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【インタビュー】MAY'S「カラオケで一緒に歌ってもらえるように」新作は初のデュエットミニアルバム (2/2)


デュエット作品を出すとなったときに、Mayちゃんともう1回やってみたいなと思いました。

──May J.さんと作られている『WHY×3』は、ズバリ、ガールズトークですよね。

片桐舞子:そうですね。もう本当に「ガールズトーク(アラサー女子)」という感じなんですけれど。


──婚期は焦りますか?

片桐舞子:私を含めて周りの人で、焦っていない人は、逆にいないかな(笑)Mayちゃんとは、これが3回目のコラボなんですよ。8年前、9年前に、お互いにお互いの作品にデュエットで参加していて。MAY’SとMay J.で名前が似ているって、昔からずっとお互いに言われてました。同じイベントで歌ったりとか、すごく現場で一緒になることも多いし。本当に、チームをひっくるめて、すごく仲の良い相手なんです。

今回、あれから時を経て、こういうデュエット作品を出すとなったときに、Mayちゃんともう1回やってみたいなと思いました。彼女自身の歌の上手さだったりとか、持っている力というのを、当時からすごく知っているので。アナ雪をやったりとか、テレビのカラオケ番組に出たりとか、そういった活躍もあって彼女自身のパーソナルイメージ、国民的イメージは、たぶんTHE歌姫!なプリンセス感があると思うんですけど、けっこうやんちゃな部分だったりカッコ良い一面も私は好きなんですよね。


──昔の曲はそうですもんね。

片桐舞子:そうですね。デビュー当時は、すごくR&Bというか、割とクラブ系な感じでデビューをしていて。


──デビュー当時、May J.とMAY’S、名前が似ているなと思いました。

片桐舞子:デビューはMayちゃんのほうが先なんですよね。

河井純一:16歳とかだよね、たぶんね。

片桐舞子:Mayがデビューしたくらいのとき私たちはインディーズで活動していて、その時からイベントで一緒になったりしてました。私たちがデビューをしてからは更に交流が増えていったので、彼女自身のかわいい部分とか、おちゃめなところとか、すごくたくさん知ってる。
Mayもいい歳になってきたし、またこういう形で一緒にやれたら面白いのになと思って打診してみたら、「MAY’Sだったら一緒にやりたい!」と言ってくれて嬉しかったです。昔やっているコラボ曲が、バラードとミドルの曲を1曲ずつお互いにやっているので、今回はどうしようかと悩みながら、今の私たちだからこそ歌える曲って何だろう?と考えました。


── May J.さんと一緒にやるために制作されたんですね。

片桐舞子:彼女自身が持っている今のイメージっていうものが、すごくあるので。そこに寄り添った形での曲作りのほうが良いのだろうか。それとも、彼女のイメージにないけど、絶対やったら面白そうということをやっても良いのだろうかとか。どっちも悩んで、5曲作ったんですよ。
超ラフのデモですけれど、ミドルやバラード中心に作って、本当にこの曲だけバリバリのアップ。これはさすがに選ばれないかな〜?と思いつつMay J.本人も含めて、スタッフさんとかにも全部聴いてもらいました。そしたらMayが真っ先に「私、こういう曲がやりたかった。舞子ちゃんとだったら、絶対に楽しい。」と言ってくれたんです。
楽曲がこの曲になった時点で、割ともう吹っ切れました(笑)歌詞も良い子ちゃんなイメージというのは取っ払ったほうが良いね〜と本人もノリノリだったので、今だからこそ歌える歌詞にしたいなというところで「アラサー女子」というテーマが浮かび上がってきました。お互いにLINEとかしあいながら歌詞を作っていけて、楽しかったです。


──書いて良いのかなと思うくらい赤裸々ですよね。「「初めてのお使い」でボロボロです」という歌詞もありますが…。

片桐舞子:私的に歌詞を書くときのポイントというか、「え?この言葉って歌詞にしていいんだ」って思うことを歌詞に入れられると快感なんです(笑)メロディーが乗って聴いたら、別にそれが違和感がないというか。そういう歌詞に仕上げられたときに、すごく自分的に納得できる。
初めてのお使いとか、昔はぜんぜん感動しなかったのになぜかいきなり泣ける時期が訪れるんですよね。歳とともに涙もろくなっていて、ちょっとしたことですぐに泣けたりとかする。こうゆうアラサーあるあるって、Mayも私もこの歳になったからこそ、赤裸々に語れる。
歌詞だけ見たらめっちゃ自虐的な部分がたくさんあるんですけれど、2人でわいわい言い合いながらお互いの愚痴を聞いてるうちに、楽しく生きていれば良いことあるよね、って開き直っちゃうテンション。これが、暗いバラードとかだったら落ち込むしかないけど、この曲調とのバランスだから、すごく面白い仕上がりにしてくれたかなと思います。

