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みんなやっぱり『愛』がすき!大塚愛のさくらんぼに隠された『愛』ってなんだろう?!

咲く時も散る時も美しい桜が終わると、新緑の中にコロンとかわいい、さくらんぼがあちらこちらに顔を出すなぁ。ん?そういえば、さくらんぼっていえば大塚愛じゃん!

大塚愛「さくらんぼ」歌詞


笑顔咲ク 君とつながってたい
もしあの向こうに見えるものがあるなら
愛し合う2人幸せの空
隣どおし あなたとあたし
さくらんぼ


可愛さがとんでもない大塚愛の代表曲「さくらんぼ」

「さくらんぼ」って、元気全開かわいさ爆発させて歌ってたっけ。なんて思った瞬間、たちまちこのフレーズがメロディに乗って脳内再生されるくらいに耳馴染みがある大塚愛の代表曲。

さくらんぼ』。

このフレーズ部分だけでも、思い出すとなんだか元気が出てくる気がする。大塚愛のファン!!って程でなくとも。

さくらんぼを聞くと元気が出る理由を不思議に思い、よくよく改めて歌詞を読むと。なるほど、恋の未来を期待する弾む気持ちと。その恋心をタイトルのさくらんぼに見立てて歌っているようだ。

大塚愛は、このさくらんぼを「純粋な恋愛ソング」として歌っているのだそうだ。聞けば間違いなく「恋愛ソング」なのだが。どうしても恋愛一色の聞き心地にはならず。

むしろ、元気だして行こうぜ!っていう「ビタミンソング」に私には聞こえるのだ。どうして、大塚愛のさくらんぼって恋愛ソングと言うよりも。聞くだけで元気が出るビタミンソングに聞こえるのだろう?

歌いだしから既に「ハッピーな恋歌」全開

手帳開くともう2年たつなあって
やっぱり実感するね なんだか照れたりするね
そういや ヒドイコトもされたし
ヒドイコトも言ったし
中実がいっぱいつまった甘い甘いものです


恋する乙女って…

季節の移り変わりの早さにハッとしたり。誰かと積み重ねた時間を想って愛おしい気持ちになったり…。日々の中の何気ない瞬間に、自分の心の中を想い返して今を喜ぶ。

恋する乙女は、仲良く寄り添う真っ赤に熟したさくらんぼを見るだけで、ドキドキワクワクしてしまうもののようです。

この一節、歌い出しなのだけれど。この部分だけで、この歌が「ハッピーな恋歌」って事がわかる。

しかしながら、ハッピーな恋歌というだけで「元気が出る理由」を語るのはちょっと難しい気がする。うーん…。と、唸りつつも。この歌が持つ元気の理由を探しながら、歌詞を読み進めていくと、ある事に気がつくのだ。

愛があふれている!

もらったものは そう愛を感じ
あげたものは もちろん全力の愛です
やっぱいいもんだよね 共同作業 罰ゲーム
思いがけなく歴史はさらに深いけれど


ここの部分。恋する乙女が、恋人からもらった気持ちと自分が恋人に注いでいる気持ちはどっちも『愛』!とにかく愛!!もう大好き!大好きすぎだから。さくらんぼの様に、いつだって一緒がいいし。

ちょっとやだなぁって事だって、あなたと一緒だったら、やだなって思いながらも、罰ゲームみたいに笑って楽しめちゃう!って、とびきりの大好き!という気持ちを歌っているわけだけれど。この「愛」というキーワード。この「愛」は愛情の愛で間違いないと思うのだ。

が、しかし。愛って聞くと、ふわっと大塚「愛」が浮かんでくるのだ。しかも、キュートなあの笑顔でぴょんぴょんと元気に跳ねながら歌う大塚愛が!

この、愛って聞いて「大塚愛」が浮かんでくるというところに。さくらんぼが持つ、元気の秘密が隠されている。

「聞くとなんだか元気が出る」“愛らしさ”が詰まった1曲

愛し合う2人いつの時も
隣どおし あなたとあたし
さくらんぼ


大塚愛のような、キュートで元気な女の子がどんな時もさくらんぼの様にくっついて笑いかけてくれたらどうだろう。考えただけで浮かんだ笑顔についつられて、元気が出てくる感じがするではないか!

余談だが、この聞き手の感じ方が、恋愛ソングであるはずのさくらんぼが夏の高校野球で応援歌として吹奏楽によって演奏されている所以なのだとも思う。

最近では、結婚出産を経て。さくらんぼの頃のキュートさや元気さというより。大人の雰囲気でしっとりと落ち着いた歌声を聞かせてくれる大塚愛。けれど、大塚愛って言ったらやっぱりキュートで元気

歌にまでその魅力を投影して、聞き手を元気に出来る程のそのインパクトは。最大の“愛らしさ”!!なのだ!

この愛らしさを持ちながら、これからも素敵な大人の女性。そして母としてあらたな魅力をプラスして「聞くとなんだか元気が出る」歌を生み出して欲しいと思うのだ。

TEXT:後藤 かなこ

1982年大阪府生まれ。シンガーソングライター。 「さくらんぼ」「プラネタリウム」など多数のヒット曲を手がけるほか、楽曲提供や絵本制作、イラストレーション、さらには、初めての小説「開けちゃいけないんだよ」を「小説現代 2020年9月号」(講談社)に寄稿するなどマルチに活躍。最新作として···

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