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【コラム】phatmans after schoolの「ツキヨミ」は究極のラブソング!

2010年に結成された札幌出身のロックバンド“phatmans after school”誰もが抱える苦しみや葛藤をロマンティックに歌いあげた数々の楽曲でたくさんのリスナーを魅了してきた。そんな中でも代表曲と言えるのが2013年に発売された「ツキヨミ」だ。キャッチーで聴きやすい曲調でありながら、結ばれない恋愛を永遠に交わる事のない「月と太陽」に重ねモチーフにして描いた一曲。ただ切ないだけでなく、心温まるストーリーが描かれた究極のラブソングだ。

2017年12月17日


この記事の目次
  1. ・phatmans after schoolの「ツキヨミ」
  2. ・迷いながらそれでも生きる、という主人公の強い気持ち
  3. ・愛しい人への究極の愛のカタチを表現した楽曲「ツキヨミ」
  4. ・phatmans after school 最新情報
  5. ・リリース情報
  6. ・phatmans after school Profile

phatmans after schoolの「ツキヨミ」



「Hello hello 愛しい人
 時計の針を逆さまに
 夢に泣いて今日もまた僕は生きる」


この物語の幕開けになんともふさわしい印象的なサビの歌いだしだ。サビの最初「Hello hello」で引き込まれるようにツキヨミの世界観につれていかれる。

それだけでなく、もう二度と会えない恋人に毎回心の中で「Hello hello」と問いかけているようにも感じる。何度聴いても飽きないメロディーに、愛しい人への想いが溢れていた。

「おしゃべりが好き 聞くのはきらい
 食べることが好き 作るのはきらい
 そんなわがままが通じるのは 
 世界で僕だけと知っていたかい
 ひどく傷ついて帰る事もある
 誰にも言えずに一人で泣く
 そんな僕のこと救えるのは
 世界で君だけと知っていたかい」


身近な人にも重ねて考えられる歌詞だ。君のわがままを受け入れることができるのは、世界で僕しかいない。

同じように、誰にも言えず一人で泣いている僕を救えるのは君しかいない。もう結ばれることはないが“それでも君しかいない”というストレートな想いが描かれている。

「この涙は誰のものか
 君のためか 僕のためか
 からからになって それからまた
 誰かといたいと 思えるの」


誰のために泣いているのか分からないくらい、からからになるまで泣いていた。それでも一緒にいたいと思ってしまうのだ。

「Hello hello 愛しい人
 もしも勇者になれたなら
 世界を救って英雄になって
 君になにができただろう」


「Hello hello 愛しい人
 君の声を聞かせてよ
 夢の中でもう一度笑い合えたら
 君のための僕になる 瞼の裏側で」


もしも勇者になれたなら君のことを救うことができたかもしれない。それでも「僕」は「僕」でしかなくて、もう会うことはできないのだ。

せめて夢のなかで良いからもう一度会いたい。会えたら君のための僕になってずっと一緒にいたい。なんとも切ない表現だ。

迷いながらそれでも生きる、という主人公の強い気持ち


「泣きつかれて途方にくれて
 どうすればいいのなんてなんで
 忘れられず 今でもまだ
 迷っては生きている。」


この楽曲は切ない恋を描いているのに悲しい歌に聞こえない。その理由の1つとして「それでも生きる」という主人公の強い気持ちが表れているからだ。

どうしようもない状況でも迷いながら“生きる”ことしかできないのだ。

「Hello hello 愛しい人
 君の声を聞かせてよ
 死にたいのに 死ねないのは
 どうしてなんだろう」


本当は苦しくて死にたいのに死ねなかった。もう君に会えないのは分かっているのに、夢の中で探してしまう。

死んだらそこで終わってしまうが、生きていたら何かが変わるかもしれない。絶望の中でも希望を持っていたかったから、死ねなかったのだ。

「Hello 昨日 もういいよ 
 魔法使いにはなれないよ
 いきたい 行きたい 逝きたい イキタイ 生きたい」


胸が締め付けられる、この楽曲の一番の聴き所だ。「ツキヨミ」という月の神様でも、結局魔法使いにも勇者にもなれないことが分かってしまった。

そして「イキタイ」という言葉にたくさんの意味が込められている。会いに行きたいとも思っていて、会えないなら死にたい(逝きたい)とも思った。

それでもやっぱり君のいない世界でも生きたいと思ったのだ。

愛しい人への究極の愛のカタチを表現した楽曲「ツキヨミ」


「Hello hello
 愛しい人 昨日までの夢のこと
 魔法がとけたこの世界で 僕は君を探したよ

 Hello hello
 愛しい人 君の声を聞かせてよ
 夢のなかでもう一度 巡り会えたら
 僕の涙を渡すから 瞼の裏側で
 君の心1つだけ つれていくよ」


ツキヨミとは“月の神様”を意味している。ツキヨミ(月読)は太陽の神様と対照的に謎が多くあまり知られていない。

しかし夜にだけ現れる月は、どこか寂しそうでありながらも、美しく輝き暗闇を照らしている。月が太陽の光に照らされて輝いているように、もう会えない君を思う事が生きる力になっているのだ。

これからも精一杯生きて、魔法がとけた世界でも君のことを探す。愛しい人への究極の愛のカタチなのだろう。

TEXT:松原 千紘

phatmans after school 最新情報

リリース情報

2017/12/20
「キミノバアイハ」


今作のテーマは"君と僕"。"君"とは大切な人、"僕"とは過去の自分自身。両者へ向けられたメッセージが詰まっており、叙情的な世界観が伝わってくる作品だ。
また、前2作のミニアルバムでチャレンジしてきたアグレッシブなバンドサウンドを残しながらも、ヨシダタクミ(vo.)の本質と言える"歌"によりフォーカスすることで、過去最高にドラマチックな一枚となっている。

収録曲
1. 世界線YOUTH
2. 過去現在未来進行形
3. イトシキミヘ
4. 440Hz
5. エスニックガール
6. レイジーシンドローム
7. 未完成フューチャー
8. kakemeguru
9. 幻影少女
10. クリスマスタウン
11. sleep in good bye
12. アノニマス



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phatmans after school Profile

2010年結成、札幌出身の3人組バンド。作詞作曲を行うヨシダタクミが作り出す卓越したメロディーやグルーヴ、若者が抱える葛藤や大人への憂いを表明した歌詞は、新世代の世界観を代弁している。ギターロックをベースに、自由なバンドサウンドで全国の会場を沸かしている。2016年のワンマンツアー後にホンマアツシ(Dr.)が脱退、新たにサポートDr.を迎えて活動中。

※phatmans:「phat」とはアメリカ英語で使われるスラング。『かっこいい』と言う意味が有り、phatmansは「かっこいい男の子達」という造語となる。バンド名は「放課後に輝くかっこいい男の子達」という意味である。

■公式サイト
http://phatmansafterschool.com/

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