twinkle Xmas★出演者インタビュー
SAPPY
--まず、SAPPYについて教えてください。タルモト:う~ん。青春パンクやね(笑)
4人:えへへ(笑)
こたにゃん:コンポーザーの樽ちゃんの洋楽のUS・UKのロックバンド達がやってきたギターロックサウンドに、90年代のJ-POPのキラキラしたポップスの声を持ったさっぴが歌ったらどうなるかっていうのを掛け合わせたハイブリットミュージックをコンセプトにしています。だから、邦楽に寄ってる曲もあればめっちゃ洋楽に寄ってる曲もある。
タルモト:僕が意識してるのは、ちゃんと先人が積み上げてきた王道を理解してやるかみたいな部分です。僕らはミュージシャンなので音楽を作ってるんですけど、例えば、服のデザイナーならディオールとかイヴ・サンローランとか、昔の人がやってきたデザインを今風に解釈して。そこを知らずに2000年代のファッションを真似て作ってもそれは深くならないって思う。そう意味でちょっと優等生的な考え方がある。昔の音楽とか、いいとされているものを、ちゃんと通ってるかみたいな。僕らは通った上で新しいことをやりますよっていうのがすごくあります。
--流行りばかりではなく、音楽のルーツを意識して取り入れているんですね。
タルモト:はい。流行りっていうのは結局繰り返してるから。まったく新しいものが流行ってるわけじゃなくてちゃんと分析していったら、あの時代のあれが今こうなってるみたいな、そういう風に見えてくるものがあります。
--影響を受けたアーティストなどは?
タルモト:僕は、ストーン・ローゼスとか。そこら辺のシーンが全部好きなので、影響受けています。挙げるならストーン・ローゼスが一番ですね。でも、さっぴがボーカルなので、女性ボーカルのバンドも結構聴いてて…。相対性理論が結構ガチで好きですね(笑)というか、真部さんの作る音楽が好きです。
--なるほど。ありがとうございます。では、順番にいいですか。
さっぴ:はい、影響を受けたアーティストはYUKIさんです。JUDY AND MARYの楽曲を聴き過ぎて、影響受けてるなとは思いますね。もちろん相対性理論も。女性ボーカルのバンドをよく聴きます。
タルモト:結構まんまですよね(笑)
さっぴ:あ、でも、一番好きなのはきのこ帝国かも(笑)
タルモト:そうなんだ(笑)
--では、あけみさん。
タルモト:東京事変。はい終わり(笑)
あけみ:うん、東京事変(笑)ありがとう、合ってる(笑)それは一番好きなバンドなので。
タルモト:終わりでいいんですか(笑)
あけみ:あと、TRICERATOPSとUNCHAINも好きです(笑)
こたにゃん:僕は洋楽とかロック好きやけど、プログレが好きで、ドリーム・シアターかな。
--あ~、バンドマンからよく聞くんですよね、ドリーム・シアターって。
こたにゃん:ドラマーはめっちゃ多いかな。ドラムで歌うというか。例えばリードを叩くんじゃなくて、楽曲をドラムの展開で作ってくみたいなのがすごい好きで。派手だったり。あと俺めっちゃライブ中、立ち上がるんですけどそれドリーム・シアターの影響。結構もうどのアルバムのどの曲の何分のどれがとかいけるくらい、結構マニアックに好きですね。マイク・ポートノイっていうドラマーがすごい好きです。
大阪、難波のライブハウス#G8にて行われるイベント「twinkle Xmas★」の記事はこちら!→https://utaten.com/news/index/13923
--次に、仲のいいバンドを教えてください。
こたにゃん:SAPPYの歴史の中でも2017年はいろんなバンドと共演する機会が特に多かった。挙げるなら、一緒に夏ツアー回った大阪のEmu sickSと、福岡のabout a ROOM。企画に呼ぶバンドは関西にはいっぱいいるけど一緒にツアーを回るっていうバンドは今までいなかったので、仲のいいバンドと言えるかなと。
--その2組はどんなバンドですか?
