元々5人は仲良し?
──ありがとうございます。元々5人は仲良しだったんですか?JIN:そうですね、結成する前から元々個々で別々の音楽活動をしていたんですけど、東京で同じイベントで出会ってみんな仲良くなって、一緒にご飯食べに行ったりとかカラオケしたりするような。本当にカラオケが好きなんですよ僕たち。今でもライブの後行きますし。仕事の間でもカラオケ行くぐらいカラオケ好きなんですけど、そういう、よくカラオケするメンバーみたいな感じで、元々すごい仲はよかったですね。だから、ケンカも凄いします。
──そうなんですか!?(笑)
ISSY:めちゃめちゃします。
──別れたりしないんですか?血液型とかチームで……
YUUKI:あー、派閥みたいなのはないですね。
SAM:そのときの気分です。基本5人で動いているんですけど、例えば今日はYUUKIと一緒にいたいなっていうときはYUUKIと一緒にいるし、今日はJINくんといたいなっていうときは、自然となんかなってます。派閥はないです。
YUUKI:なんかもう本当に毎日一緒にいるんで、家族みたいです。UNIONEっていう苗字の。
YUUKI:そう。そのぐらいいい意味で当たり前に一緒にいます。YUTAくんとかSAMくんとかよくケンカしてるんですけど、もう10秒後ぐらいに仲直りしてるときとかもあるし。根に持たないグループ。やっぱり家族もそうじゃないですか。結構ケンカしても「結局家族だし」みたいな。それに近い感じがしますね。
ISSY:この先もたぶんこのメンバーとはずっと付き合っていくんだろうなっていう、切っても切れない縁みたいなのはあると思うんですよ。だからくだらないことでもケンカしますし、本当に家族みたいな感じだなっていうのは感じますね。
──一番の末っ子的存在は、SAMさんとYUUKIさんではないんですか?
SAM:まあそうだと思うんですけど、でもYUUKIが入ってくれたことによって、僕のが年齢的には年上だし「ちゃんとしっかりしよう」っていう気持ちはすごい芽生えているので、たぶんYUUKIが一番末っ子なんじゃないかなって思っています。
YUUKI:僕が一番最後に入ったんですけど、入る前のSAMちゃんを知らないからね。
SAM:入る前はもうすごいヤバかったと思うので。もう人として、色んなメンバーに迷惑をかけてたので。本当にYUUKIが入ってくれたことによって、自分を改めて見直すことができたなっていうのはあります。
JIN:全然見直せてないですけどね。
(一同笑)
SAM:見直し中です。(笑)
ファーストアルバム『ONE HEART』
──ファーストアルバム『ONE HEART』が2月28日にリリースされます。今作は、UNIONEさんというグループがはっきりとわかる名刺代わりのアルバムだと思いました。まず発売される心境からお一人ずつお伺いしてもいいですか?
YUTA:そうですね、アルバムまでにまずシングル5枚出せたっていうのが本当にありがたいことで。そのシングル5枚がすべて収録されたアルバムなんで、自分たちのことなんですけど、なんかファーストアルバムからすごい豪華なアルバムになったなっていうふうに感じています。僕自身すごく、UNIONEのアルバムずっとほしいなって自分で思ってたんですよ。(笑)それがやっと実現できてすごく嬉しいのと、表題曲プラスで新曲が7曲収録されるんですけど、その新曲もUNIONEらしい曲もあれば今までになかった新しいUNIONEを感じさせるような曲もあって、自分たちで聴いていてもこれからのライブだったり活動がすごい楽しみになるような、そんな一枚に仕上がったなって思います。
──一番YUTAさんが歌い方として気に入っている楽曲はありますか?
YUTA:えー、なんだろう!?『パッサボーラ!』ですかね。メンバーの名前が歌詞に入っているフレーズがあるんですけど、そこで僕は自分の中で一番高い声を出してる。それがこの曲の中では結構目立つアピールポイントになっているので、そこが聴きどころかなと思います。
──ありがとうございます。SAMさん、お願いします。
SAM:僕たちのこのアルバムは、僕が勝手に思っているだけなんですけど、デビューシングルの『One Sided Love』からこの前出した『ロンディ』までの5曲が入って、更に新曲が7曲入っているので、ベストアルバムとオリジナルアルバムが融合したようなアルバムになっていて。本当にお得っていうか、UNIONEの音楽がすごい凝縮されていて、これ1枚あったら僕たちの結構中の中まで知ることができるような、そんなアルバムになっているんじゃないかなってすごく思います。
──一番SAMさんが、歌い方として気に入っている楽曲はありますか?