河井純一:けっこう10代・20代のファンの子たちが、この曲を聴いて、「アラサーになるのが怖くなくなりました」って言ってくれたね。

片桐舞子:結構そういう子が多くて。

河井純一:「勇気づけられました」とか。

片桐舞子:「こんな30だったら楽しそう。歳をとるのが楽しみになった。」みたいな(笑)それは、あんまり意図していなかった反応で、そんなふうに思ってくれて良かったと思いました。30代前半って、本当に、超楽しい!でも、アラサーって散々言っていて、曲できたあとによく考えたら、私、アラフォーだったの(笑)

全員:(笑)


皆を紹介できて嬉しいなという作品になりました。

──それでは、『WHY×3』の中から好きなフレーズを教えてください。

片桐舞子:私は、「彼氏もいないのにペットを飼う」っていう所です。

河井純一:あるあるだよね。

片桐舞子:これはもう鉄板あるあるですよね。曲自体の土台は私が作っていきつつ「もし、何かアラサーあるあるで思いついたワードとかあったら全部教えて!」とMayに話していたんですけど、これがその中のひとつでした(笑)まさに、私が自身のことを言っている一言。刺さった、という。私とMayの共作部分です。

河井純一:あるあるだよね。

片桐舞子:ここをラップでシャウトするっていう。そんなことになるとは思っていなかった。




──ここは聴いていてすごく気持ちが良いですね。

片桐舞子:いっそのこと叫んでしまえと。


──レコーディングをやっていくうちに、そうなっていったのですか。

片桐舞子:そうですね。バース自体はもう作っていたんですけれど。やっていくうちに、2人ともすごくエスカレートしていって。

河井純一:そうだね。あれもやろう、これもやろう、って。

片桐舞子:どんどんエスカレートして。結果2人とも叫んでいるという。


──では、河井さんの好きな歌詞を教えてください。

河井純一:どれだろう。「初めてのお使い」は、小さい頃、いつもお母さんが泣いて見ていたなと思って。なんで泣いているんだろうと思ったけど、確かに分かる。意外と、俺、その前の部分の「結局LINEしただけで終わったの」っていう所が好きです。
LINEがついに歌詞に入るようになったのかとちょっと思っちゃった。最近は、割とよくあるのかもしれないけど、メールじゃないんだなと。メールなんて今は使わないですもんね、きっとね。よく考えると、ちょっと衝撃だったなと。


──ちなみに、LINEしただけで終わった事件はありましたか?

片桐舞子:全然ありますよ。いろんな自分の経験もそうだし、女友達と集まって話しているときのいろんな話題とか、テンションとか、全部ここに盛り込んでいます。


──では、最後にこの『デュエットしようよ』は、お二人にとってどんな1枚になりましたか。そして、Uta Tenの読者にメッセージをお願いします。

片桐舞子:自分の作品なんですけど、私的にはいろんなボーカリストを、いろんな形で紹介しているような気分というか。1曲ごとに歌い手がどんどん出てくる、こういう作品ってなかなかないと思うんですよね。
出来上がったアルバムを聴いて、改めてなんて面白いアルバムになったんだろうっていう感覚がすごくあって。私の大好きなボーカリストたち、それぞれ元々持っている魅力はもちろんだけど、普段は見られない一面もたくさん見せてくれているので。そういう皆を紹介できて嬉しいなという作品になりました。

河井純一:全部言われちゃった…。

片桐舞子:私、そういうところあるよね、知ってる。

河井純一:100点すぎます(笑)CDとしてはそんな感じ。あと、1,2曲目はミュージックビデオも撮っていて、YouTubeで公開もしているので、映像も、Mayちゃんの曲とか、すごく面白い感じに。海外ドラマみたいな感じに仕上がっています。『LA LA LAND』みたいな。

片桐舞子:2人ともめっちゃノリノリでやっています(笑)

河井純一:ぜひ、ミュージックビデオも見てもらえればなと思います。

TEXT:橋本美波
PHOTO:愛香

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ボーカル片桐舞子とトラックメーカー河井純一が専門学校で出会い結成。 2007年11月にCLIFF EDGEとのスプリットミニアルバム「Dear」をリリース後、2008年7月2日に1st シングル「My Everything」をリリースしメジャーデビュー。「I Wish」や、「I LOVE YOU が言えなくて」「ONE LOVE ~100万回のKIS···

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