the whimsical gliderについて
――では、the whimsical gliderというバンドについて教えてください!
岡本冬馬:2017年の3月16日に結成したバンドです。僕とベース(木ノ下大貴)は前身のバンドから一緒にやってまして。当時のバンドのメンバーが脱退したのでこれを機にということで、また新しくやり始めたという感じです!
――ありがとうございます。メンバーの自己紹介もお願いします。
岡本冬馬:ギターボーカルの岡本冬馬です。よろしくお願いします。
木ノ下大貴:ベースの木ノ下大貴です。
末吉真彦:ギターの末吉真彦です。よろしくお願いします。
バカンス鈴木:ドラムを担当しています、バカンス鈴木っていいます。
木ノ下大貴:バカンス(笑)
――それはどういう由来で……?
バカンス鈴木:本名が鈴木なんですけど苗字で呼ばれるのがあんまり好きじゃなくて、高校の時のあだ名をそのまま使っています。このバンドに入る前からずっとその名前で呼んでいただいてて。この名前があるからこそ、僕はこのバンドにいられるんで、そのままいこうかなあって!
木ノ下大貴:ばりこだわりあるもんな。
――皆さんバカンスって呼ばれているんですか?
岡本冬馬:…あんま呼ばへんな。
バカンス鈴木:メンバーは呼んでくれないですね(笑)
全員:(笑)
――3月16日結成ということで、the whimsical gliderとして1年が経ちましたね。これまでの1年間の活動はどうでしたか?
バカンス鈴木:僕は今までずっとバンドを本気でやりたかったんですけど、全然組めなくて。このバンドでようやく「いけるぞ!」と思いましたね。ライブハウスで起こること、打ち上げで起こること、全部が新鮮で。すごく楽しかったし、いい対バンとか人にも恵まれてやっていけているので。この1年新鮮でしたし、これが毎年毎年続いていくんかなと思ったら、もっとワクワクしています。
岡本冬馬:まじめやな(笑)
――メンバー内で思い出深いことは?
岡本冬馬:前身バンドの頃はライブで関西を出ることが少なくて。出るってなっても夜行バスで行ったりとか。バンドマンあるあるの、自分らで運転して「しんどいー」って言いながらサービスエリアで休憩して…みたいなのがあんまりなかったんです。で、the whimsical gliderになってみんなで車買って、毎月東京行くようになってから、なんか「ああバンドやってんな〜」みたいなのはすげー思うようになりました。そういう環境にもっていけたのがうれしい。
遠征って、言うたらその30分のためだけに、すごい労力をかけて行くわけで。ライブにかける思いはそんなに変わらないですけど、関西でやろうが向こうでやろうが。そういう気持ちが出てくるのはやっぱしょうがないかなと思います。
木ノ下大貴:ごはんめっちゃ楽しみ。
全員:(笑)
岡本冬馬:せやな。
――(笑)どの県に行かれました?
岡本冬馬:愛知県の豊橋とか……
木ノ下大貴:岡山も結構行ってるかな。
岡本冬馬:めっちゃ行ってるわけじゃないですけど、ツアーで。前のツアーで四国行ったりとか、いっちゃん端で……
バカンス鈴木:広島。
――広島、美味しいものありそうですね(笑)
岡本冬馬:でも尾道やったんでばり田舎で。尾道ラーメンしか……
木ノ下大貴:雑兵(笑)
末吉真彦:おいしかった。
岡本冬馬:めちゃめちゃ美味しかったよね。
岡本冬馬:去年の7月29日から11月29日まで、ツアーでババッと。
――ということは、始動して3ヶ月くらいでツアーだったんですね!
木ノ下大貴:そうですね。2枚目出すのが早かったんで(笑)3月に出して、もう7月には1st e.p.を出しましたね。
――ツアー回るのがめっちゃ早い(笑)
岡本冬馬:そっか、そう考えたらすごいな!(笑)
the whimsical gliderのオススメバンド!
