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▲Gacharic Spinが衝撃のジェネレーションギャップトーク!【インタビュー】
3rdアルバム「G-litter」はキラキラしている
──お久しぶりです。よろしくお願いします。4月11日にメジャー3rdアルバム「G-litter」がリリースされますが、このアルバムはGacharic Spinにとってどういう位置づけになりますか?
F チョッパー KOGA(以下:チョッパー):もう1年半ぶりのアルバムになるんです。そしてGacharic Spinは来年で10周年になるんですけど…
オレオレオナ:おめでとうございます!(唐突に入ってくる)
──お、おめでとうございます。
オレオレオナ:ありがとうございます!
チョッパー:(笑)その10周年にむけて、今のGacharic Spinを詰め込められたかなと思います。今までのGacharic Spinの歴史も詰まってるし、これからもっともっと知ってもらいたいっていう思いも詰まったアルバムになりました。今までとこれからのアルバムっていう位置づけです。
──それはこのアルバムの中で、なにか次を感じさせることがあるんですね。新しいことに挑戦しているとか?
チョッパー:そうですね、パフォーマーのまいがギターに挑戦したり、ラップを歌ったり。パートが増える、1人何役みたいなのが増えました。
──アルバムタイトルが「G-litter」、いわゆるキラキラ感のGLITTERとは綴りがちがいますが、どういった意味を込められていますか?
オレオレオナ:グリッターは「キラキラしたい」っていう意味ももちろんありますし、このGが大文字になっているのはGacharic SpinのGとかけていて。聴いている人もだし、楽曲の一つ一つ、あと私たち全部がキラキラしたいなっていう思いが詰まったタイトルになっています。
──今日のオレオさんの格好は、十分キラキラされていると思います(笑)
チョッパー:(笑)
オレオレオナ:本当ですか?(笑)
好き勝手にした「ジェネレーションギャップ」MV
ジェネレーションギャップ Music Video
──ええ、ランチはハンバーガーにしたくなるくらいです。キラキラといえば、「ジェネレーションギャップ」のMusic Videoはすごいですよね。もう、キラキラしてるわ、好き勝手やってるわで。
オレオレオナ:ああ~!(笑)いやもう本当その通り、好き勝手やってます。
チョッパー:「ジェネレーションギャップ」も「G-litter」には収録してます。それにあれは総勢13人のメンバーがいるんです。
オレオレオナ:そうですね。全部メンバーで、後ろの楽器隊も。
──はい。迫力と世界観がすごいですよね。米米CLUBを思い出してしまいました。笑)
チョッパー:あっ、それうれしい!
オレオレオナ:うれしいです!
チョッパー:表向きにはそんなに言ってないんですけど、自分たちの中では米米CLUBさんみたいな、面白いけどまじめな曲があったり、エンターテイメントだったりダンサーがいたりとか、楽曲もライブもショーっていうのを意識しているので、「米米CLUBみたい」ってふうに言われるのはすごくうれしいです。
──それは安心しました。Music Videoを見ていて、楽曲の途中でコーナーもあって楽しめるし、3人娘のコーラスとホーンセクションのレトロ感が心地よかったりと、すごく色んな見せ方を工夫されていますものね。
オレオレオナ:すごく楽しみながらね、キャッキャしながら作っていきました。
Gacharic Spinは追い詰められる宿命?
──では、アルバム「G-litter」の話にもどりまして、もうレコーディングは終えられたんですか?
チョッパー:今日終わります。
オレオレオナ:今日歌を録って終わりです。
──そうなんですね。あと少しで出来上がるんですね!なにかアルバム制作中のエピソードがあれば教えてください。
チョッパー:いつもなんですけど、私たちに制作期間というものはなくて。いつもライブをやりながら、ツアーをやりながら制作っていうのがほとんどなんですね。それが今回は本当にドンピシャに被りました。
──そうですね、2月からツアーされていますもんね。
チョッパー:もちろんその前から制作もしているし、レコーディングが始まっていた曲も何曲かあるし。録り終えているものもあったんですけど。結構ギリギリまで粘って、曲をどうするか?までやっていたんで、本当にツアーとモロ被りでレコーディングだったり歌詞作りとかがあって。結構……パツパツでした。(笑)過去最高だよね。
オレオレオナ:そうね、いつも結構パツパツなんですけど。でもそれを超えてた。ただ、そのパツパツ感もよかったのかな、結果。
チョッパー:もうやるしかないって。
オレオレオナ:一丸となった感じはすごいしました。
──どうして、そんな被る時期にされるんでしょう?
