松本作詞曲がボーナストラックに
──ボーナストラックを収録された経緯についても聞かせてください。松本明人:ボーナストラックは過去の曲なんですけど、2018年にメンバーそれぞれのバースデー月にやった企画で各々が表現したい楽曲をグッズに付けてプレゼントしたんです。
収録したのはリマスターしたものなんですけど、この3曲は『たやすくハッピーエンドにするな』のテーマ性とは違ってくるので、今回ボーナストラックとして収録しました。
──ちなみにどの曲がどなた?
松本明人:実はメンバーに担当カラーがありまして。
MIZUKI:私が担当カラー黄色で『ズーフィリズム』です。
高原未奈:私が赤で『ドリップ』です。
松本明人:僕が余りの青で『仮想行列』です。
高原未奈:私たちはお互い好きな色を。
──本当に”余り”だったんですね(笑)。
全員:はい(笑)。
──『ズーフィリズム』の「迷鳴ヒツジ」って漢字もまたこれうまいこと言いましたね!
松本明人:ありがとうございます(笑)。
──『ドリップ』で歌われている「コーヒーカップ」は何かの例え?
松本明人:これは…エッチな曲ですね(笑)。
──あ!!!!そういう感じですか!色々語れないくらいエッチです?
松本明人:エッチです(笑)。この曲自体が、セックスと"G"のことを歌ってます。
──フアッッ!!!(笑)
松本明人:その相性が良くなかったっていう曲ですね。
──高原さんの曲…そういうイメージで作られたんですね!
高原未奈:(笑)
MIZUKI:ま、大人って事ですよね(笑)!
──(笑)。続いて『仮想行列』について。これは「シンドロームホーンテッドハート」なんて言葉、よく出てきたなって思いました!
松本明人:こういう造語を作るのが好きなんです。でも造語ばっかじゃ伝わらないよって言われて最近はやめてるんです(笑)。
MIZUKI:ハハハ(笑)!!!
──「ホーンテッドハート」って、どういったイメージなんですか?
松本明人:僕、ディズニーランドが好きなんですよね(笑)。
──やっぱり!!!!このメロディーやアレンジ、ディズニーランドみたいに楽しくなれますよね!
松本明人:良かったです!この曲は、本当は楽しくなりたいけど、楽しくなる勇気がない引きこもりの曲ですね。
最後に…
──では、真空ホロウにとってどんな1枚になったか、お聞かせください。
MIZUKI:私は真空ホロウに加入して初めての作品なので、これをスタートとして今作でツアーまでの間にも真空ホロウが広まったらいいなと思っています。
高原未奈:私は加入して2枚目なんですけど、私が加入した前作から女性目線の歌詞っていうところに舵を切っていて。今作はさらにその女性目線というところがテーマとしてはっきりとした1枚になったので、メンバー3人にもなりましたし、私にとってもスタートな1枚という感覚です。
松本明人:メンバーが増えたことで、より様々な武器が揃ったタイミングで、女性が書く女性に伝わる歌詞であったり、それを視覚化できる漫画があったり小説があったり。だから僕はそこで歌を人に届けるということにより専念できたアルバムになりました。
歌詞を大事に読んでもらいながら聴いてもらえると思うし、ライブでも感情や情景を歌で伝えるというところに重きを置きつつ、ライブでしか見られない漫画もあるのでどれ程人に届くのだろうとすごく楽しみです。
新たなスタートでもあるので、楽しみですし、どうかハッピーエンドにしたいですね!
──上手い!!!!(笑)インタビューは以上です、ありがとうございました。
全員:ありがとうございました!
TEXT 愛香
PHOTO 片山拓