歌詞が好きな曲ってなんだろう…?
──初めましてですよね、UtaTenです。よろしくお願いします。SHIN:よろしくお願いします!メッチャUtaTen使ってます!
──ありがとうございます!まずはみなさんのプロフィール的な部分から伺えたらと思うのですが、まずお名前と“歌詞が好きな曲”について聞かせてください。
YUKI:YUKIです。僕が好きな歌詞は、マイケルジャクソンの『Man In The Mirror』という、簡単に言うと自分自身を見つめ直そうという曲です。
一番好きな歌詞は、訳すと「人のこととか言う前に自分のことを見て、自分を知ることがすごく大事だよ」という歌詞です。「鏡」というワードがすごく僕の中で響いてて、自分も歌詞にたまに使ったりします。
自分自身を見つめる機会って、視覚的なところでいうと鏡を見たときだと思うんですけど、自分を映すものって大事だなと思ってて。鏡だけじゃなくてそれは僕たちが作っている音楽とかにも反映されていくので、その歌詞はすごくメッセージ性が強いなと。彼の曲の中でも一番元気が出るというか、そんな歌詞ですね。
──皆さん作詞作曲もされてるということで、自分の音楽的なルーツになっているようなジャンルやアーティストさんについても聞かせてください。
YUKI:僕はマイケルジャクソンさん。ラップでいうとJJさんとか。あとは世代的にK-POPも聴いてきましたね。
洋楽のラップは自分にできないと思ってた部分があったのと、日本語のラップに対してちょっと抵抗があったんですけど、K-POPを聴くようになって普通に格好いいなと思ったところからは日本のラップも聴くようになりました。多分BIGBANGとかマイケルジャクソンとか、あと80年代のシンディーローパーとか、メッチャ好きでした。
──なるほど。確かにラップの英語の部分の歌い方とかが、K-POPっぽくもあり、K-POPに振り切ってない英語の発音とかもさすがだなと思います。
YUKI:嬉しいです!ありがとうございます。
──ありがとうございます。では続いて..SHINさん。
SHIN:はい。ボーカルのSHINです。僕が一番歌詞が好きな曲は「世界に一つだけの花」。やっぱり勇気をもらいます。時々自分を見失うっていうか…。
──何があったんでしょうか!?
SHIN:前の取材で、“自分を見失う”というワードが出てきたので引っ張られました(笑)。
やっぱり“自分は自分”ということを教えてくれた歌詞でもありますし、勇気づけられるというか。俺は俺らしくいていいんや!ということに一番共感をしているし、一番大好きな歌詞です。
──なるほど。出身は関西なんですか?
SHIN:宮崎県です。
──そして J-POP育ちですかね!
SHIN:そうです!3歳から歌とダンスはやっていて、中学生の頃にやめちゃったんですけど、中学卒業する時に妹がジャニーズのDVDを借りてきたので観たら、またステージに立ちたいと思ったのがきっかけでもあるんです。
──そうだったんですね。
SHIN:あとはジャスティンビーバーさんとか、K-POPですかね。同じ世代というか同じ年齢の人には、すごくライバル心があるというか。SHINeeのテミンさんだったりとか好きですし、越えられるぐらいの人間になりたいなという思いもあってよく聴いたり観たりします。
──ありがとうございます。では次、KAZUKIさんお願いします。
KAZUKI:好きな歌詞はいっぱいあるんですけど、なぜかパッと出てきたのがYUIさんの『CHE.R.RY』の「恋しちゃったんだ。多分気づいてないでしょう」です。ずっと頭でループするようなメロディーと、ピュアでストレートなワードがいいなって。別に今恋はしてないんですけど(笑)、一番好きな歌詞が決められなくて。
──確かに、倒置法だったり「多分」という言葉を入れたり、当時斬新な感じがありましたよね。
KAZUKI:そうなんですよね!僕の音楽ルーツは、東方神起さんです。やっぱダンスボーカル、K-POPのブームで、いろいろなK-POPのグループは見ていたんですけど、東方神起さんにすごい惹かれて。僕は芸能界に入ったきっかけが俳優だったんですけど、東方神起さんの4thライブのDVDを見て憧れて。そこから自分もステージに立ってみたいという夢に変わったのがルーツです。
──結構皆さんこれまでK-POPをルーツに持っているという話でしたね。お二人はどうですか。
LIN:好きな歌詞はいっぱいあるんですけど、最近だと吉澤嘉代子さんの書く歌詞が、感情とか情景がすごく思い浮かぶようで、すごくいいなと思いました。
──そういう詩的というか情景が浮かぶような歌詞のところって、ご自身が書く時も意識されるんですか。
LIN:やっぱそういう歌詞が好きなのですごく意識します。
──吉澤嘉代子さんを聴かれるとは、すごく意外でした。
LIN:そうですね。基本的に女性のシンガーとかしか聴かないです。単純に男の人の声を聴きたくない(笑)。
──めちゃ面白い理由ですね(笑)。ルーツでいうとどういった曲とかジャンルなんでしょう?
