「関ジャム 完全燃SHOW」はマイナーだけど最高な楽器特集!!
関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は3月10日の内容をお届けします!今回、放送された関ジャム完全燃SHOWは、今まで管楽器や和楽器など様々な楽器を紹介してきました。が、まだまだ見過ごしていた楽器が多数存在しています。
今回はそんなマイナー楽器の「バンドネオン」「チェロ」「アルパ」「クラリネット」「スティールパン」を詳しく紹介している特集です。
これらの楽器の魅力を存分に紹介してくれるゲストがとても熱い!!
世界的に有名なコンサートホールで認知されているあのカーネギーホールで海外公演を行っている小松亮太、いま最も注目を集めているチェリストの古川展生。
アルパの本場パラグアイで日本人として初めて演奏をしたアルパ奏者・上松 美香、ジャズクラリネットプレイヤーの谷口 英治、世界で活躍しているスティール演奏者・原田 芳宏らが登場。
さらにトークゲストには、天才的なボケでどんなスタジオでも盛り上げるザキヤマことアンタッチャブルの山崎弘也、市川紗椰らが登場!!
超一流のプロが語る楽器の魅力、そしてマイナー楽器の苦労や悲しい現実とは!?いったいどんなものだろうか…!?
悪魔が発明? バンドネオン
バンドネオンの形はアコーディオンに非常によく似ています。蛇腹を使って空気を出し入れし、アコーディオンと同じくそれによって音を出すのですが、あまりにもその難易度に違いがありました。
まず音階の位置がバラバラで覚えるのが非常に大変な楽器という事です。村上 信五が「これ規則性ないんですか?」と聞いても「ないでしょうね」とばっさり。弾いてる間に覚えるしかないという返答をもらいました。
さらには音階の位置が左右で場所も違えば数も違うというあまりにも激ムズすぎて、演奏している人が日本には数人しかいないようです。そして蛇腹を引くときと押す時で音色が変わるというもので「弾けるものなら弾いてみろって作ったものですね?」「作った人も本当に弾いちゃってるよ!」とザキヤマも驚きを隠せない様子でした。
有名曲は情熱大陸とランバダです。
演奏者の小松亮太さんは「マイナーな楽器なら絶対仕事がある」「この楽器やったら絶対仕事あるから!!」と言われてやってみたら「マイナー過ぎて仕事がなかった」と嘆いて関ジャムメンバーもかなり笑っていました。
定番でもあまり目立たない?クラリネット
知名度は高く、あまりマイナーなイメージはない楽器の一つであるクラリネット。奏者である谷口英治は「かっこいい音が出ない」と言います。
学校教育の現場で有名曲である「マイムマイム」や「クラリネットポルカ」を弾いてみた所、マイムマイムはともかくクラリネットポルカについては会場のほとんどが知らなかった様子。錦戸 亮は「わからへん」丸山 隆平は「聞いたことはある」と言う程度で「まあそんな感じです」と谷口英治はマイナーな楽器であることを強調していました。
名前はメジャーでもジャズ界では見た目が地味で音が小さいという理由でかなりマイナーになったと谷口 英治は語ります。「見た目そんな地味ではない……」と村上 信五が言うも「サックスとかに比べるとただの棒」と評し自虐が凄く会場は笑いに包まれていました。
しかし音階の標準装備が幅広く、通常の楽器の2オクターブを超えて4オクターブまでありかなり音楽の幅は広がると思わせてきます。しかしかっこいい音が出ず目立たないと谷口 英治は語ります。
ポイントが出る度にクラリネットのディスりが激しいので「誰が言ってんの?」と丸山 隆平も聞きますが、谷口 英治さん本人が言っていて終始自虐がクラリネットを襲いました。
しかしポルタメントというかっこいい技使った曲『ラプソディー・イン・ブルー』を披露すると会場中から大絶賛されました。
見た目が似ててもハープとは違うアルパ
スペインから南米に輸入され、民族音楽として特化したのがアルパになっています。しかし弾き方が違うため、アルパは弾けてもハープは弾けないという面白い特徴を持っています。
有名曲は『ラ・バンバ』」
爪で弾く特徴を持ち、弦に色がついていてとても分かりやすい並びになっています。その説明をしている時に村上 信五が「ピアノでいうずっと白鍵……?」と気づき半音を操作する部分がないと説明がされました。
