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【インタビュー】RAMMELLS新作は、“自分だけの感性を信じろ”というメッセージを込めて (1/2)

4人組バンドのRAMMELLSが7月11日に、ミニアルバム『take the sensor』をリリース。今作は、自分の感性や自分だけの感性を信じろというメッセージ性が込められている一枚になっている。UtaTenでは、そんなRAMMELLSにインタビューを敢行した。

自分だけの感性を信じろ

──今回夏らしいアルバムですが、まずどんなテーマ性を持って作られたのでしょうか?

黒田秋子:いつもコンセプトやテーマを決めずに、出来た曲の中から選んで作るので今回もそんな感じで作りました。たまたま集まった5曲が、このアルバムタイトルの『take the sensor』という自分の感性を持っているとか、自分だけの感性を信じろというメッセージがどの曲にも組み込まれていたんです。そういうメッセージ性も強いアルバムになりました。


──『Sensor』というタイトルは曲が出来た後に作られたんですか?

村山努:そうですね。


──みなさん勘(Sensor)は鋭い方ですか?

黒田秋子:みんな勘はあると思います。ミュージシャンとしてもありますね。


──音楽的じゃない所でも発揮されていますか?

黒田秋子:どうだろう(笑)私は直観を信じるタイプです。

彦坂玄:僕はめちゃくちゃ優柔不断なんで(笑)選択肢が10個出てくると、“うわあどうしよう”ってなります。


──前回のインタビューでも皆さんの音楽的な感性についてお話し頂いたと思いますが、今回のミニアルバムにあたっても意見は割と割れた感じですか?

彦坂玄:全然合わないですね(笑)

黒田秋子:最初はみんな違和感があったかもしれないけど、最終的にまとまった感じです。


反骨心から書いた『Sensor』

──真田さんが歌詞を書かれる時に意識したポイントは?

真田徹:元々全然違う歌詞だったんですけど、直前にディレクターから「うーん」って言われてしまい、「ふざけんなよ」っていう怒りをテーマにしました(笑)その反動で、30分くらいで出来ましたね。


──ディレクターさんに向けての歌詞になっているんですね(笑)

真田徹:最初の2行とか3行はそうですね。


──ちなみに最初はどんな歌詞だったんですか?

真田徹:それも良い歌詞だったんですけど、個人的な歌だったので。

黒田秋子:みんながわかるような歌ではないかもしれないですね。


──どこかのタイミングでそのテーマが活きてくる可能性も?

真田徹:全く同じ歌詞で1曲作ってやろうかなって思っていて。(笑)歌詞が先に出来た事って僕ないんですよ。これがリード曲じゃなかったらそれでも良かったのかもしれないですね。リード曲かもって言われていたんで。


──「耐えるのも才能の内だ」というフレーズがありますが、これもそのときの心境から?

真田徹:これは前の歌詞から変えていないです。


──「あなたもお前もアテに出来ない」というたった一行のフレーズは、大事な人が言う事も、嫌いな人が言うアンチもアテに出来ないっていう意見が含まれている感じがありますね。

真田徹:好きな人も嫌いな人も、アテに出来ないというか、そう思ってかいたような気がします。


──そんな真田さんが作る友達に作る熱い歌も聴きたくなりますね。

真田徹:前作ではそれっぽいのが入っていましたね。

黒田秋子:そうだね。私が半分書き直したやつだね(笑)


──その前作はなぜ歌詞を変えられたんですか?

黒田秋子:ストレートすぎて誰の事だかもわかっちゃうし、これ私が歌うのか?と思って。お前だろ!!って(笑)そこと自分をリンクできなかったから間をとってみました。

真田徹:それ以降、この人が歌うんだという事を考えながら歌詞を書いていきました。(笑)


──女性と男性というだけで、感性が違う所は必ずありますよね。

真田徹:でも僕女性の気持ちわかるんで(笑)

黒田秋子:やめてもらっていいですか?(笑)


RAMMELLSがこの6曲の中で一番詰まっている

──「終着点に達して思うこともきっとあるだろう出口から入り口を見つめるそこに慢心なんてないんだ」というフレーズはそう感じた出来事があったからでしょうか?

