春は甘酸っぱい思い出の「制服」♪
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春は卒業の季節。
好きだった男の子と、卒業によって離ればなれになってしまう女の子の切ない心情を歌っています。
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卒業証書抱いた 傘の波にまぎれながら
自然にあなたの横 並ぶように歩いてたの
四月からは都会に
行ってしまうあなたに
打ち明けたい気持ちが
でもこのままでいいの
ただのクラスメイトだから
≪制服 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞を読んでいくと、クラスメイトの男の子との別れに胸を痛める女の子の気持ちが手に取るように分かりますよね。
"好き"って告白したいけど、クラスメイトだからこのままでいいなんて…。
なんて清純なんでしょうか!皆さんにもこんな時代があったでしょ?
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桜が枝に咲く頃は
違う世界でひとりぼっち
ひとりぼっち生きてる
雨に濡れたメモには 東京での住所が・・・
握りしめて泣いたの
≪制服 歌詞より抜粋≫
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でもね…結局その男の子も主人公の女の子にちょっと気があったってオチなんです…。
ですよね~!
そんなオチがないと盛り上がりません!(笑)
夏はもちろん「夏の扉」♪
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当時の女の子は皆このジャケットの"聖子ちゃんカット"を真似してましたね~!
前奏からフレッシュな夏を連想させる、松田聖子の代表曲といってもいい『夏の扉』です♪
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髪を切った私に
違う女みたいと
あなたは 少し照れたよう
前を歩いてく
≪夏の扉 歌詞より抜粋≫
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松田聖子の歌の特徴は、冒頭の歌詞にとてもインパクトがあることです。
そして、題名に直結した意味を持つことがとても多いように感じます。
『夏の扉』という楽曲なだけに、"夏=暑いから髪を切った"ということと解釈ができます。
そこですかさず自分の心情ではなく、いつもとちょっと違う彼女を見た彼氏が照れるという!
こんな事ってカップルの間ではあるあるでしょ?(笑)
少し髪が短くなった彼女は大人びて見えたんでしょうね♡
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フレッシュ!フレッシュ! フレッシュ!
夏の扉を開けて
私をどこか連れていって
フレッシュ!フレッシュ! フレッシュ!
夏は扉を開けて
裸の二人包んでくれる
≪夏の扉 歌詞より抜粋≫
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当時のアイドルには"親衛隊"と呼ばれるファンがいました。
ここにある「フレッシュ!」という歌詞の部分、この時にその親衛隊は一緒に「フレッシュ!」を叫ぶんです!
その親衛隊は合いの手も入れてましたっけ…。
「せいこ~!!」って感じで!(笑)
秋は切なく「風は秋色」♪
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記事の内容とは全く関係ありませんが…このジャケットもなんて可愛いんでしょう!
現在でもとてもお美しいですが、当時もとても可憐で可愛らしかったです♡
スミマセン…本題に戻りましょう。(笑)
『風は秋色』はデビュー3枚目の両A面シングルで、もう一曲は『Eighteen』でした。
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忘れるために訪れた海辺の街
ちぎれた愛が指に髪に離れない
泣き虫なのはあなたのせいよ
ふるえる心 愛のせいなの
≪風は秋色 歌詞より抜粋≫
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秋というただでさえ切ない季節に、これ以上ないほどの切ない想い。
「ちぎれた愛」や「ふるえる心」などのワードが並んでいますが、悲恋の楽曲ではないんです。
じゃあ何?とお思いでしょう。
よく聞いてください…。
"好き過ぎて切ない"という心情の楽曲なんですね~。(照)
"いや~ん"というはるな愛の叫び声が聞こえてきそうです…。
冬は「ハートのイアリング」♪
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とてもポップなジャケ写ですが、シングルで松田聖子初めての"失恋ソング"がこの『ハートのイアリング』です。
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Stay with me 気にしてるの?
ハートのイアリング
他の誰かにもらったの 嘘のつぶやき
≪ハートのイアリング 歌詞より抜粋≫
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自分で買ったハートのイアリングを身に付けて、彼の反応をみようと企んでいる主人公がいます。
聞かれてもいないのに、他の人からもらったという嘘をついてみるんですね。
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優しく叱ってよ 嫉いても くれないの?
そんなに冷めてしまったの?
あの娘のうわさなど 信じたくないけど
本当だったら はっきりさせてね
≪ハートのイアリング 歌詞より抜粋≫
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彼には女性の影がチラついているんです。
本当は主人公は気付いているんですが、そんなはずはないという気持ちも半分…。
自分に怒ることも妬くこともない彼に、ちょっと悲しいと思いながらまだ半信半疑です。
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Stay with me 見たがってた
ロードショーさえ
あの娘と先に行ったのね 言葉濁して
Stay with me くやしいから
スキーに行くわ
頭の中でこしらえた 彼と一緒に
≪ハートのイアリング 歌詞より抜粋≫
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遠回しに主人公は彼に問いただしてみます。
すると、彼は思わず違う女性の存在を口に出しそうになるんです。
ここで主人公は確信してしまう…。
そしてまた嘘をつくんです。
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サヨナラと今言ったの?
遠すぎて聞きとれないわ
優しく叱ってよ 素直じゃない私
素速く席を立たないで
≪ハートのイアリング 歌詞より抜粋≫
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いつものデートのつもりでお茶しに来た主人公。
別れ話をしに来た彼。
この歌詞を読み解いていくと、そんな情景が手にとるように分かります。
歌詞だけを読むととても悲しい内容ですが、曲調は反対にとてもポップ♪
それもそのはず…ペンネーム「Holland Rose」という名で、佐野元春が作曲を担当しました。
彼にかかれば失恋ソングもこんな風になるんだと目から鱗の楽曲です♪
"永遠のアイドル"で"永遠の少女"松田聖子♪
不思議です。
松田聖子は現在でも一切の"くすみ"が感じられません。
人間ですから、間違いなく年齢を重ねているはずなんですが…。
デビューの時の透明感がずっと今でも続いています。
ヴィジュアルももちろん、伸びの良い声も当時のそのまんま現在まで維持されていますよね。
もしかしたら…ホントは松田聖子なんて存在しないのでは?!
…なんて(笑)
ずっと、ずっとこの"永遠のアイドル"を応援し、見守っていきましょう♪♪
TEXT 時雨