー紹介曲のような、ベストアルバムを出すにあたってそれぞれのメンバーをソロをたくさん入れて、初めて見た人初めて聴いた人が、和楽器バンドが8人編成っていうことを分かりやすくしました。ソロに入る直前にはそれぞれの楽器に関わった歌詞みたいのを織り込んでいきたいなと思いまして、三味線の場合は「心の調弦 弾き正す」、箏の場合は「爪弾くこの両手で奏で消し去る」とかそのあとの尺八、2番になるとギター、ベース、ドラムといったかたちでそれぞれ楽器とかそういうものにちょっとかけて歌詞を書きました。

最後のサビのあとにはゆう子ちゃんから「絡んだ糸がまだ解けないなら」から「いつまでも君まで届けよう」というかたちで、代表してバンドの総意を歌うようなかたちで。

今まではそのときの“こういうの伝えたい”“ああいうの伝えたい”っていう思いで書いていましたけど、初めてリアルな部分で8人をどういうかたちで伝えるかというのを考えたっていうことが個人的には新鮮に感じて、リアルタイムで等身大なかたちでライブで伝えていきたいなと。これ実は歌詞の部分サビのところで「切った張ったこの世界は 思ってるより悪く無い」っていうのがあるんですけど、実は「シンクロニシティ」でもゆう子ちゃんの歌詞の中に「世界は思うほど悪くはない」って入ってまして。

作っている段階で気づいてたんですが、全く別々でつくった曲で同じことを言ってるっていて、それがベストに収録されるっていうのがすごく意味があるのかなと。やっぱりゆう子ちゃんも僕も同じで今まで4年5年やってきた中で今の和楽器バンドが伝えたかったことなのかなっていうのはすごく感じたので、被っても変えずにそのまま出そうって思いました。


山葵:黒流さん!この曲はそれぞれのパートでそれぞれの人のことを歌ってると思うんですけど、「切れた上腕で刻む打撃は 我 愛 迩(ウォーアイニー)」ってどういうことですか?

(笑)

黒流:これはあなただよ(笑)。さっきぬるっと脱いだあなたのそのまんまですよ。
山葵は中国語もしゃべれるんで、それもすごい上海とかですごく力になってるところがあって、俺が今まで国内でバトルでやってきたMCの流れを全部彼が上海では中国語でやってくれたりとかして。太鼓とドラムは一緒くたにしてるんですけど、山葵のことを何言おうかなと思ったら、“筋肉”と“中国語”っていうことで…。

山葵:我 愛 迩

黒流:「我 愛 迩」っていうのをやってもらえばいいのかな。今のベストを出すタイミングでは和楽器バンドそれぞれを紹介じゃないですけど出すのは意味があるのかなと、こんなかたちでつくってみました。


──なるほど。ライブ楽しそうですよね、この曲。

黒流:そうですね。また初めて見た人も分かりやすく見てもらえたらいいかなと思います。

「星群の臨界点 星群の臨界点 覗き込む望遠鏡」

──ありがとうございます。では最後に町屋さん。

町屋:はい。14曲目「雨のち感情論」の2番のサビの「星群の臨界点 星群の臨界点 覗き込む望遠鏡」ですかね。



──どうしてここを?

町屋:言葉がキャッチーです。

(笑)

いぶくろ:まあでも大事ですよね。

神永:プロの目線だ。

町屋:星空がばあっと広がっててそれを示すときに「星空」とかって大概言うと思うんですけど、なかなか「星群」っていう言い方はしないと思うんですね。1つ1つの言葉がそれぞれインパクトがあってコンパクトにまとまっている。キャッチーなところがすごく僕は大好きですね。シンプルですいません。


──確かに単語の選び方がさすがだなって思いますね。

町屋:1歩まちがったらお線香とかね。

いぶくろ:青雲ですね。

(笑)

鈴華:「青雲の臨界」やばい。

いぶくろ:けむけむだよ。

(笑)

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詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド。 2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビュー。2015年に発売したセカンドアルバム「八奏絵巻」はオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、第57回「輝く! 日本レコード大賞企画賞」を受賞。また国内外において···

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