こたにゃん:Emu sickSは(笑)、もうあの、社会にこき使われてるサラリーマンの音楽集団。
--(笑)もう1組は?
こたにゃん:about a ROOMは、福岡の情熱系のロックバンドです。地元で全国区のスターになろうっていう勢いがあってどんなにバンドが売れていっても福岡で全国区のバンドを迎え入れるし、みたいな。だから大阪のバンドと一緒に全国を回ってくれたし、仲良くしてるバンドです。
--2017年の夏と言えば、初の全国流通フルアルバム『ULTRA FUTURE』をリリースしましたね。
タルモト:過小評価されてます。
4人:(笑)
タルモト:ほんまにいいと思うんですけどね(笑)今までのSAPPYがやってきた音楽のひとつの集大成っていうか。今回、全国流通で発売のフルアルバムって初めてなので、SAPPYのベストを詰め込んでいます。いろんな要素が入ってて、初めに言ってた、ルーツみたいなものがわかる人は「おっ」て思うところもたくさんあると思うしそうじゃなくても個々の楽器のプレイであったり、さっぴの声やったり、聴きどころ満載、おなかいっぱいなアルバムです。聴けば音楽観が変わるかもしれない。
こたにゃん:女性ボーカルが好きな人はもちろん、洋楽、ギターロック、オルタナ好きな人も曲の随所随所にルーツがわかるようにはめてあるので、オマージュというか。だから入口が違っても、きっといろんな人にいいって思ってもらえるのかなと。多分スルっと聴ける。曲順にもめちゃくちゃこだわったので、10曲通して聴いて欲しいです。
--12月22日のイベント「twinkle Xmas★」に出演を決めていただきありがとうございます。ライブに対しての意気込みなどをお願いします。
タルモト:語弊があるけど、ライブハウスのイベントっていうより、イベンターさんが意図を持ってやってるイベントに出るのがすごい好き。企画っていうんかな(笑)一般の人にはわかりにくいかもしれないけど。主催者が考えて考えて作ってるから、そういうのに出るっていうのが光栄だなと思って。あと、女の子がたくさんいるので楽しみです(笑)
--あはは(笑)そうなんです、ありがとうございます。
タルモト:SAPPYは音楽的には真剣なところがあるんですけど、人間的にはみんな結構ちゃらんぽらんなんで(笑)硬派ではないので。パーティーみたいなのは全然好きだし、楽しみですよ。
さっぴ:クリスマスも近いですし。
タルモト:さっぴ、サンタのコスプレするならその日しかないからな。
--お願いします(笑)あけみさんはいかがですか?
あけみ:どうしよ。(沈黙)…緊張してきた(笑)えっと、何て言おう。一生懸命楽しく、盛り上げられるように頑張ります…。
こたにゃん:はーい。
タルモト:はーい。
こたにゃん:SAPPYは曲のことを言われることは多いけど、誰が書いてるんですかみたいな、歌詞に踏み込んでコメントをくれる人は少ない。だから、歌詞のメディアに今回協力してもらうイベントっていうのに興味があって、その切り口からSAPPYを触れてもらうっていうのが特に楽しみ。俺、クリスマスの次の日が誕生日なので、クリスマスはまあ置いといて…(笑)新しいメディアと協力してSAPPYの音楽が発信できるっていうのが楽しみですね。頑張ります。
--ありがとうございます。では最後に、新しいプロジェクトを行うとのことで、そちらの告知をお願いします。
さっぴ:ライブなどでは既にお伝えしてるんですけど、来年新しいアルバムを出します。収録曲全部のミュージックビデオを作りたいなと。もちろん大きなことなので皆さんのお力を貸していただきたいなと考えました。それをクラウドファンディングっていうシステムでやるんですけど、協力していただいた方にお返しがあるので募金じゃなく支援ですね。「アルバム全曲のミュージックビデオを作る」っていうSAPPYのひとつの夢。その先でもっとSAPPYの音楽が広まったら嬉しく思います。
(※クラウドファンディング開始は来年)
タルモト:今、クラウドファンディングのリターン案を募集中です。SAPPYを応援してくれる人を、ぜひお待ちしております!