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【インタビュー】すべらない話?いや、泣ける話!小籔が語るKOYABU SONIC (1/3)

吉本新喜劇座長の小籔千豊主宰による「音楽と笑いの融合」をテーマにしたフェスティバル『KOYABU SONIC』が9月15日、16日、17日の3日間、インテックス大阪で開催する。それを記念してUtaTenでは、座長である小籔に、フェスの魅力や自身のバンドである吉本新喜劇ィズの音楽制作について話を伺った。

新しいコピー曲も4曲用意!

──今年、吉本新喜劇ィズさんとしては、2回目のKOYABU SONICが開催されるということで。まず、おめでとうございます!

小藪千豊:ありがとうございます。


──メンバーの皆さん、お忙しい中だと思いますが集まれていらっしゃるんですか?

小藪千豊:晃子ちゃんさん(福岡晃子 Ex.チャットモンチー)が東京にいてはるし、武道館と大きなフェスを徳島でやられてチャットモンチーが完結ということになってはったので、7月まではあんまり晃子ちゃんさんはお会いしていなくて。
大阪のメンバーとは僕が大阪に行ったときに、夜練習します。直前になったら晃子ちゃんさんに来てもらって、本番という感じですね。


──なるほど。全員で合わせるのは、けっこうギリギリになりそうな感じもしますね。

小藪千豊:合わせずに出ることもありました、今までは。僕らだけで合わせておいて、みたいなことは、よくあります。


──そうなってきますよね。そしてもうひとつ気になるところとして、2017年のKOYABU SONIC直前にデビューシングルリリースがありましたけど、近々新作のリリースは考えていらっしゃったりするんですか?

小藪千豊:ジェニーハイ業務がちょっと忙しかったのと、あとは新喜劇のツアーがあって今年は曲を作る活動はできなかったので、今回は新曲はなしで。
ただ僕ら一応コピーバンドなので、今までやっていない新しいコピー曲は、4つマスターしています。


──なるほど。それがフェスが開催される3日の間でどうセットリストに組み込まれていくのかというところも楽しみです。

小藪千豊:そうですね。バラバラ、ちょこちょこ、毎日違ったかたちにすると思います。


──今回も豪華な出演者たちで、本当に毎年規模が大きくなっていらっしゃいますよね。

小藪千豊:皆さんのおかげで。本当に。


──アートワークなんかも、めっちゃくちゃかわいいじゃないですか!

小藪千豊:はい。これも、ロッキン・ジェリー・ビーンという有名なイラストレーターにお願いをして、書いていただきました。


──小籔さんのご指名で?

小藪千豊:はい。有名な映画とか、そんな絵を描かれている人です。すごい、その道では、有名な人です。


──そうなんですね!小藪さんのTwitterでも、各出演アーティストさんについてお気に入りの曲や、出演を依頼した理由などを公開されていましたよね。

小藪千豊:そうですね。今回、Twitterで上げた人たちは、初登場の人たちばかりなんです。2回目以上出てはる人たちには、ブッキング理由は、今回は書いていないんですけれど。


──KOYABU SONIC皆勤賞のアーティストさんも3組いらっしゃいますよね。

小藪千豊:そうですね。スチャダラパーさんと、サニーデイ・サービスさんと、AFRAさんですかね。EGO-WRAPPIN‘さん、ホフディランさん、カジヒデキさん、TOKYO No.1 SOUL SETさんとかは、2回目からずっと。


──もうKOYABU SONIC出演が長いアーティストさんなんかは、毎回開催を楽しみにされているような感じなのでしょうね!

小藪千豊:どうでしょうね〜。そんな、口では言っていただきますけど。
僕がそんなビッグアーティストに毎年当たり前のようにオファーをして、失礼やなと思いながらも甘えてオファーさせていただいたら、快く来ていただいている方が多いです。


KOYABU SONICへのコダワリ

──その出演されるアーティストさんの基準というか、お声がけするにあたって小藪さんの中で何か一本通っているようなものは、あったりするんですか?

小藪千豊:最初の頃は、僕が18から28くらいまでよく聞いていた音楽の人たちが中心だったんですけど、僕あまり音楽に詳しくなくて、幅広く聞いていたわけじゃないんですよ。
なので、車に乗るようになって、FMを聴きだして、そのとき流行っていたのがスチャダラパーさんとか、TOKYO No.1 SOUL SETさんとか、そういう方々だったのでお招きするというかたちになっていましたね。

それで、前の下ネタラップが解散するとなって1回KOYABU SONICを1回ストップして。次、復活させるためには、僕らも何かユニットがないとと思いまして。
「なんでフェスやってるの?芸人やのに。」と言われたときに、「いや、このバンドでは、どこのフェスも出れないので、自分らでやるしかないんです。」ということで。

フェスに「出てもらって良いですか?」ってお願いしているのに自分たちは何もなくて、「イェーイ!フェスやってまーす!」みたいなのだと、「は?」ってなると思うので、KOYABU SONICに出るため、復活させるためにバンドをってことで吉本新喜劇ィズを作ったんですけど。

僕、あまりバンドを聴いてこなかったんで、バンドをやるってなってからすごく勉強しだしたんですよ。いろいろ聴いていたら、だんだん好きなバンドがいっぱい出てきて。
それでお招きするようになったので、昔のKOYABU SONICは渋谷系中心、おしゃれ音楽中心だったんですけど。今は、おしゃれ音楽と、僕が好きだなと思ったバンドの人たちです。


──何か中心になる理由があるというよりは、本当に、そのとき好きだと思った音楽というところですね。

小藪千豊:そうですね。なので僕が前から好きか、何らかでお世話になったか、みたいな。僕が選ぶっていうところが、いうならば筋ですかね。どこかの圧力から「こいつ出せや」とか、吉本の行政で「こいつ出せや」とかいうのは、一切聞かないって最初からずっと言っています。

──この日本中でそんなクリーンというか、そんなフェス他にないんじゃないですか?!

小藪千豊:ある別の音楽業界の方に言われたんですけど、「KOYABU SONICがある意味、一番出られへんフェスやと思っています。」と。僕がうんと言わへん限りは出られないから。
本当にそんな偉そうなことじゃないんですが、芸人さんも、ミュージシャンも僕が呼びたいと思った人だけを呼んでいます。


──芸人さんのラインナップの方も固まってきていらっしゃるんですか?

小藪千豊:はい。今後発表されますけど。僕が先輩でも後輩でも尊敬する、これは面白いなと思う人ばっかり出てもらっています。

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