ついに4月29日に開催されることになった初ワンマンライブの会場はなんとマイナビBLITZ赤坂、しかも秒速でSOLD OUTさせたという驚異の新人バンドが初のワンマンライブを前に、1st digital Album『December 9』をリリース。
出会って30分でバンドを結成!
▲写真左より、たつや◎(Vo&Gt.) / LIKI(Gt.) / 奏(Ba.) / RIKU(Dr.)
──初めまして!みなさんの結成は2017年末ということですが、結成のきっかけから伺ってもよろしいでしょうか。
RIKU:もともと別々のバンドで活動していたんですけど、ヴォーカルのたつや◎の弾き語り動画をTwitterで見つけてフォローしたらフォローが返ってきてダイレクトメッセージをしたんです。
当時たつや◎とLIKIが同じバンドだったので、そのバンドのライブを観に行かせてもらって、後日ご飯も食べに行って色々音楽の話をして。
その日帰ってからたつや◎と一緒にバンドやれたら最高じゃないかと思って、一緒にやらないか?って翌日も会う約束したんです。
──アクティヴですね!
RIKU:そうなんです(笑)。同時進行で、もともと知り合いのベースの奏くんにも声をかけて、奏くんとたつや◎と僕の3人で会って、一緒にバンドやろうって話をしました。
その場でみんな今のバンド辞めるってなって結成です。
──すごい(笑)。
RIKU:それは奏くんが「今すぐみんなバンド辞めるなら俺やる」ってその時言ってくれたから。
なので結構勢いバンドなんですよ(笑)。
全員:(笑)!
RIKU:あんまり後先考えない(笑)。でも直感で確信はあったんです。
後日ギターをどうしようかってなった時に、たつや◎のバンドでベースをやってたLIKIを誘おうってなって。
──LIKIくんベースだったんですか!
LIKI:僕がやってるのはギターなんですけど、大学でいろんなバンドを組んでいたんですけど、サポートでベースでもやってみようかなってことでやってたバンドがたつや◎とのバンドだったんです。
たつや◎:俺も当時本気でバンドやってたのに、初めてベース触るって奴がベースとして入ってきて…たまったもんじゃないですよ(笑)。でもACE COLLECTIONでギターに戻ったから良かったですよね。
──ものすごい結成エピソードですね(笑)。みんなの直感が良い作用を生んだんですね。
RIKU:本当にタイミングが良かったと思います!
奏:RIKUとは出会って2〜3年だったんですけど、他のバンド同士だけどリスペクトを持って接しているような関係だったので、良いヴォーカルがいるって聞いてバンドを組む話を始めてから30分で「今日でバンド辞めれる?」って話になってましたね(笑)。
そこで辞めれるっていう2人だったらマジで間違いないし、ここに賭けて万が一失敗しても後悔しないかなって。そんくらい覚悟持っている奴と音楽やりたいなって。
──30分で結成を決めて、バンドの方向性とかどんな音楽をやるかというのを決めたのはその後になるんですか?
奏:何が似合うのかを探すために5 Seconds of SummerとかRADWIMPSの曲をスタジオで合わせてみたけど、方向性って決まらないままでしたね。
──なるほど、今作の収録曲もジャンルの振り幅がありますもんね!
RIKU:これやりたい!っていうのが逆にみんな無かったですね。僕と奏くんは重いラウドロックバンド出身で、たつや◎は歌モノをやってきたけど、僕らはヴォーカル次第でという感じです。
──ラウドロック出身っぽい髪色ですもんね(笑)。
RIKU:やっぱわかりますか(笑)?
奏:明日黒染めしてきます(笑)。
──話は戻りますけど、LIKIくんはギターに戻れて良かったですね!
LIKI:ベースやってた時はギターを封印していたので、ギター弾きたくて!
たつや◎:僕がギター弾くなって言ってました(笑)。
──ACE COLLECTION結成時に足りないのがギターで良かったです(笑)。
それから、YouTubeにあげられている『Shape of You』のマッシュアップ動画の再生回数がすごいことになっていますけれども、マッシュアップや動画投稿を始めたきっかけについても聞かせてください。
奏:僕たち結成した時は普通にライブハウスで活動しようと思っていたんですよ。いつまでにACE COLLECTIONで何をしたいかっていう理想の年表を書いてみて、その中にライブ活動っていうもはもちろん入ってきていたんですけど。
ある時頼れる知り合いにファンの獲得の仕方を聞きに行ったんです。そしたら「YouTubeやってみたらいいんじゃない」って言われて。その時は理解出来なかったんですけど、話を聞いていくうちに納得できる部分も多くて。
──はじめからその気だったわけではなかったんですね。
奏:はい、YouTubeをやることは憧れてきたミュージシャンと活動方法が違うので、色々葛藤はありながらもずっと話し合いを重ねて。
最終的に、俺たちがマインド的な部分でブレなければYouTubeをやろうがライブハウスでライブをやろうが一緒なんじゃないかなって。失敗してもまたライブハウスからやり直せるとも思っていたので、やってみることにしました。
そしたら初めて投稿した『Shape of You』のマッシュアップがバズって(笑)。
──マッシュアップ自体はどなたか元々されていたんですか?
RIKU:たつや◎です。
たつや◎:RIKUと俺はTwitterに動画あげたりSNSを使ってきていたので、その経験とYouTubeの提案をしてくれた人との話をすり合わせていく中で、「マッシュアップっていうものがあって、コレ良いんだよ!」ってアコギでやって見せたんです。
それが良いねってなって、マッシュアップを投稿することに決まりました。
──マッシュアップって本当にセンスないとできないですよね!!
奏:色んな楽曲のサビだけを使えばいいわけじゃなくて、抑揚とか展開をつけるためにBメロを使ったりしながら作るんですけど、そのセンスにはメンバーながら脱帽です。
──あの天井からの撮り方の案は?
RIKU:たつや◎だよね?今一緒に住んでいるんですけど、当時はLIKIの家に集まったりしていて。動画撮るなら3カメでこのアングルで〜とか考えてたんですけど、一緒に住み始めたら結局“上からの1点でよくね!?”ってなって(笑)。
確かにそういう撮り方見たことないし、全員映るし。
──今作『December 9』の歌詞に入っている「黒い絨毯の四角を埋めた」とかってあの動画で見る景色のことですもんね!?
たつや◎:あれです!
──天井からの撮り方をしていなかったら生まれなかった歌詞じゃないですか!
全員:そうですね(笑)!
──ACE COLLECTIONさんは自己プロデュースという点でも長けていらっしゃると感じましたが、今回のアートワーク周りも皆さんののイメージから?
たつや◎:そうですね、どういうアー写を撮りたいとかはその都度気分で決めているんですけど、今回は“1回、めっちゃはしゃぐやつを撮りたい!”ってことでこれにしました!
みんなの表情とか、ピシッと並んでいない感じが気に入ってます。
ACE COLLECTION(エースコレクション)たつや◎(Vo&Gt.)、LIKI(Gt.)、奏(Ba.)、RIKU(Dr.)で編成されるZ世代4人組バンド。 2017年12月9日結成。結成日より、YouTubeでカバー動画の配信を開始。初回投稿動画となるエド・シーラン「Shape of You」のトラックとヒットソング19曲を掛け合わせ···