卒業と出発。
──ツアー「ハジ→ 8周年Year幕開けTOUR→ 〜新たなハジ→まり2019〜 ♪♪♪♪。」の真っ最中になりますけど、ここまでの感触はいかがでしょうか?
ハジ→:感触は良いですね!衣装とかの部分でもハジ→のイメージとは違ったものに挑戦してみたりですとか、ライブの構成も“ハジ→のライブはこう始まってこう終わる”っていうような7年間8年間で積み上げてきた型を一度壊して、期待には答えつつ予想を裏切るようなイメージをしながらライブさせて頂いています。
──セットリストもかなりこだわれているんですね。最新作『超ハジバムthe FINAL。〜さらば平成〜』はアップとバラードを交互に入れ込むような曲順でしたが、セットリストはまたそことも違った感じで?
ハジ→:そうですね、もちろんアルバムの曲たちもちりばめられてはいるんですが、今回のライブで伝えたいことを意識した時に、過去曲たちもちりばめていきながらのセットリストになっています。
──セットリストもすごく楽しみな部分ですけれども、今回ツアーのファイナルが初めて仙台で開催されるということで。ハジ→さんのご出身は仙台だと伺っていますが、ツアー最後に仙台を組み込まれたのにはやはり深い想いがおありなんですか?
ハジ→:そうですね、今年8周年を迎えて新たな始まりというイメージになった時に、今まではツアーファイナルはほぼ東京でやってきたんですけど、今回は自分の地元仙台でファイナルを迎えたいなという想いがあって。
──地元でのライブは毎度やはり温度感といいますか、雰囲気もまた違ったものになるんですか?
ハジ→:地元の方々もたくさん来てくださるんですけれども、ハジ→の地元だから行こうぜって全国から来てくださる方もいるので、そういう皆様にとってハジ→の地元でのライブが観れている!っていう高揚感が加わって熱いライブになってます。楽しみですね!
──全国から仙台に足を運んでくれるファンの方がいらっしゃるなんて、仙台にも貢献していらっしゃいますよね!
ハジ→:(笑)!まだまだですが(笑)。
──ツアータイトルの『新たなハジ→まり』という部分ですが、『〜さらば平成〜』とサブタイトルのついたアルバムも出していらっしゃいますし、具体的に8周年を迎えての今後のビューや目標というものが?
ハジ→:やっぱり8年やっているとこういう風にやってきたし、こういう風でいいんじゃないかって置きに行ってしまうような定番の流れがあったので、新しいチャレンジはしていこうと思っていて。
例えばこの間は卒業式のサプライズライブで呼ばれた時に、初めて撮影を解禁してみたらいろんなところに皆さんがアップしてくれて、TikTokだとかTwitterでたくさんの方に見てもらえたりとかがあったので、そういう部分でも今までを覆していきたいという想いもあります。
──2016年に開催されたフェス、『WE LOVE仙台 2016。』のような活動も今後イメージされていたり?
ハジ→:やりたいと思っています!WE LOVE仙台という形でやっていくのかどうかはわからないですけど、やっぱり地元を応援できる人でありたいし、地元の人に支持される人でもありたいなと思うので。
ここから再スタートを切っていく上で地元の人たちと何か一緒にしたりとか、仙台の人の耳にもっとハジ→の名前が届くような活動をしていきたいの思いますね。
──今回のツアーファイナルの後に、ファンクラブイベントを開催されると聞きました。今回のファンクラブイベント開催は、やはりそういった想いからなのでしょうか。
ハジ→:ファンクラブイベントは相当距離が近いんです、それはすごく意識していて。
インディーズ時代はSNSでもらったコメントにも絶対に返事するっていうことをやってきたんですけど、いつしかできなくなってきてしまって、逆にそれが当たり前になってきちゃって。でももう一回できることってあるんじゃないかなと思って。
当時の距離が近いハジ→が戻ってきたと感じてもらえるような活動の一つとして、ツイキャスをやったりリプ返をしたりっていうことをやっているんです。それをファンの方に喜んでもらえていて、僕も身近にハジ→を感じてもらえれるようにしたいです。
素直とワガママの違い
──先ほど、撮影解禁のライブでの動画がTikTokでも上がっていたということですが、昨年末にリリースされた最新作『超ハジバムthe FINAL。〜さらば平成〜』の収録曲の中でTikTokで使うのにオススメな楽曲を教えてください!
ハジ→:『我はNOを言エル人にナル。』ですかね!?パッと浮かんだだけですけど、「NO」を口パクで入れたりとかも面白そうだし、サウンド的にもTikTokに向いてるんじゃないかなって思います!
──カッコいい歌詞とトラックですよね。『我はNOを言エル人にナル。』は、トラック先行で作られた曲なんですか?
ハジ→:「我はNOを言エル人にナル」っていうフレーズが降りてきて、そこからトラックメイカーの人と作っていきました。
──サビのフレーズが先行したんですね。そこから曲を展開していくにあたって込めた思いについても、改めて伺わせてください。
ハジ→:自分が嫌なものは嫌だって言える生き方のほうがなんだかんだ幸せなんじゃないかなって考えた時にサビのフレーズが出てきたんですけど、断ったら嫌われるんじゃないかと思ってしまって、いつしか嫌なのに一緒にいてしまうとか、嫌なのに参加してしまっているとかってありますよね。
僕もそういう経験が過去にあったりもしたので、自分の決意表明も込めて書きました。
──私もよく悩むんですけど、素直とワガママの境目って難しくないですか?素直に生きることってただのワガママなんじゃないかと思って結局NOが言い出せなくなったり…。
ハジ→:そうですよね!“ワガママ”と“我がまま”ってイントネーションを変えるだけで意味が違って聞こえるじゃないですか。
“ワガママ”は自分の主張で人を困らせるイメージですけど、“我がまま”ならいいんじゃないかなって思います。