SAM:そうですね、もう本当全部好きなんですけど、うーん、(JINに)なに言いたい?
ISSY:(笑)
JIN:なんでもいいよ。てか俺もね、ひとつって言われたらちょっと難しいな。
SAM:そうそうそう、3曲ぐらいあるんですけど。まあ『One Sided Love』はデビューシングルだし、でも『ロンディ』も言ったし……。
YUUKI:新しいのなら『Dramatic!!』じゃない?
SAM:うーん…いや、『ロンディ』で。この曲は本当に僕たちに新しい光を持ってきてくれたというか、これからのUNIONEの道を切り開いてくれるような音楽に出会ったので。この曲は自分もパートを結構歌わさせていただいているので、いつも真剣に心を込めて歌っている曲だなって思います。
──すごい聴かせ曲ですよね。染みます。ありがとうございます。ではJINさんお願いします。
JIN:UNIONEにとって初めてのアルバムってことで。でも気持ち的には僕たち、正直メジャーテビューシングルのときからずっと、なにが収録されるかは決まるまで何曲も何曲もレコーディングをしていて。例えば一つのシングルを作るのに2、30曲レコーディングをして、その中からこの曲が良いんじゃないか、この曲が良いんじゃないかっていう話し合いを重ねて決めてきたので、毎回ちょっとアルバムを作るぐらいの気持ちで挑んでいた部分はあったんですよ。だから特別アルバムになったからっていう準備はなかったし、気持ち的にもすごい違った気持ちっていうものではないんですけど。ただやっぱり、結成して今2年ぐらいになるんですけど、僕たちが歩んできた軌跡というか、これまでの「UNIONEはこんな感じなんだよ」っていう集大成みたいなのもアルバムの中にもありつつ、僕たちはまだまだ色んな可能性がある、色んなルーツがあって色んな可能性があって色んな伸びしろがあるグループだと自分でも思っているので、そういうものが新しく追加される7曲の中にも入ってて。今後のUNIONEがもっと楽しみになっていくような、そんな期待感のたくさん詰まったアルバムになっているんじゃないかなと思いますね。
──一番JINさんが、歌い方として気に入っている楽曲はありますか?
JIN:僕は正直本当に全部に思い入れもあるし、みんなそうだと思うけど曲によって最大限の表現をして歌っているので、これっていうのは決められないんですけど。ただみんなの言うやつとかのバランスを考えて、4曲目の『朝が来るたび』。この曲はまだ、ライブパフォーマンスをしたことない曲なんですよね。一番最初にサビから始まるんですけど、そのサビの頭を僕が歌っていて、朝が来て君との……
SAM:一日が始まる。
JIN:そう、一日が始まっていくっていう雰囲気をすごく歌で表現できたかなっていうのは今思いましたね。
──歌い方とかっていうのは曲ごとに変えたりしていますか?
JIN:あ、すごく。僕は特に変えてると思います。
──『朝が来るたび』のときはどういった気持ちや表現で挑まれたのでしょうか。
JIN:やっぱりフレッシュさというか。色んな経験を積み重ねた30代40代の人が歌っているような曲ではないので。今自分が初めて恋をしていて、朝が来るたびにその人のことを考えて幸せな気持ちになれているイメージをして歌ったりだとか。暗い曲や切ない曲だと、僕は結構レコーディング室の電気を全部消して真っ暗な状態で歌ったりするんですけど、色々本当に試行錯誤しながら、曲によって感情を込めて歌っています。
──暗くすることによって、落ち着いた感じで歌えるようになるっていうこともありますか。
JIN:それよりも、自分の今向き合っている気持ちに集中できるというか。例えば本当に夜中になにも見えない状況で切ない気持ちを囁いているように歌うのには、僕は真っ暗にしてる方が適してるんです。本当に人によると思うんですけどね。あんまみんなに言わないですけど、電気消したりしてます。(笑)
SAM:僕もあれですよ、電気は消さないですけど、ずっと目つぶってるんで。真っ暗で。
(一同笑)
JIN:そりゃそうだよ。
YUUKI:アップチューンもでしょ?