LIN:8歳の頃に芸能界に入ってダンスとかいろいろやっていたんですけど、その時にR&Bとかが結構流れていて。そこら辺がやっぱりふとした時に出てくるので、小さいときはよく聴いていました。ラップでいうと日本には、PSGさんっていうヒップホップユニットがいて、その方たちの音楽を聴いたときに、ラップって格好いいなと思いラップがやりたくなりました。
──ちなみにご自身がラップを始めたのは、いつぐらいになるんですか?
LIN: 高校中盤とかにやりたいと思って。でもやり始めたのは3年生とかだと思います。
──でもまだラップがメチャクチャ流行るよりは前ですね。
LIN:そうですね。一旦2000年とかにKREVAさんとかが流行った時代がありましたよね。それが一旦落ち着いちゃいましたけど、今また流行っていますよね。
──それこそKREVAさんの曲とかは聴いていらっしゃるんですか?
LIN:KREVAさんはよく、勉強として聴かせて頂いています。
──ありがとうございました!では最後にYOU-TAさん。
YOU-TA:リーダーのYOU-TAです。一番歌詞が好きな曲は九州男さんの『雲の上の君へ』という曲がメッチャ好きで。死んじゃった人に向けて歌っている曲なんですけど。歌っててこっちが歌詞見て泣きそうになっちゃうぐらいすごくて、酒飲んだら絶対歌う曲なんですよ。
ルーツとなった音楽は玉置浩二さんと、m-floさんです。僕シンガーなんですけど、ヒップホップがすごく好きで。当時TERIYAKI BOYZさんもメチャクチャ好きで。LINも好きなんですよね。ほんとに誰も知らないようなポッドキャストとかも聴いてたりしていました。
──どういう番組ですか?
YOU-TA:VERBALさんがやってるポッドキャストの番組があって、それでSEEDAさんっていうラッパーとディスリあっているんです。そこで、一語一句言えるぐらいディスりの言葉とかも覚えました(笑)ラップはリズム感が全てだと思うんですけど、そのリズム感が結構歌に使えることが多くて。J-POPとかばかり聴いてると、グルーブ感がないような気がしちゃってて。
だから結構僕はヒップホップを聴いていたし、心の底から首動かせるぐらいの音楽が好きなんです。玉置浩二さんは特に、もう生肉食べてそうな感じだなって最近もっと思っていて(笑)。
──その解釈はすごいですね(笑)
YOU-TA:玉置さんって歌おうとして歌ってないと思うんですよ。例えば「田園」という歌があるじゃないですか。「田園」とかも絶対決まってなかったのに、急に口笛とか吹いちゃうんですよ。アドリブも入っていますし。
でもそういうのって多分、本当に心から歌ってないと出ないし、歌おう歌おうと思っていたら、そういうアレンジとかもできないじゃないですか。だからそういうアーティストになりたいなあというのが、最初に思ったことです。自分の歌で泣いてくれた同性の同い年のやつがいて、音楽やろうって決めたので、正にそういうところとリンクしているかなって思います。
──なるほど。センスみたいなところですよね。歌おうとして歌ってないみたいなところって。
YOU-TA:そうです。今ラッパー2人いて、2人とも僕ができないラップスタイルなので。やっぱりすごく尊敬してるんですけど。尊敬しつつ負けないように頑張っていこうという思いもありますね。
LIN:YOU-TAはボーカルでしょ(笑)
──ラップパートを取りに行きたいぐらいの気持ちがあるんですね!
YOU-TA:結構近い将来あるんじゃないかなと思います(笑)。YUKIとかボーカルに回ってもらって。
YUKI:入れ替えだ(笑)