2月28日にリリースした1stアルバム『ONE HEART』は、デビューした2016年7月26日からのシングル5曲に加えて、新7曲を収録。UNIONEの名刺代わりと言っても過言ではない渾身の一枚に仕上がった。今作についてメンバーのJINは「今後のUNIONEがもっと楽しみになっていくような、そんな期待感のたくさん詰まったアルバムになっている」と想いを述べている。今回UtaTenでは、新作『ONE HEART』やUNIONEの始まりについて5人に話を伺った。
UNIONE(ユニオネ)について
──UNIONEさんはUtaTen初登場となりますので、お一人ずつ自己紹介とアピールポイントを教えてください。
ISSY: ISSYです、よろしくお願いします。僕のアピールポイントはライブパフォーマンスですね。動きとか立ち振る舞いとか、パワフルでグルーヴあるパフォーマンスをおこなっています。あと何をするかわからないという、その場の雰囲気で動くパフォーマンスっていうのも僕のアピールポイントかなと思います。
──ありがとうございます。最近ハマっていることとかはありますか?
ISSY:最近ハマってることですか!?ハマってること……、趣味は乗り物でして。
YUUKI:バイクって言えよ(笑)。
ISSY:バイクです。色んなところに1人で行くのが結構好きで。最近ハマってることが、夜景を探しに行くことですね。で、それを見ながら一人で黄昏て、「明日も頑張ろう」って思えるんです。
──結構ロマンチックなんですね。(笑)
ISSY:結構ロマンチックだと思っています、自分の中では。夜景とか星空がすごい好きで。いつか素敵な女性が現れたら一緒に連れて行きたいなと思っています。
──なにかオススメの夜景スポットっていうのはあるんですか?
ISSY:オススメの夜景スポットですか。今はですね、山梨の山中湖が良いです。夜に行くと冬の空気がすごい透き通ってて、そして星がすごくキレイなんですよね。オリオン座とか見えたりとか。あとは月の光が水に照らし出されて、その情景がすごいキレイ、っていう……。よかったらぜひ行ってみて下さい。
──ありがとうございます。(笑)
YUUKI: YUUKIです。僕はグループの中で最年少で、明るさとか元気な所がスパイスになってるんじゃないかなと。ステージ上でのお客さんとのコミュニケーションのとり方とかも、ちょっと明るくするのが得意といいますか、それが自分の立ち位置というか、できるところだと思うので。それは……、なんて言うんですか?魅力じゃねーな……。(笑)アピールポイントです!
──素敵なアピールポイントですね。ちなみに、YUUKIさんは何か今夢中になっていることとかはあるんですか?
YUUKI:僕は幼稚園から高校3年生までずーっとサッカーをやっていまして、もうサッカー選手になると思ってやっているぐらい好きなんです。だけど最近フットサルを始めて、そのフットサルがすごい楽しくなってしまい…。まあもうずっと運動していなかったので、足つったりすぐバテちゃったりして悔しかったので、もう、ちょっと本格的にジムにも通いフットサルを極めていけるぐらい、趣味と特技両方が「フットサルだよ!」「サッカーだよ!」って言えるように頑張りたいです。
──一番体力に自信があるメンバーさんはYUUKIさんなんですか?
YUUKI:体……?そう……でありたい(笑)頑張りたいですね。でも、めっちゃ動いてますし、汗もかいてますけど。汗かいたり動いたりするの好きなので!はい、頑張ります。(笑)
JIN: JINです。アピールポイントは歌う部分だったりパフォーマンスの部分だったりで、5人をまとめて引っ張って行けるような存在が僕かなって思っています。幼い時からニュージーランドとか韓国とか色んなところで生活してきたんで、そういう色んな経験とか音楽性があるからこそ、自分の歌も深みがあるのかなって思っています。
──JINさんはロックバンドのELLEGARDENさんがお好きだと伺いました。
JIN:そうですね。ELLEGARDENさんは僕が音楽をしたいと思って、海外に行く勇気をくれた人というか。英語を流暢に歌うバンドさんなんで、「ああ、英語覚えたいな、英語歌いたいな」とELLEGARDENさんの曲を聴いて思って。そっからもう2週間ぐらいですぐ留学を決めて飛び出しましたし、僕が音楽をすることになった最大のきっかけの方ですね。
──じゃあ、かなり人生を変えてくれたバンドさんでもあるんですね。
JIN:そうですね、出会いが大きかったですね。
──ライブとかには行かれたりするんですか?