SAM:アップチューンもずーっと目つぶって歌ってる。
──珍しいやり方で歌われていますね。
YUUKI:確かに。
JIN:僕らは特に歌で表現していく5人組だと思うので、レコーディングっていうのは僕たちにとってはかなり大きな見せ場というか、一番頑張らないといけないところだと思うので。やれることを色々試したりしているし、たぶんみんなそれぞれ自分なりに色んな表現の仕方を試行錯誤しながら頑張っていると思います。
──ありがとうございます。YUUKIさん、お願いします。
YUUKI:この『ONE HEART』は僕たちにとって初めてのアルバムですけど、UNIONEの既存のファンの方も、初めてこのアルバムを手にしてUNIONEを聴く人も、両方とも楽しめる1枚だと思っていて。初めて聴く人は全部新曲だと思うんですけど、既存の人はまず新曲が7曲もあるというところでライブへの期待感も増してくれると思うし、曲の振れ幅がすごすぎる。めっちゃ笑顔ではっちゃけて結構ふざけているような曲もあれば、『ロンディ』のようなパワーバラードで超二枚目で歌ってる曲もありますし。引き出しが多いUNIONEっていう部分を出せていますけど、もちろんここが終わりじゃなくてまだまだいっぱいあるので、出せる引き出しが。もっと聴きたいと思わせる一枚になっているなっていう気がするので。ファーストアルバムにしてはもう、この上ないちょうど良さと……
SAM:期待。
YUUKI:期待感、あふれる一枚だなっていう感じがしますね。
──では、そんなYUUKIさんが自分の中で見せ場となった楽曲を教えてもらえますか?
YUUKI:そうですね、見せ場ですよね?11曲目の『Between Us』は僕たちにとって、実は一番最初にもらったオリジナル曲で、やっとアルバムの中に収録することができたんですけど。僕が歌い出しを歌っていたりもしています。歌うところに関して一番意識したところは、歌詞が伝わるように。5人の出会いから、これから未来に向かっていく希望の歌でもあるので、そういうのが聴く人に、「UNIONEってこういうふうに出会って、こういう気持ちで歌っているんだな」っていうのが伝わればなという意味も込め、『Between Us』は一番、色んな年月を経てこうやってレコーディングして収録できたので。僕は気持ちを込めて歌っているかもしれないです。
──ISSYさん、お願いします。
ISSY:このアルバムを出すことによって、気持ち的には嬉しい気持ちがいっぱいなんですけど。本当にUNIONEっていうものがわかる一枚になっているなって思いますし、僕たちにとっても今回のアルバムの新曲7曲や挑戦するものが結構多かった曲が多いと思うので、そういうのも聴きどころなのかなって。初めて聴く人もそうですし、既存のファンの方たちもそうですけど、本当に楽しめる一枚だなという。すごい楽しみです。
──ISSYさんの一番の見せ場となる楽曲を教えてもらえますか?
ISSY:1曲目の『Dramatic!!』。さっき「挑戦」って言ったんですけど、僕は今までにはない出し方とかもしたりして、ニュアンスのつけ方とかに挑戦しました。結構気合い入れて歌った1曲でしたね。
──この曲は後から掛け声をされている楽曲ですよね。歌い分けっていうのは結構されているんですか?
YUUKI:そうですね、結構振り分けられてるね。
SAM:基本英語の「It's party!」とか「It's showtime!」とか言ってるのは僕なんです。結構みんなは、前回出した『ロンディ』に比べたらすごく新しい歌い方だったり、ちがうキャラクターになって歌っている感じはあります。このアルバムの1曲目に持ってきた理由が、これからこのアルバムのショータイムが始まるんだよっていう意味を込めて1曲目になったんじゃないかなって。
JIN:僕この5人の中だったら落ち着いてるタイプだと思うんですけど。結構ちゃんと聴くと、めっちゃ奇声発してたり。イィー!!とかやってるんですよ。
YUUKI:新しいよね。
JIN:そう。で、まだファンは聴いてないんですけど、ファンの人が聴いたらびっくりすると思う。「え、これJINくんだったの!?」みたいな。
SAM:びっくりすると思います。
YUUKI:でもなんか、その曲が1曲目にあるっていうのが、既存のファンも「えっ!?うわー、でもめっちゃいいじゃん!」みたいな……
ISSY:聴きたくなるよね。
YUUKI:自信もあるので。初めて聴いた方もファンの方も、1曲目にこれがくることでより次が引き立つというか。しかもISSYも色々新しいしね。
ISSY:まあそういった意味も込めて、『Dramatic!!』は僕の推し曲です。