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【歌詞コラム】 [Alexandros]が『Your Song』に込めた小さな願い事。

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私たちは、大切な人が幸せでいてくれる事を切に願うものだ。そして、その笑顔をあらゆる悲しみから守りたいと想うものだ。その想いをアーティストにしか出来ない素晴らしい形で表現したバンドがいる。[Alexandros]だ。

公開日:2019年2月9日 更新日:2019年11月23日


この記事の目次 []
  1. ・「歌」を「人」に見立てて表現
  2. ・Your Song
  3. ・君の解釈が全てだよ
  4. ・いつまでも変わることなく歌い続ける
  5. ・[Alexandros] 最新情報
  6. ・リリース情報
  7. ・配信情報
  8. ・ライブ情報
  9. ・[Alexandros] Profile

「歌」を「人」に見立てて表現


PlayStation4用のゲームソフト、「JUDGE EYES死神の遺言」の挿入歌となった[Alexandros]の『Your Song』。この曲には、[Alexandros]がアーティストとして聴き手に対しての愛情が、目一杯に詰まっている。

しかし、この曲に込められているメッセージを「聴き手への愛情」=「聴き手への応援歌」として括ってしまうのは少々もったいないと思うのだ。それはどういう事か。

この曲の持つ意味を、歌詞からじっくり考えて見てみると。彼らが考える“音楽の在り方”“バンドとしての在り方”が姿を現すのだ。そして、決して揺らぐ事はないが、儚く切実な願いが胸に残るのだ。

Your Song


----------------
僕の名前は
ありふれた「とある歌」
彼が書いた
5分ぐらいの命
適当な
コードで紡がれ
透明な
姿に産まれたよ
君に届いた今
これからは「君の歌」
≪Your Song 歌詞より抜粋≫
----------------

『YourSong』で描かれている世界は「歌」の心の内だ。「僕の名前は、ありふれた「とある歌」」と歌詞にあるように、この曲は「歌」が「人」に見立てられている。そして、自分(歌)の存在意義と価値を語っている。

では、この歌は一体誰の歌なのか。それは「彼が書いた」の「彼」である。そう、この歌の産みの親は[Alexandros]ボーカルギターの川上洋平だ。この歌の思考は、他ならぬ川上洋平が歌詞に込めた“想い”なのだ。

しかし何故、自分の想いをストレートに表現せず。わざわざ「歌」の視点で表現したのか。
それは「透明な姿に産まれたよ」という、一見「適当なコードで紡がれた」とあるように、まだ世に出る前の、デモの段階の曲の事かと思える一節に答えがある。

「透明な姿に産まれたよ」は川上が作ったデモの段階で、まだ[Alexandros]の楽曲として仕上がり、誰かの手に届いたわけではないのは確かだ。しかし、もしもデモの段階でも「君に届いた今」「これからは "君の歌"」なのである。

これを川上の視点でストレートに描いてしまうと、やはり聴き手。主にファンは、曲を聴いて産まれた感情や解釈を抑えて、川上の想いに寄ってしまう。それを防ぐために、想いを「歌」の視点に変えて表現しているのだ。

音楽は作り手から聴き手に届いたのなら、それはもう「君の歌」聴き手の物なのだ。

“音楽を聴く時はどんな時?”と聞かれて思い浮かぶのは、ライブであったり家であったり。はたまた外出先の店内有線だったり。場所を考えるが、その“聴く”という行動を促すのは“感情”だ。

“聴きたい”という感情があって初めてライブに行こうと思うし、家でも外出時でも音楽を意識して聴くと思う。そして、その感情はいつも一定である事は稀だ。悲しい事があったから、逆に嬉しい事があったから、あの曲が聴きたいな。と、その時々で曲の選択も変わる。

君の解釈が全てだよ


これは、作り手が聴き手に曲を愛してもらえるように、意図している事かもしれないし。そうではないかもしれない。

作り手の意志というのは、最終的には聴き手の憶測でしかないからだ。だからYourSongは『君の歌』と、はっきり書かれているのだ。

この『YourSong』で伝えたい事は“[Alexandros]の楽曲はどんなものでも、全部聴いてくれた君の解釈が全てだよ”という事だ。

----------------
I'll be by your side
君のそばで鳴るよ
世界中の誰もが敵でも
僕は味方さ
≪Your Song 歌詞より抜粋≫
----------------

[Alexandros]の楽曲は『君の歌』である事は間違いないが、ただ一つだけ“忘れないでいてほしい”事があるのだ。それは、繰り返し出てくる「歌」の存在意義である「世界中の誰もが敵でも僕は味方さ」という事。

ここに、バンドの在り方が色濃く表現されている。[Alexandros]は、歌を聴いてくれさえすれば「一人にはしない」という事を言いたいのだ。きっと、今までもこれからも[Alexandros]の在り方は変わらないのだろう。

いつまでも変わることなく歌い続ける


----------------
いつか僕に飽きても
時々口ずさんでね
≪Your Song 歌詞より抜粋≫
----------------

しかし、聴き手というのは変わる。音楽が、作り手から聴き手に渡ったその瞬間から、作り手の意図や意志を離れて聴き手のものになるのと同じだ。バンドの在り方が変わらなくても、聴き手は何らかの理由で“音楽を聴かない”という選択が出来るからだ。

[Alexandros]は『ワタリドリ』リリース以降、人気バンドとしてその存在を大きくし続けている。

音楽の在り方として、聴き手の感情を尊重する彼らが突如として得た人気。それは今の自分達、音楽と向き合った時に、この一節をしみじみと感じざるを得ないのではないだろうか。

今、多くのファンが心から[Alexandros]を愛し楽しんでいても。突如人気が出たように。フッとその火は小さくなってしまうかもしれない、と。しかし、その時も[Alexandros]は変わらずに揺らぐことなく在り続けるのだろう。

けれど、音楽の作り手として。聴き手がいなければ産み出した音はいつまでも透明のまま、誰の歌にもなれないのだ。だから、歌の最後に諦めながら。それでも伝えさせてと、小さく願いをかけるように。

「愛しているよ」「聴いてくれて、ありがとう」と想いを込めて「いつか僕に飽きても」「時々口ずさんでね」と、切なく愛おしそうに聴き手に向けて歌うのだ。

私はこのように『YourSong』を解釈する。さて、[Alexandros]の想いを想像して『YourSong』を聴いたあなたはどんな風にこの曲を解釈するのだろう。

例え、どんな解釈をしてもこの曲を一度でも聴いたならば。もう、YouraSongは『君の歌』だ。

TEXT 後藤 かなこ

[ALEXANDROS](アレキサンドロス)は、川上洋平(ボーカル/ギター)、磯部寛之(ベース/コーラス)、白井眞輝(ギター)、庄村聡泰(ドラム)の4人からなるロックバンド。所属事務所はUKPM、所属レーベルはUNIVERSAL J/RX-RECORDS。2001年、川上洋平が青山学院大学にて[Champagne]というバンドを···

この特集へのレビュー

男性

2019/11/23 16:58

いや透明な姿っていうのはデモとかじゃなくて単に歌詞やメロディーっていうものが目に見えないものであるっていうことの表現でしょ

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