JIN:実はELLEGARDENさんのライブ自体は行ったことがなくて、でもう活動休止しちゃってて。今the HIATUSさんとかMONOEYESさんになってからもまだライブ行けていないんです。僕らも週末はライブのことがほとんどなので、時間ができたら是非行きたいと思っています。
──ありがとうございます。
SAM: SAMです。僕出身がフィリピンで途中から日本に来たんですけど、フィリピンの音楽だったり、あとフィリピンってもう第2公用語が英語なので洋楽だったり、日本に来てからはJ-POPをすごく聴いたので、3カ国の音楽を融合した歌を歌っています。すごく気まぐれで、いつもメンバーを困らせてばっかりいるんですけど、勝負するときは勝負できるぐらい、勝負強いと思います。(笑)
──結構負けず嫌いだったりするんですか?
SAM:こう見えて結構負けず嫌いです。
JIN:こう見えて?(笑)
──ありがとうございます。
YUTA: YUTAです。アピールポイントは日本人ならではの真っ直ぐな優しい歌声かなと思います。ただもうSAMを筆頭にすごい個性が強いメンバーなので、最年長の僕が間に入ってグループのバランスをとりながら全体を見ている役なのかなっていうふうに思います。趣味が料理と写真、カメラが好きで。休みの日はカメラ持って一人で出かけたりもしますし。最近はもう自炊をずーっとしていて、料理もずーっとやっています。
──得意料理は何ですか?
YUTA:わりとなんでも作るんですけど、最近は圧力鍋を使って時短でおいしい煮物作ったりだとか、あとご飯も圧力鍋で炊いてみたりだとかっていうのをしています。
──メンバーの皆さんになにか作ってあげたりとかはしないんですか?
YUTA:ミュージックビデオの中で、実際に料理をしてみんなで食べるっていうのをやったことがあって。そのときはパスタを2種類作ったんですけど、メンバーがすごい好き嫌いが多くて。最初一種類の予定だったんですけど「俺はあれ食えないこれ食えない」が始まりまして、急遽2種類作ってみんなに食べてもらいました。
JIN:全体を見ていますね。
YUUKI:めっちゃうまいです。ホントに。
──ちなみに、なにがお好きなんですか?
YUUKI:パスタをそのとき作ってくれたんですけど、もうめっちゃ美味かったんですよ。でもYUTAくんずるいのは、自分で料理を作って、自分で写真を撮ってSNSに載せられるんで、それがもう羨ましいです。(笑)
SAM:でも載せないんですよね、全然。
YUTA:たまに載せます。
──じゃあもうちょっとプッシュしていただいて!
SAM:もっとプッシュしてほしいです。美味しいんで。
──ぜひお願いします。(笑)話が変わりますが、カラオケ店でJINさんとSAMさんとYUTAさんが歌っていた声が外にもれていて、そこでスカウトされたのが始まりですよね。そのときの心境から教えてもらってもいいですか?
JIN:とりあえず、「この人は誰だろう」っていう。
(一同笑)
SAM:いきなり入ってきたので…。
JIN:カラオケをしていて、人が入ってきて、「歌を聴きたい」って言われることってあんまりないと思うんで。僕たちもちょっと最初は怪しいなと思っていたんですけど、すごい「何曲も聴きたい」って言って下さって、で10曲か20曲ぐらい歌ったんですけど、僕たちが歌い終わったあとに名刺をいただいて。で「後日連絡するから」って言われたんです。僕らも名刺をいただいたとき、まだ全然信用してなかったんですよ。「本当にこれ大丈夫なのかな?」みたいな。怪しいなって思ってたんですけど、後日ちゃんと連絡が来て、UNIONEのプロジェクトが始まって今に至るので。当初はすごいびっくりしましたし、まだ信用できない気持ちもあったんですけど、今は本当に運命的な出会いだったなって思います。
──3人が歌っていたところなんですよね?
