今回インタビューでは『オトシモノ』の歌詞にまつわる尾崎由香のエピソードや、カップリング曲『Wishing Love』で描かれるファンタジーな世界観に寄せ、尾崎由香の”理想の王子さま像”も伺いました!
最後には尾崎さんからのプレゼント情報もあるのでお見逃しなく!
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ドラマEDを歌う尾崎由香が大人っぽい!
──今回の尾崎さん、また雰囲気が変わりましたね!尾崎由香:嬉しいです!大人っぽさが出てキレイな感じ、それに冬感という。前作とはガラっと変えたいなと思って。
──早速、次作のアートワークもまた楽しみになっちゃいますね!(笑)
尾崎由香:引き出しを開けていきたいです!
──気が早いですが、今後チャレンジしてみたい雰囲気とかありますか?
尾崎由香:前作はかわいいコンセプトで、今作は大人っぽい感じなので、それとは違った少年っぽさとか、男の子っぽさですかね、そういうのもちょっと出せたら面白いんじゃないかなと。
──おぉ〜!欲しいですね!その感じ。
尾崎由香:ボーイッシュさって言うんですかね、そういうかわいさというか、カッコよさも出せたら新しい私の一面になるんじゃないかなと。
──是非実現していただきたいです。それでは今作『オトシモノ』ですけど、今回、ドラマ「今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?」のエンディングテーマになっているんですね。恋がテーマのドラマなんですか?
尾崎由香:そうです、初恋を忘れられないとか。
──なるほど、『オトシモノ』はドラマのテーマに沿ったような。
尾崎由香:そうですね。『オトシモノ』の主人公も、昔の初恋をずっと落とさず忘れずに持っているというメッセージ性があるので、ドラマの登場人物達の気持ちとリンクする部分もあるかと思います。
オトサナイように大切にしているのは冒険心
──今作、ピアノの音に尾崎さんの声がすごい映えているんですよね。歌い始めの歌声で、鳥肌立つくらいでした!尾崎由香:嬉しいです(笑)。気持ちを、バラードにグッと織り込みました。
──前作にもなかった雰囲気ですけど、今回レコーディングの時に新しく意識してみたところですとか、こだわったポイントってどういったところですか?
尾崎由香:そうですね…、前回は元気とか明るさとか、フレッシュさみたいなのをめいっぱい出したな、という感じがしたんですけど。今回は冬でもありますし、ちょっと落ち着いた部分を見せたいなと思って。なのでより歌詞の物語性を重視して気持ちを入れこんだなという感じはあります。
──何かこの背景にあるストーリーみたいなものまで想像しながら歌ったとか、そういう感じなんですかね?
尾崎由香:そうですね、想像しやすい歌詞がつまっているので、歌の中のストーリー性を考えながら歌うように意識しました。
──メロディー的にも、エモーショナルな気持ちにもっていってくれるような感じでしたし。
尾崎由香:初恋を思い出すように、小さい手を握りしめながら、思い出だけを大切に握りしめたいみたいな、切ない女子の気持ちをグッと詰め込んだ歌詞だなと。
──そんな素敵な楽曲ですが、実際この曲を受け取った時の印象っていかがでしたか?
尾崎由香:2曲目でこんなにしっとりしたバラードを歌わせて頂けるのは、すごく嬉しかったです。私もバラード曲大好きなんですけど、きっとみなさんが知っている尾崎由香のイメージじゃないので、挑戦でもありつつ、みなさんに知っていただきたいなっていう部分でもありました。
──前作は、「みんなに元気を与えられるように」ということもお話し頂きましたけど、今作は、聞いた人がどんな気持ちになってくれたら嬉しいなっていう想いはありますか?
尾崎由香:忘れてた気持ち、小さいころに置き忘れていった気持ちを取り戻してほしいかな。初恋もそうですけど、大切な初心だったりとか、家族の大切さとか、自分の忘れていた気持ちをもう1回取り戻していただけたら嬉しいなと思っています。
──尾崎さんご自身、この曲で歌われているような“環境が変わってもずっと変わらずに持ち続けている、モノやコト”ってありますか?
尾崎由香:そうですね、やっぱりいろいろあるんですけど、冒険心ですかね。大人になると冒険心って薄れていくし、怖くなっちゃったり。子供の頃って冒険心だけで貫いてきたことってたくさんあるけど、大人になると怖くて1歩進めなかったり。なので私はそれを打ち破って、冒険心を持っていたいなと。なんでも挑戦して切り開いていきたいなという気持ちがあるので、今のソロ活動にもそれがつながっているんじゃないかなと。
──本当に大人になってきたからなのか分からないですけど、考えれば考えるほど動けなくなってきますよね。
尾崎由香:それって何かもったいないなと自分の中で思っちゃうので。挑戦して失敗すれば、また自分で取り戻せばいいし。
──失敗を恐いと思わない?
尾崎由香:恐れないです。失敗も経験かなって自分の中では思っているので、失敗もいいかな。
──例えばいざ、何かに失敗したときとか、それで傷ついたときとか、誰かに迷惑かけてしまった時って、立ち直るために尾崎さんはどうしていますか?
尾崎由香:そうですね、やっぱり落ち込むこともあるんですけど、落ち込んでも前に進まないので、それもあったからこれから頑張ろうみたいな。10まで貯まっていたけど、また0から自分で積み重ねようというか。そうやって未来のことを考えて今を生きるっていうのは自分の中で意識しているので、1歩1歩自分の中で大切にするというか、考えています。
なくしてしまえばラクになるもの
──『オトシモノ』の中で尾崎さんが1番好きなフレーズについても伺ってもいいですか?尾崎由香:「なくしてしまえばラクになる 簡単なことなのにできなくて」って落ちサビの歌詞がグッと胸に来るというか。分かっているのにできないことって生きてく中でたくさんあるじゃないですか。そういうのが歌っていてツラいというか、共感しつつ、グッとくる自分の1番の歌詞かなと。
──本当、好きになるときは一瞬なのに、嫌いになれないってありますよね。
尾崎由香:誰しもがそういう気持ちって持ってるから、ここはみなさんが1番共感してくれる部分じゃないかなと。
──きっと誰でもある気がします。尾崎さんの中で、なくしてしまえばラクになれるのにっていう性分とか感情ってありますか?
尾崎由香:何だろうな(笑)。ダメなとこはいっぱいあるんですけど、ガンコなことかな(笑)。めっちゃガンコなんです。
──ものすごく物腰の柔らかいイメージの尾崎さんが、ガンコ(笑)!?
尾崎由香:意志が強いので、決めると進むしかないみたいな…。それを曲げられない頑固さがあるので、時には忘れてその頑固さを折ってもいいんじゃないのって思う時は自分の中でもあります。もうちょっと柔らかくしたいなと。
──良いお話を聞きました(笑)。この曲はミュージックビデオも作られているんですか?
尾崎由香:今回、初めてのアニメーションなんです。
──尾崎さんがキャラクターとして出てくるとか…?
尾崎由香:出てくるんです!出来上がったものを見させていただいたんですけど、すごい感動する。私の幼少期と、大人になってジャケットと同じ衣装を着た女の子が出てくるので、そこも注目してほしいなと。
──幼少期とってことは…この曲を、例えば恋愛じゃないところで想像してみた時のようなストーリーになってるんですね。
尾崎由香:そうですね。
──楽しみにしています!
尾崎由香:是非みてください!