半音を出すには、アルパという道具を使い適切な場所を押さえないといけないため非常に操作が難しいものになっているようです。
ハープは楽器自体も大きく指の腹を使って演奏しますが、アルパは爪を使って演奏します。さらに弦の幅もハープとは違い狭くなっているのでほとんど別物の楽器になっています。
バイオリンには負けていないチェロ
チェロの音がよく使われている有名曲は『無伴奏チェロ組曲第一番』『世界の車窓から』ととても優雅で重厚感のあるものです。
あまりにも有名である楽器なため、村上 信五が「なんでこの並びで……?」と聞くとバイオリンと比較されたのではないかというようなコメントと「ザキヤマさんに会えたのが嬉しい」と古川 展生は語っていました。
チェロの魅力は高音が綺麗に出せて「むせび泣き」という技術を使うとさらに物悲しい音を出す事が出来ます。さらには人の声に近い音を出せるので低い音を使うととても耳障りが良いというのも特徴です。
単旋律のメロディ楽器なので、バンドネオンやアルパとはとても合わせやすいという話があると、どうやらバンドネオン奏者の小松 亮太さんとは昔電話で話したことがあったようです。一緒に演奏するととてもきれいなハーモニーを奏でました。
演奏は『リベルタンゴ』
錦戸 亮は「強弱の幅が二つとも広くてめっちゃかっこよかった」とコメントし、村上 信五が谷口英治に振ると「クラリネットはあんなイケメンな音はでない」とコメントを残しました。
「一緒に演奏したいと思わない?」とザキヤマが谷口 英治に聞くと「セッションは出来る」と言い、バンドネオン×チェロ×クラリネットのリベルタンゴが演奏されました。
そしてここでさらに凄いのが、やはりプロでジャズ奏者という事でアドリブの演奏を追加されてもさらっと応えてしまう所でした。クラリネットかっこいいというコメントがでると「僕がかっこよく吹くんですよ、ただの棒を」と笑いを誘いました。
20世紀最後のアコースティック楽器スティールパン
最近は技術の躍進によって新しい楽器が出ていますが、ドラム缶から作られたスティールパンはかなり新しい楽器で、アコースティック楽器の最後の形として言われているようです。
あまりにもシンプルな形であり「曲できるの?」と横山 裕も不思議に思ったようですが、曲が奏でられると拍手喝采でとても綺麗な音色でした。演奏した楽曲はディズニーの人気曲『アンダー・ザ・シー』。スティールパンが奏でる音が、『アンダー・ザ・シー』の雰囲気にすごく合っていることもあり、南国行きたいと丸山 隆平も言っていました。
しかしこのスティールパンはソプラノとアルトで叩く場所が違い、新しい楽器を覚えるのと遜色ないという事でした。ベースのスティールパンは完全にドラム缶の形をしていて、ベースに関してはとても簡単そうに見えました。
演奏者は2000年までは1人だったようですが、弟子達との普及活動をしてアマチュアの人が増えかなり有名な楽器になったようです。
「色んな金属があるけど素材はやっぱりドラム缶が一番良い?」と丸山 隆平が聞くとなんでも出来るが頑丈さなどの面から鉄が1番良いとの事でした。
スティールパンは熱くて持てないという特徴を持っているとテロップがでると「鉄の話!」「素材への注意でしかない!」と笑いを誘っていました。浜辺での演奏している人もいるのかと支配人が聞くと「錆びるからやらない」とこちらも笑いを誘っていました。
まとめ
ちょっとマイナーだけど実はすごい楽器特集、いかがでしたでしょうか。最後は全員で『ランバダ』を弾いて締めくくられましたが「選ぶ楽器によって性格が出てる」と錦戸 亮が語るくらい面白い演奏者達と楽器でした。
まだまだ世界にはしらない楽器が多数あるのでこの機会に探してみるのも面白いかもしれませんね。
「関ジャム 完全燃SHOW」放送時間
放送:3月10日(日) 23:10 ~ 0:05 (一部除く)朝日放送:2019年3月10日(月) 1:55 ~ 2:55
出演者
関ジャニ∞:村上信五・丸山隆平・錦戸亮・安田章大・大倉忠義
支配人:古田新太
アーティストゲスト:小松亮太・古川展生・上松美香・谷口英治・原田芳宏
トークゲスト:山崎弘也(アンタッチャブル)・市川紗椰
関ジャム 完全燃SHOW公式サイト