1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. 竹原ピストル

竹原ピストルの『Forever Young』を聴くと、今と未来の自分を好きになれる。

今、最も熱いと言っても過言ではないシンガーソングライター「竹原ピストル」。CMソングへの起用、NHK紅白歌合戦への出演、さらには俳優としても活動するなど大活躍中です。そんな彼の名曲の一つ、「Forever Young」について解説いたします!

「今」の自分に劣等感を感じる人へ



「昔はよかったなぁ。」

現状に行き詰まりを感じた時、誰もが思いがちなこと。
それと同時に今の自分が嫌いになったり、失われゆくものを感じて未来が怖くなったり。
過去の自分が輝いて見え、劣等感に駆られてしまうことってありますよね。

そんな状況に晒された時に聞いて欲しいのが、竹原ピストルの「Forever Young」。
きっと、今の自分や未来の自分を肯定することができます。

まずは現状を受け入れる。

----------------
何をどうしても
眠れない夜は
何が何でも
眠っちゃいけない夜さ
≪Forever Young 歌詞より抜粋≫
----------------

悩みが募り積もった時って、眠れなくなったりしますよね。
「寝よう寝よう」と思うとさらに寝れなくなって、気づいたら朝……。
そんな経験をしたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

そんな方へ、ピストルは「眠れない夜を受け入れよう」と優しく語りかけてくれます。

眠れないということは、眠っちゃいけないということ。
むしろ自分が抱える悶々とした思いと向き合う大切な機会であると教えてくれます。

現状を肯定的に受け入れる発想の転換。
ここだけでも心がスッと軽くなりますよね。

----------------
雨宿りするくらいなら
晴れている街に駆けて行くさ
≪Forever Young 歌詞より抜粋≫
----------------

続くこの部分は、現状に悩み前へ進むことができなくなっている人へのメッセージ。
”とどまり悩むくらいなら、別のところへ向かって走れ”と。

「昔はよかった」と悩む人へはややハードルの高い要求にも聞こえますが……。
このメッセージは続くサビでしっかりと補塡されるのです。



後退なんかしてない!

----------------
Forever Young
あの頃の君にあって
Forever Young
今の君にないものなんてないさ
≪Forever Young 歌詞より抜粋≫
----------------

確かに昔の自分はよく見えるかもしれないけれど、自分は自分。
昔の良さを兼ね備えた状態で「今の自分」は存在していると教えてくれています。

非常に心強いメッセージですよね……!

輝いて見えるあの頃の自分も、当然自分。
きっとあの頃のパワーは、どこかに眠っているだけ。

そう考えると、一つ強くなれそうです。

未来を作るのは、自分。

1番では現状を受け入れることについて歌っていますが、2番は未来について。

----------------
くたびれた言葉で
新しい約束を交わし
萎れた声で
新しい歌をうたおう
≪Forever Young 歌詞より抜粋≫
----------------

昔と比べ、なんだか疲れて廃れたように感じる「今」の自分。
でもそんな「今」の自分が発する言葉こそが、未来を作る……。

当たり前のようでなかなか気づけないことに気づかせてくれます。

そして萎れた声を嘆くのもいいけれど、その声で新しい歌を歌うことだってできるんです。
なんだか未来への可能性を感じますよね。
「まだまだやれるかも!」なんて少し前向きになれそうです。

----------------
満ち満ちた若葉はいつだって
色褪せた枯葉の上にひらくのさ
≪Forever Young 歌詞より抜粋≫
----------------

このフレーズが私たちに伝えてくれるのは、”過去があってこそ輝ける”ということ。

辛い時は過去の方が輝いて見えるかもしれません。でも、若葉は枯葉の上にひらきます。
つまり、過去が肥やしとなって生まれる未来の方が輝けるのです。

「あの頃の君にあって、今の君にないものなんてない」

続くサビがさらに気持ちを強くしてくれますね。

終わりに



以上、竹原ピストルの「Forever Young」について解説いたしました。

歌詞だけでも十分前向きになれますが、ぜひ音源を聞いてほしい一曲。優しいメロディー、そして深みのある声がさらに心に安らぎを与えてくれます……!

過去と比べ、今の自分に劣等感を感じている方は必聴です。

眠れない夜に、聞いてみてくださいね。

TEXT ゆとりーな

1976年、千葉県生まれ。 大学生時代の1995年、ボクシング部主将を務め全日本選手権に二度出場。1999年、野狐禅(ヤコゼン)を結成し音楽活動を本格化。際立った音楽性が高く評価され、2003年にメジャーデビュー。 その後、6枚のシングルと4枚のアルバムを発表。2009年4月に野狐禅を解散し、一人···

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約