真田徹:これは未来の予想みたいな感じで。僕等だったらすごい売れて、一個達成したときに、それが出来た人ってエラそうにしないなって。一個達成した人はまだ達成していない人を見たときに、エラそうにする人が周りに多いなって思ったんですよ。


──楽曲にはどういう印象があって、どういう所に持っていきたかったのでしょうか。

黒田秋子:私としては前の歌詞がめっちゃ好きだったんですよ。そこで勝手にモヤモヤしちゃっていて。(笑)今の歌詞も好きですけど。サウンド的にも村山が持ってきてくれたときに、RAMMELLSが演奏するイメージはすぐ出来たんですよ。彼がこのメンバーだったらこう弾くだろう?という事を考えて作ってきたからそう見える曲になったんだと思うし。今の歌詞も真田がRAMMELLSの事や、自分自身の事を真っ直ぐ書いてくれたから今のRAMMELLSがこの6曲の中で一番詰まっているなって。


──彦坂さんはいかがですか?

彦坂玄:最初のデモのクオリティーは高くて。このまんまんでいいじゃんっていう感じがありました。最初の印象は、カッコいいなって。村山さんが一人で演奏しているとニュアンスが違くて、夜のイメージがありましたね。スケーターがシューっと滑るような(笑)今までにない感じの曲で感動しました。


──デモをもらった時点でそれはお伝えしないんですか?(笑)

彦坂玄:カッコいいよって言ったりはしますね(笑)


──村山さんの中でも今のRAMMELLSが出来る事と、今のRAMMELLSだったらこう見据えるだろうなっていう事を考えてどの音も作っていくような感じなのですか?

村山努:そうですね。前までは、自分のやりたい事をデモに詰め込んでいたりしていたんですけど、最近変わってきていて。メンバーが演奏している所を意識しながら作っていきました。


──RAMMELLSの皆さんは仲が良くなっていったんですね(笑)お互いガツガツ言われるようですし!!

黒田秋子:距離が縮まってきたかな(笑)

彦坂玄:仲は良いとは思います。言葉を伝えるときにフィルタ-がないといいますか(笑)


──歌詞に「RCG」とありますが、これはどういう意味ですか?

真田徹:レーシングゲームらしいです。RPGだけが3文字だけなのかな?って不思議が湧いたので他の3文字の単語も調べていったんですよ。そしたらこのRCGが目に入って。

人間の中で一番感度が高いのが口


──MVも口の中に色々入れなければいけない要素があって大変そうに見えました(笑)男性陣も綺麗に映っていましたね!

黒田秋子:ちょー、大変でした(笑)

真田徹:男性陣の撮影は早く終わったんで楽だったんですよ。


──この曲に込めたテーマが反映されたのでしょうか?

黒田秋子:そうですね。『Sensor』って感度とか感性っていう意味で、人間の中で一番感度が高いのが口らしいんですよ。だからという事でジャケットも含めて口をメインにやりました。


──それはとても重要な情報ですね!

黒田秋子:私もこの意味を知らなくて、こんな事確かに聞いたことあるかも程度だったので。

村山努:演奏しているのも手のアップのみで。あれも触感っていう意味で。目のアップもあったし。

黒田秋子:五感ですね。


──こういうイメージにしたいというのは、村山さんの想いからですか?

村山努:いや。

黒田秋子:アートディレクターさんが一緒に考えてくれました。


──あんなに口がアップで撮影されていて凄いですよね(笑)

黒田秋子:いや、ギリギリですよ(笑)修正してもらっていますから!

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Vocal:黒田秋子 / Guitar:真田 徹 / Bass:村山 努 / Drums:彦坂 玄 2015年8月結成。 ギターの真田徹がSuchmosのYONCEらと組んでいたOLD JOEの解散後、自分の求める最高の音楽を実現させるために大学時代の先輩である黒田秋子、村山努を誘い2015年8月に結成。2016年彦坂玄をドラムに迎え、···

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