JIN:そうです。僕ら3人が歌っているときに。みんな本当に仲良くて、いつもカラオケしたりする仲間だったんですけど、その時はたまたま3人で歌っていて。で、そのあとに他に推薦したいメンバーがいるみたいな話があって、ISSY、そしてYUUKIくんをメンバーに入れたっていう形なんですけど。
──SAMさんはそのときどう思いました?
SAM:自分はずーっとソロで活動していたんですけど、本当に何度もオーディションを受けたりして何度も夢が叶わなかったりっていう状態で。年齢的にも、その時大学に通っていたんですけど、もうみんな就活を始めていた時期で結構もうどうしよう?でも歌やりたいしって悩んでいた時期だったんです。なのでスカウトされたときは、本当に救われた感じがしました。だけどやっぱり半分諦めていたので、そういった状態からまた歌に引き戻されたっていうか、そんな印象がありました。当時は。
──SAMさんはそのとき何の曲を歌われていたんですか?
SAM:僕は先程言ったように洋楽がすごく好きなので、そのとき歌っていたのは渡辺直美さんがモノマネしているビヨンセさんの曲だったりとか、それを男性のキーにして、男性がビヨンセを歌うみたいなのを本気で歌っていました。(笑)
──結構キーとかきついですよね。
SAM:そうですね、男性のキーに下げても高いので。でも、たぶん今オーディションされているんだろうなっていう自覚は何曲目かで気づいたので、その頃には本気で頑張って歌っていました。
──そうだったんですね。ありがとうございます。YUTAさんはどうでした?
YUTA:最初社長が入って来られて、で一番最後にお名刺をいただいたので、どんな人なのかまったくわからない状態で。「あれを歌え、これを歌え」っていうのがすごい始まって。いや俺もう、ただ単にめっちゃ歌が好きな普通の人だと思ってて(笑)。僕らもみんな歌うの好きだし……
SAM:誰かが聴いてくれるっていうのも嬉しい。
YUTA:それに対して反応してくれるってすごく嬉しいんで、すごい気持ちよく歌っていて。でもなんか途中から社長さんも真剣な顔になってきて、それこそ本当に「あれ、これなんか試されてる?」みたいなのがなんとなくあって。ソロで歌ったり、じゃあ今度は3人で歌ってみてとかこの組み合わせで歌ってみてとかっていうのが、もう思いっきりこれオーディションじゃん!みたいな。(笑)それで最後にお名刺をいただいたので、ああ、そういうことだったんだって。で、東京出てきて2年目なのかな?「スカウトされる」っていうのが、僕初めてだったので、ああ、これが東京か!みたいな。(笑)東京やっぱすごいな。こんなこと僕の地元だったらもう考えられないことなんで。東京出てきてよかったーって思いましたね。
──カラオケでスカウトってないですよね。
YUTA:そうですね、でもそのときはまさかここまで、こんなことになるなんていうのはまったく思わなかったですけど。でも徐々に徐々に、次の週にまた会う機会があったりだとか、いろんな話がどんどん進んでいって、どんどん実感が増していった感じですね。
──ありがとうございます。それを受けてYUUKIさんとISSYさんはどんなふうに受け止めましたか?
YUUKI:「マジか!」と。「やるじゃん!」みたいな。でもそうやって後から、いなかったのにも関わらず声をかけてくれて一緒に今歌えているので、そのときに3人がその場所で歌っていなかったら今はないので3人にも感謝ですし、その分入ったからにはやらねば!っていう気持ちです。
ISSY:お話をいただいたときに僕らは、その現場にはいないじゃないですか。もっと「マジか!」だったと思うんですよ。本当に。で、色々調べたりとかして「これ本当なのかなー」とか思いつつ。本当に誘ってくれた感謝をしなきゃいけないっていうのもあるんですけど、僕も歌をやろうかやめようか悩んでいた時期だったので、これが最後のチャンスだと思ってみんなを信じて、ここからいちから歌を頑張ろう!っていうタイミングだったので。本当にその出会いが僕にとっても運命だったなって思いますし、そのおかげで今があるので、この3人にも、事務所にも感謝しています。