歌詞のすべてに、僕たちの原体験が詰まっています
──みなさんの人生にまつわる濃厚なエピソードをありがとうございます。そんなみなさんにとって、今回の「READY」の歌詞で、お好きなフレーズを教えていただけますか？
Taka.： 今回の歌詞を作るにあたり、WEBERのみんなの想いを詰め込んで、ブラッシュアップをしました。その中でも、2番のAメロの、「あの日 手を振ったキミに 胸張れるほど まだ自信はないけど 必ず 届けに行くよ 誰かのせいに もうしたくないんだ」に、僕自身の気持ちをもっとも込められたかなぁ、と思っています。──素直な思いが詰まっていると。
Taka.：僕は、これまでに出会えた人とのご縁をたいせつに思っています。でも、さきほどお伝えした「サッカーを辞めること」もそうですが、今は縁が遠くなってしまっている方もいます。今回、READYをキッカケに、これまでに一度はバイバイした人たちも、また笑顔でWEBERを見に来てくれたらいいなぁという願いを込めたフレーズです。
──little Skeetさんいかがでしょう？
little Skeet：Dメロの「どんな夜でも どんな朝でも いつの日かは 旅立つべき時が訪れるから」です。ここは、パフォーマンスをしていても、常にぐっとくるものがあります。──その感情はどこから込み上げてくるのでしょうか？
little Skeet：やはり上京をしたときの感情がピッタリとあてはまると思いました。地元で活動していたときは、東京で大きな物事に立ち向かっている自分は、想像がつかなかったんです。だから、僕にとって、「旅立つ」という言葉は、いちばん素直に表現できるパートです。
──ありがとうございます。えぇと、次の方は…
Hayato：（手を挙げて）ハイ！
little Skeet：挙手性なの？
Hayato：Jを最後にしないと。僕にはまとめられる自信ないですからね！（笑）
──では、Hayatoさんお願いします！
Hayato：サビの「新しい覚悟 歌うよ 今だから言える 言葉 あるんだ」です。──どうしてこのフレーズを選んだのでしょうか？
Hayato：正直に言うと、僕って、これまでの人生で、大きな覚悟を決めた機会がそれほどなかったんです。でも、さきほどお伝えしたように、今回レーベルを移籍させていただいて、自分の中で、固まった気持ちがあります。
──その覚悟が前半にあてはまるわけですね。
Hayato：また、いろいろな経験をしたからこそ、「今だから言える言葉」ってあると思うんですよね。過去の自分に対して、「もっとこうしたほうがよかったんじゃない？」と。だから、新しい生活や、大人になることを恐れないでほしいなぁと。そんな気持ちを、たとえば新成人の方や、新しい世界に飛び込んでいく方にも、伝えたいなと思います。
──Jさんはいかがでしょうか？
J：僕は、2つあります。ひとつめは、2サビの後半の「知らぬ間に 忘れていた情熱に 火をつけて踊りだせ 誇り高く」です。自分自身について、あらためて考えさせられたフレーズなんです。──あらためて考えさせられた、といいますと？
J：これまで、人前で踊ることを当たり前のように感じていた時期もありました。でも、いろんなお仕事を経験させてもらう中で、自分自身にはダンスしかないんだろうな、と。だから、これまで以上に、自分に火をつけて踊って、そのことに誇りを持とうという気持ちを、再確認できるフレーズです。
──もう一つのフレーズはいかがでしょうか？
J： Bメロの「挑んでこそ見える世界がたくさんある」です。ここには、どの年齢の方にも伝えたいことが詰まっているんです。
──どのようなメッセージでしょうか。
J：ひとつのことを決めて突き進むにも、いろいろな世界を見る必要があるということです。いま、いろいろな選択肢がある中で、見たくないもの・やりたくないものを排除できる世の中にはなっていますよね。
でも、僕自身は、都合の悪いことも、いったんは受け入れたほうが、より成長できると思います。だから、たくさんのことに挑んで、「自分にしかつくれない自分」を形成してもらえたらなぁと。
立体的なパフォーマンスからも、WEBERを感じてもらえたら
──それでは最後に、ファンのみなさんへ、おひとりずつコメントをお願いします！
Taka.：僕にとって、今回発売させていただく「READY」は、「これから何をしていきたいのか？なにがワクワクするのか？」ということを教えてくれる作品です。皆さんも、この曲を聞いてもらいながら、もう一度、自分とお話をしてみてもいいんじゃないかなぁと思います。
Skeet：あたらしい一歩を歩み出すときに、背中をポンと押してくれる曲だと思います。これまで、自分の進んできた道っていうものは、良くも悪くも変えられない。そして、その過去こそが、自分を作り上げる源流になっているんです。だから、これまでに起きたことは、マイナスではないととらえてもらいたいですね。「覚悟」を持って踏み出した新しい一歩は、プラスにつながっていくんです。
──Jさんはいかがでしょうか。
Hayato：え、僕、まとめですか！？
──はい（笑）
J：「自分、何をやっているんだろう？」と葛藤している方へ、「READY」を届けたいです。また、WEBERとしてはダンス・ボーカルグループとして、曲の世界観を立体的に表現しています。この4人が集まったパフォーマンスだからこそ、見せられる「READY」があります。だから、ライブを堪能してもらえたときにこそ、心を動かせるんじゃないかなって。そんなきっかけとして、READYにふれてもらえたらと。
──では、最後に、Hayatoさんお願いします！
Hayato：そうなんですよねぇ。僕、まとめなんですよねぇ。
……「READY」を通して、みなさんの背中を押したいです。みなさんがいろいろ経験してきた中で、後悔をしていることもあると思います。でも、「当たり前だと思ってたこと、無駄にしたくない、後悔はしたくない。」という歌詞にもあるように、「当たり前の日々」を糧にして、これからの未来をつくっていけるように、進んでいただけたらと思います！
──たくさんの質問に答えてくださり、ありがとうございました。あらためまして、ニュー・シングルのご発売、おめでとうございます！
Interview Megumi Nakamura
Photo 大西基
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