今までを振り返ってどうでしたか?
この神楽坂で、美味しい和菓子にたくさん巡り会えました。
すだち感がたまらないお店があって・・・
若手声優:冨沢竜也、イケメンが神楽坂のお薦め和菓子をぶらり探訪!「すだち餅」はこだわりの組み合わせが絶品
お母さんの思い出が詰まったずんだ餅・・・
若手イケメン声優:冨沢竜也が和菓子を訪ねて神楽坂 五十鈴へ「ずんだのお団子」に秘められた思い
そして今回のお店はまた特別な場所でしたよ。
誰にも教えたくない秘密基地「船橋家」
今度はたくさん歩きましたね。家の間を抜けて来たというんでしょうか?
いや、僕はこう思うんです。
「トンネルを抜けると、そこは和菓子屋だった」と。
もちろん、実際にくぐったわけではないのですが、どこか懐かしさを感じる秘密基地の様なお店。
そのお店の名前は「船橋家」です。
何度も家の手伝いをして、貯めたお小遣いを握りしめて、子どもにはまだまだ大きい「トンネル」の様な路地を抜けて、辿りつく秘密基地。
ショーケースは子どもの目線に丁度良く、自分の欲しいものが目線の先に置いてある。
お金を払うのだって大丈夫、手が届かなくたって傍の扉を開けて、女将さんが出てきてくれる。
大人が独り占めなんて勿体ない、ここは子どもも楽しめる秘密基地。
宝箱を開けて、手のひらのお菓子を見つめる姿が浮かびます。
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船橋家
100年を超える和菓子のお店。三代目のご主人が和菓子について説明をしてくれました。「革新的な和菓子」とご主人自らも話すように、これまでも様々なお菓子に取り組んで来ました。わさびを和菓子に先駆けて使ったことも。人気の豆大福はすぐ売り切れてしまう人気商品。儲けようとせずお客様のことを思ってギリギリまで値上げをしない優しさと、商品への拘りがたくさん詰まった和菓子をどうぞ。
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お目当の豆大福が売り切れてしまって残念ですね。
もちろん冨沢さんには、こだわったこの二つを味わっていただきます
もちろんですよ。
こんなワクワクして和菓子が食べられるお店は他にありません。
どんな和菓子が出てくるかがとても楽しみです。
紅茶が生きているまんじゅう「ダージリン万十」
それが今回、ご紹介する「ダージリン万十」。
一見、白餡に紅茶を混ぜたお饅頭と思いきや、
その作り方をご主人にお聞きすると、並々ならないこだわりが潜んでいました。
紅茶を熱を帯びた餡に練りこむことを生み出した先見性。
そして茶葉を蒸して香り付けするという、気が遠くなるような手間のかかり具合。
それは想像以上に大変な作業です。
紅茶は熱が加わると香りが飛び、しかも他の食材と香りを互いに殺しあってしまう。
その難しい中で、このような紅茶の香りをふんだんに感じるお饅頭を作り上げるのは、いろいろな手法や素材にチャレンジしていくからこそ。
まだ驚いてはいけません。
最後に驚くのは、そんな「ダージリン万十」の価格です。
どうでしょう。この価格。
ご主人のこだわりと優しさが最後に加わって、「ダージリン万十」は完成していました。
しかし、この独創的な逸品を超える逸品があったことは、誰も予想し得ませんでした。
まずは、黙って食べて感じるどら焼き「インドラ」
その逸品の名は「インドラ」。
見た目はオーソドックスな「どら焼き」の形です。
しかし、あんこの代わりに入っているのは、カレーなのです。
それも、大量のスパイスが利いてる本格的な「大辛口カレー」。
つまり、インドが薫る「どら焼き」が、「インドラ」なのです。
カレーによって、舌を刺激する辛味や鼻に抜けるスパイスの香りが、汗腺を広げます。
夏の暑さではない、汗が僕の額を流れ落ちました。
しかし、そこからどら焼きの生地の甘みがふわっと香って来ます。
何とも言えない調和を取りもっています。
そして、気が付くと二口目を頬張る為に、またインドラを迎えるようとするのです。
不思議な呪文にでもかけられたかのように、次々と頬張ってしまい、気付くとぺろりと平らげているのでした。
次の和菓子も頂こうかと思っていた矢先、夜を知らせるように大人たちが灯りを灯しだしました。
秘密基地は、今日はおしまい。
夕暮れ帰り道、今日は「トンネル」を抜けて帰ろうか・・・
楽しい和菓子の旅もこれでおしまいです。
とても美味しい和菓子をありがとうございました。
お店へのアクセス 船橋家
住所:東京都新宿区納戸町15
電話:03(3260)1669
最寄駅:市ヶ谷駅より徒歩8分・地下鉄東西線:神楽坂駅矢来口より徒歩8分
裏話を冨沢竜也のココだけメールで配信します
今回の若手イケメン声優・冨沢竜也さんが、和菓子を尋ねる旅コラムはこれでおしまいです。ぜひバックナンバーもご覧ください。
第1回
若手声優:冨沢竜也、イケメンが神楽坂のお薦め和菓子をぶらり探訪!「すだち餅」はこだわりの組み合わせが絶品
第2回
若手イケメン声優:冨沢竜也が和菓子を訪ねて神楽坂 五十鈴へ「ずんだのお団子」に秘められた思い
そして、冨沢竜也さんがアンバサダーを務めるココだけメールでは、冨沢竜也さんからこの取材の時の裏話を声でお届けします
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