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【インタビュー】 MACO「恋する気持ちはいくつになっても…」20代女子の恋愛年表となるベストアルバムを語る (3/3)




GLAYの『HOWEVER』をカバー

──GLAYさんの『HOWEVER』をカバーしていますね。しかもこの資料見ていて気づいたんですけど、1997年の歌なんですねこれ。

MACO:そうなんです。わたしが7歳くらいです。



──あんまりイメージになかったです、GLAYさんの曲を聴かれるって。

MACO:それすごく言われるんですけど、でも聴いて育ったのってGLAYさんなんですよ。


──周りに聴いてる人が多かったっていう?

MACO:家族が好きで聴いていました。同じ函館出身だから応援する力量も倍というか。


──なるほど。出身が一緒なんですね。

MACO:そうです。北海道の函館で4人の出身校もすごく身近で。


──北海道広いのに。

MACO:函館って小さいので。4人共函館出身で日本全国、世界で通用するバンドってすごいなって小っちゃいながらにずっと思っていて。去年の年末に改めて『HOWEVER』を聴いたときに、これを歌わせてほしいと純粋に思って、このベストアルバムの中でカバーさせてもらいました。


──アルバムの最後の曲に持ってくるという事は、決めてらっしゃったんですか?

MACO:決めていました。カバーを持ってくるという事に嬉しさと責任を感じてて、でもそれくらい私は歌いたかったので。今の歳になると『HOWEVER』の歌詞ってほんとに感涙ものなんですよ。

──確かにそう言われて改めて歌詞を見てみるってありますね。ヴィジュアル系ロックバンドっていう印象のGLAYさんが歌っている曲ってヴィジュアルとして一緒に曲まで見ちゃう感じはあるんですけど、歌詞を読み解いていくとっていうのありますよね。

MACO:そうですね。TAKUROさんの書く歌詞がすごく温かいというか。自分が若かったから気づけなかった部分や愚かだった所、彼女のしぐさ一つひとつ、自分の素直な気持ち全てが現れている。長年愛される曲の意味が分かったというか改めて函館の星だなと。


──先ほど温かい歌詞という風におっしゃってましたけど、その温かさがMACOさんが歌うことによってものすごく出るなって印象的でした。GLAYさんの曲を歌うにあたってレコーディングとかライブもそうですけど、歌うときに一番意識するポイントってどこでしょうか?

MACO:歌詞のニュアンスをどう伝えていくか、サビの抑揚、TERUさんは高音域のところですね。自分のキーに下げてこの曲は歌っているので、その部分はファルセットなんですけどすごく難しかったです。


──ファルセットでいこうって決めてたんですか?

MACO:そうですね。自分で歌ってみたときにイメージは固まっていました。

「二人の遠まわりさえ 一片の人生」


──この『HOWEVER』からも好きなフレーズをうかがってもいいですか?

MACO:『HOWEVER』の好きな歌詞はいっぱいあるんだよな~。「二人の遠まわりさえ 一片の人生」ここの歌詞はすごく好きです。生きてると遠回りだったな、あの時期はって思うことあるじゃないですか。でもそれは人生に必要だった場面というか、それがあったから今があるっていう解釈で私はここの歌詞がすごく好きです。あと最後の「恋した日の胸騒ぎを 何気ない週末を 幼さの残るその声を 気の強いまなざしを あなたを彩る全てを抱きしめて ゆっくりと歩き出す」は歌うときも感情を入れまくって、TERUさんもここの部分をすごいエネルギーで歌われてるんですよね。だから走馬灯のように自分も自分の思い出が蘇るというか。



──走馬灯のようにですか。

MACO:はい。恋した日の胸騒ぎは忘れないし、何回も繰り返される二人の生活の中で、一緒にいて空気みたいに感じるときとか、日常に慣れすぎてたまにつまんないって思うこともあったよなぁとか。それが恋愛だと思う。でも好きな人を見て、この人のこういうところがやっぱり素敵だなとか、優しい目はきっとちっちゃい頃から変わらないんだろうなぁとか、時折見せる表情が子供っぽかったりとか、私はいつもそういうところを何度も見て好きだなって再確認しちゃうところがあって。だからTAKUROさんの歌詞で「気の強いまなざし」「幼さの残るその声」「あなたの彩る全てを抱きしめてゆっくりと歩き出す」という部分ですごく自分と重なりました。


──では最後に今回のアルバムがどんな1枚になったかというところと、ライブの告知をお願いします。

MACO:『BEST LOVE MACO』は自分の1枚目のベストアルバムで、自分の節目だと思います。こういう道を歩んできたよっていう自己紹介のようなものであり、自分にとってはこのベストが一つのスタートみたいに感じる部分もあります。前から応援してくれている方も、色んなことが蘇るような作品になったと思うし、最近知ってもらった方は昔の曲も知ってもらえるし、恋愛年表を思い出される方もいらっしゃると思います。MACOを網羅できる1枚になったので、たくさんの方にベストを聴いてほしいです。そして『BEST LOVE MACO』を引っ提げてリリースイベントを各地でやります。


──全国を回られるんですか?

MACO:はい。自分の地元の函館にも行きますし札幌も行くんですけど、かなり地方に行きますね。デビューの『LOVE』のときもリリースイベントを回らせてもらって、そのときの原点を思い出しながら今回のイベントは回りたいなと思っています。8月14日も自分が初めてワンマンライブをした恵比寿のリキッドルームでもう一度ワンマンライブをします。最近、全国ツアーでホールとか色んなとこでライブをしていく中で、ライブハウスでライブをする楽しさが、ホールでライブをしていると蘇るというか、ずっと野望としてあったので、今回このベストアルバムで原点に返る意味も込めて、ファンクラブ限定で小さいキャパでライブしたいと思っています。



TEXT:愛香
PHOTO:片山拓

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1991年5月10日生まれ、北海道函館市出身のシンガーソングライター。 2014 年にUNIVERSAL MUSIC JAPAN Virgin Musicよりデビュー。 メジャーデビューのきっかけとなったテイラー・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~ We Are Never Ever Getting Back Together」の" テイ···

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