――主にライブハウスを中心に活動しているthe whimsical gliderさん。みなさんが注目しているバンドを何組か教えてください。
桜草 『スイングバイ』 MusicVideo
岡本冬馬:桜草かな。4月20日の僕らのレコ発にも出てもらったバンドです。去年の末ぐらいに、ギターが抜けて。んで、活動休止とかもせずに、めちゃめちゃがんばってるのは知ってて。ライブ見たときに、おっ……!てなりました。曲がめちゃくちゃいいんです。一緒にやっていきたいなって思って、レコ発も呼んで、っていう感じですね。
木ノ下大貴:めっちゃいい。めちゃくちゃ思い出深いね。桜草と去年の5月に出会って、で1ヶ月で3回対バン(笑)
岡本冬馬:たまたまなんですけど。ほんまに別の会場のブッキングで、ポンポンポンて一緒になったんです。
――すごい!運命かもしれない(笑)
岡本冬馬:1回目は「あっ初めまして、なんか次も一緒ですね、よろしくお願いします」くらいの感じで終わって。2回目で「あっ、こないだはどうも」みたいな感じで、もう3回目には「うぇ〜〜い」みたいな感じなってましたね(笑)
木ノ下大貴:一気に距離縮まったね。
バカンス鈴木:打ち上げとかもツーマンでやったりとかして(笑)
岡本冬馬:打ち上げっちゃ打ち上げじゃないけどね、なんかオラーッとかじゃないけど、こういう感じ(向かい合う形)でゆっくり飲みながら、あれはああやんな、とか言って。
――お酒は飲める方ですか?(笑)
岡本冬馬:僕だけですね。
バカンス鈴木:僕は顔に似合わず飲めないんで(笑)
岡本冬馬:一番飲めそうやし、一番飲まされるキャラやからな。
バカンス鈴木:見掛け倒しはすごいんですけどね。
木ノ下大貴:すぐ真っ赤なるよね。
岡本冬馬:僕がちょうど入れ替わりくらいでスイッチ入ります。
――ギャップですね(笑)桜草の他にもいらっしゃいますか?
Enterlyric 「セカイイチ」MV
バカンス鈴木:Enterlyricっていうバンド。ギターが先日正式加入してバンド名を改名して、次フルアルバムをリリースするんです。メンバー全員と僕が同世代なんで、すごくいいライバルやなあと思ってますし、こいつらには負けたくないというかお互い切磋琢磨していけるバンドやなあと。このバンドでも何度も何度も対バンしているので。
岡本冬馬:次のツアーも何箇所か一緒に行きます。奈良の後輩っていうのもあって、僕らは。
木ノ下大貴:フルアルバムってすごいよね。
岡本冬馬:うん。めっちゃがんばってたもんね。ボーカルの澪ちゃんとちょいちょい飲みに行ってるんですけど、「いやーもう、俺絶対フル出すんで」みたいな。いつぐらいやろ?去年の秋ぐらいに飲みに行ったときにも言ってて。そん時、「絶対一緒にやりましょう!」みたいな、「冬馬くんもフル出しましょうよ!」って。俺そんなん無理やわ!曲書くの遅いし!つって(笑)
僕らと少しやりたいことは似てるんかなって。曲は熱い系っていうよりかはきれいな感じのギターロックやけど、ライブはちゃんと熱くやりますよっていう感じですかね。
And Because - dreaming you MUSIC VIDEO
岡本冬馬:あと、And Becauseっていうバンド。
木ノ下大貴:彼らも高校の後輩で。
岡本冬馬:前のレコ発の時は呼んでもらって。
木ノ下大貴:むちゃくちゃよかったよね。
岡本冬馬:うん。ライブもめっちゃ見に来てくれるし、負けてられへんなーって(笑)
木ノ下大貴:去年のeo Music Tryの投票の時にAnd Becauseめっちゃがんばってる!と思って。がんばろう!って(笑)
岡本冬馬:あと、次のツアー、一緒に行くでいうと、the Howlもですね。
the Howl『旅立つ友よ、』Music Video
木ノ下大貴:the Howlはバカンスさん……
バカンス鈴木:うん、the Howlのメンバーとは同い年で。あいつらと住んでるところも近いんです。たまにスタジオでも会ったりとかするし。
岡本冬馬:それこそお互い前のバンドの時から一緒にやってて。うちも今のバンドの準備期間やったりとかであんまりやってなくて。んで、the Howlがスリーピースになって初めて対バンしたときにうわめっちゃよくなってる!って。んでツアー誘おう!みたいな感じです。
the whimsical glider(うぃむじかるぐらいだー。) whimsical=気まぐれ。 ちょっと読みにくい名前です。 が、一度覚えればもう大丈夫。 優しく、力強く、あなたと音楽。 公式HP https://www.thewhimsicalglider.com/