オレオレオナ:えっと、それは……私たちも……
チョッパー:ちょっと私たちもわからない。(笑)
──あえて追い込んでいるわけではなくて?
チョッパー:ないない!ないです!
オレオレオナ:気づいたら……
チョッパー:追い込まれてる。(笑)過去にもありました。海外公演が結構多いバンドなんですけど、海外に行く飛行機の中でデータのやりとりしたり、現地のホテルで仮歌録ったりとか。それぐらいギリギリまでやってるときもあったんです。それを更に今回は超えたなっていう。(笑)
──すごいハードな中で生まれたアルバムなんですね。それはもうキラキラしてもらわないと。
オレオレオナ:いや~。してます。(笑)
チョッパー:キラキラゴリゴリしてます。
生きている中でうんちと叫ぶ喜び
うんうんうんちくんMusic Video
──そして、いま話題になりつつある、やついいちろうさん作詞の「うんうんうんちくん」なんですけど、これいいなと思ってます、僕は。男子なんで。(笑)先に歌詞ができていたんですよね。どんな思い出作られたんですか?
オレオレオナ:「うたのじかん」というアニマックスの子供向け番組で、子供がお母さんと一緒に聴くというのを聞いていたので、一緒に子供も歌える、でも「うん、うん、うんちくん」ていう歌詞が生きるメロディーをみんなで練っていって、すごくかわいい曲になったので。あと、うんちってこんなにいっぱい言えるの、うれしかったです。私女の子ですけど!
チョッパー:しかもハンバーガーの衣装着てね。(笑)
オレオレオナ:(笑)たしかに。でもレコーディングのとき、色んなうんちの……
チョッパー:言い方?
オレオレオナ:「うん、うん、うんち……」、「うんち」っていう言葉にもやっぱり愛情を込めて。生きている中でこんなにいっぱいうんちって言えてうれしかったですね。
チョッパー:それCDに入っちゃったからね、しかもね。
──それがずっと楽しく聴いてもらえるのはいいですよね。
オレオレオナ:うん、そう。お母さんとか。友達とかもママとかいるんで、子供に歌ってって言って。
──うちに4歳の男の子がいるんですけど、このインタビューがあるんで聴かせてたんですよ。
チョッパー:ああ~!
オレオレオナ:うれしい!
──するとやっぱり、ずっと動画を見るんですよね。ちょうど世代的に彼のブームで、ただでさえ毎日毎日うんちうんち言うんですよ。
オレオレオナ:言いたいです、言いたいです。
──それにメロディがついてしまったんです。「うん、うん、うんちくん」て口ずさむようになりました。
オレオレオナ:うれしい~。それはもう、めっちゃうれしいです。
──親としては、うれしい反面、人前で歌うなよとも思いますが…
オレオレオナ:うんちって言うんじゃないよ!みたいな。(笑)でも、「うんち」って歌ってもいいっていう……
チョッパー:かわいくね、見える。
オレオレオナ:うん、そう。いいんだよっていうのを、私たちはもう全面的に。いいんだよって言ってあげたいですね。
──どうせ言うなら歌で歌ってくれたほうが、親としてはいいですよね。
オレオレオナ:しかもアニメーションもとてもかわいくて。ちょっと最後ほろっとしちゃうような感じなので。
──ちゃんと身体のこともわかるし。
チョッパー:アルバムではもちろんこれがメイン曲とかではないし…
オレオレオナ:ボーナストラックだからね。
チョッパー:こういうのができるのもGacharic Spinだからなのかなって思います。たぶん他のガールズバンドだったら……
オレオレオナ:うんちのうたー。
チョッパー:でき……ないんじゃない?(笑)
オレオレオナ:「うんちのうた歌ってんのギャルバンなんだ~」みたいな。
チョッパー:そういうのに、対応できて、そういうのもオッケーなバンド。
オレオレオナ:なんでもできます(笑)。
リーダーのF チョッパー KOGA(Ba.)、はな(Vo.&Dr.)、TOMO-ZO(Gt.)、オレオレオナ(Vo.&Key.)、まい(パフォーマー1号)の5人からなる超攻撃的&ド派手な最強エンタメガールズバンド。 年間100本以上のライブをこなし、ベース、ドラム、ギターの3人はそれぞれ教則DVDをリリースするなど個···