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失恋ソングなのにどこか可愛い??「地獄で会いたい/みるきーうぇい」

大阪発、大人になるのを辞めたバンド「みるきーうぇい」。いじめのことを歌った「カセットテープとカッターナイフ」が話題を呼び、アーバンギャルド主催の「鬱フェス」への出演やモーモールルギャバンと対バンを行うなど、今注目を集めている若手バンドだ。

公開日:2018年1月1日 更新日:2018年1月4日


この記事の目次 []
  1. ・みるきーうぇいの「地獄で会いたい」
  2. ・常識的な幸せとは真逆のワードがアクセントに
  3. ・伊集院香織の失恋体験から生まれた切なく可愛いラブソング
ボーカル伊集院香織の独特で突き刺さるような歌声と、キャッチーで聴きやすいサウンドで唯一無二の楽曲達を生み出している。絶望を歌っているはずだが、どこか共感できて前向きな気持ちになれる。

そんなみるきーうぇいの楽曲の中でも、リスナーを魅了している失恋ソングが「地獄で会いたい」だ。

ただ“会いたい”と願う王道失恋ソングとは違い“地獄で会いたい”と歌っているところがみるきーうぇいらしい一曲だ。



みるきーうぇいの「地獄で会いたい」



「僕の好きなシドとナンシーの映画みたいに
 最後に僕ら 胸を刺しあった
 天国へ2人で行くことはもうできない
 できないの」


この曲は伊集院香織の失恋後に実体験をもとに作られた曲である。

好きな映画を用いて失恋の辛さや、理想の関係を表現しているが、2人の結末はハッピーエンドでは無かった。

“天国に2人で行くことはできない”とは生きている間はもう一緒に過ごすことができないというも悲しい歌詞である。

天国とは幸せの代名詞であり、2人ではもう幸せになれないということだ。しかし良い意味で未練や女々しさを感じさせない。

スピード感のあるMVも悪魔の結婚式のようで、“失恋”を乗り越えて吹っ切れたような強さが伝わる。

常識的な幸せとは真逆のワードがアクセントに

「百年後 地獄で会いたい
 真っ黒なウエディングドレス来て
 結婚式がしたい
 百年後 地獄で会いたい
 真っ黒な花束抱えたまま
 血の味のキスがしたいの」


そして、上手く行かずに誰からも祝福されなかった2人の100年後の再会にふさわしい場所が地獄なのだ。

もしもう一度会えるならば、世間が決めた天国のような “幸せ”は訪れなくていいから、地獄でひっそりと愛し合いたい。

“真っ黒なウエディングドレス” や“真っ黒な花束”など、常識的な幸せとは真反対のワードが楽曲の世界観を華やかに彩っている。

終わりを迎えてしまった2人だが、日々の中で2人なりの幸せもたくさんあったのだろう。

だからこそ“真っ黒”なものに囲まれて辛さや不満も分かち合ったような “血の味”のキスがしたいと願ってしまうのだ。

伊集院香織の失恋体験から生まれた切なく可愛いラブソング

「ヴァンパイアとゾンビねえ
 呪いをかけて 二人が
 二度と 離れない呪いを」


そして天国や地獄というものは死後の世界であり、永遠に存在するものだと考えられている。

そんな場所でもう一度会えたならば二人がもう離れないように呪いをかけてほしい。

「魔法」ではなく「呪い」というのも地獄の罪深さを感じさせる。

また「君と一緒に入れるなら永遠に地獄にいていい」というメッセージでもあるのだろう。

生きている間は一緒にいれないからこそ、生まれ変わった時は永遠に地獄で一緒にいたいという想いが何とも可愛らしい失恋ソングなのだ。

TEXT:松原千紘

#アッパー系メンヘラ、伊集院香織による一人バンドプロジェクト「みるきーうぇい」。 本人の実体験から生み出される痛々しい魂の叫びが同じような経験のある若い世代を中心に絶大な支持を受けている。 自身が体験した”いじめ”を題材にした MV「カセットテープとカッターナイフ」がSNS を通じ···

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