1. 結成から2年でアルバム『Authentic』でメジャーデビュー!正真正銘の「心地好い音楽」をRAMMELLSが語る【インタビュー】

結成から2年でアルバム『Authentic』でメジャーデビュー!正真正銘の「心地好い音楽」をRAMMELLSが語る【インタビュー】

極上でハイソサエティなブラックミュージック×ダウナーなオルタナティブスタイルをミックスしたRAMMELLS。彼らのデビューアルバム『Authentic』が12月6日に発売。このアルバムに詰め込んだメンバーらのイカした生きざまを、ここにお伝えしよう。

2017年12月1日

Interview

長澤智典


この記事の目次
  1. ・彼は、いい奴でないといい曲は書けないと思っている人だから。
  2. ・メンバー全員が「心地好い音楽」と思わない限りは形にしない
  3. ・言葉を自分の感情とフィット
  4. ・『AMY』の歌詞は一番むしゃくしゃしている時期に書いた
  5. ・『Authentic』は何年後に聞いても良いと思える1枚になって欲しい
  6. ・RAMMELLS 最新情報
  7. ・リリース情報
  8. ・ライブ情報
  9. ・RAMMELLS Profile

彼は、いい奴でないといい曲は書けないと思っている人だから。

──RAMMELLSの名前が気になり調べたのですが、意味がわからずでした。もしや造語か何かですか?


黒田:バンド名を決めるとき、たまたま見ていた雑誌の中で「グラフィックアーティスト」のことを特集していました。その中に一人だけ強烈な存在感を放っているラメルジー(RAMMELLZEE)というアーティストがいて、みんなで「この人ヤバいね」という話をしていた中、バンド名を「RAMMELLSにしようか」という話題になり現在のRAMMELLSになりました。

──まさにインスピーションから付けたバンド名だ。

黒田:メンバーみんなインスピレーションを大事にしています。

──黒田さん、真田さん、村山さんの3人は音楽大学時代からの繋がりだそうですね。

真田:そうです。3人の付き合いはもう7-8年くらい、彦坂くんとはRAMMELLSを結成する頃からなので2年くらいになります。

黒田:このメンバーは音楽性がどうこうではなく、それぞれの持っている知識やセンス、何より人間性に惹かれて一緒にやり始めています。やはり、音楽活動をしていくうえで相手を信頼出来ることが何よりも大切ですから。

真田:いい奴らとしかバンドはやれないんで。

黒田:彼は、いい奴でないといい曲は書けないと思っている人だから。

真田:でも世の中には、悪い奴でも、すごくいい曲を書く天才的な奴っているんだよ。

──バンド活動を行ううえで、人の相性はとても大事なこと。

村山:人間性は大事です。中でも(黒田)秋ちゃんの独特な雰囲気に「面白そう」とは在学中から感じていたし、まわりの人たちも「(彼女は)異彩だよね」みたいに話してた雰囲気もあった人なんです。

黒田: 自分ではその辺よくわかってないんです…。

──もともと人として惹かれあい繋がっていた中へ、彦坂さんは後から加入したわけですよね。

彦坂:3人とも、最初に会ったときからすっと馴染んでいけたので。みんな大人しい性格なのは、以前も今も変わらない。あっ、(黒田)秋さんは会ったときから元気な感じでしたけど。

──みなさん、そんな「俺が、俺が」と主張していくタイプではない?

彦坂:メンバー全員内なる想いを秘めてるというか、密かに主張は激しいんですけど、変に我が強いというのはないですね。ただ、それぞれの中へ自分の譲れない意志は感じます。

──各自の内なる想いや意志を、いかにどう全員で混ぜ合わせてゆくか…。

彦坂:そこは上手く溶け合わせています。揉めるときは揉めるけどね(笑)。

黒田:バチバチしますけど、それも言葉にするのではなく無言のやり合いというか、各自が演奏を通して主張してゆく。だけど、それで良い楽曲が生まれるのなら「ぜんぜん良い」とみんな捉えていることだから。

──真田さんはとくにこだわり強そうですね。


真田:「こだわりが強い」とはよく言われます。やりたくないことを無理にまでやろうとは思わないように、このメンバーの中では一番自分の意見は通しがちですけど、結果的にはみんなが納得のいく形へ仕上がるので…。

──4人の音楽性は…。

黒田:好みはバラバラだと思います。先にも触れたよう好きな音楽が一致して集まったメンバーではないように、普段聞いている音楽も異なります。

彦坂:唯一共通するのが、みんなノリを…表現するうえでグルーヴを大事にしていることかな。


メンバー全員が「心地好い音楽」と思わない限りは形にしない

──バンド結成から2年でメジャーデビュー。とても良いペースで進んでいますよね。

黒田:予定していたより、ちょっと速いくらいじゃない?

──結成当初から、こういう流れや展開でというのはあったのでしょうか?

真田:結成当初から青写真は描いてました。

──それ、教えてください。

真田:結成から何ヶ月頃までには作った会場限定盤を売り切り、そこから何ヶ月か後には、どこかのレーベルから全国流通をさせるという意識のもとやってきたし、それは叶えたこと。ただ、メジャーデビューは自分たちの予想していたよりも早く訪れました。

──メジャーという舞台へ上がり、環境にも変化が出たと思います。

黒田:いろんな形で関わる人たちが多くなったぶん、楽曲面でもそうですけど、自分たちの中でのアプローチの仕方や話す言葉の内容にさえ変化というか、4人の意識がどんどん広がり続けていて、まわりの環境が変わってゆくことを自分たち自身でも今は楽しんでいます。

──RAMMELLSは、メンバー全員が楽曲を作れる強みを持っています。

黒田:私に関しては作詞が主で、作曲と言ってもメロディを作ったりする程度ですけど。3人それぞれ作る楽曲の個性も特色も違うから、そこはとても面白いです。だけど、このメンバーで演奏をすると、異なる要素と思っていた音楽性が一つのところへ寄っていく。そこがこのバンドらしさなんですよね。


──黒田さんから見た、3人の音楽性も教えてください。

黒田:私もそうですけど、彦坂くんはJ-POPからの影響を受けている人で、日本的なメロディなど楽曲にその辺がすごく出ているなって感じる。ちりぽん(村山)はネオソウルとかブラックミュージックが好みのように、その辺の要素を活かしたベース演奏の格好いい音楽を作ってきます。(真田)徹はシンプルな楽曲が多いかな?。でも、自分の弾くギターの表情は一番格好良く出してくる。そういう曲たちへメロを乗っける作業を、私自身も楽しんでいます。

真田:誰がどんなに素晴らしい曲を持ってきても、メンバー全員が「心地好い音楽」と思わない限りは形にしないのもRAMMELLSの特色としてあること。

村山:そこは大事だからね。

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