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秘密結社が超常世界の均衡を守る
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かつてニューヨークと呼ばれた街は、一夜にして人界と異界とが混じり合う世界「ヘルサレムズ・ロット」と呼ばれる様になり、超常現象や犯罪が日常的に発生する混沌の世界と化した。
そんな中、均衡を守ろうと秘密裏に動く「秘密結社ライブラ」。不死に近い存在の吸血鬼「血界の眷属(ブラッドブリード)」が出現すれば封印を行い、世界を救う苦戦の戦いの日々を過ごしていた。
あらゆる物が見えてしまい、人が通常見えない物が青い目を通して視界に入る「神々の義眼」をもったレオナルド・ウォッチが彼らの仲間に入り、ブラッドブリードと戦いながらも日々起きる奇々怪々な事件に時に面白可笑しく、時にシビアに巻き込まれる物語。
登場キャラクターはコチラ!
●レオナルド・ウォッチ主人公で神々の義眼を所有し、自分を助けてくれた視力の無い妹の視力回復方法を探している。神々の義眼はとても貴重な能力としてよく狙われることが多い。ひょんなことからライブラに加入することになり、レオナルド・ウォッチが加わることになってブラッドブリードとの戦いは大きく変化した。肩には白い音速猿のソニックが乗っかっていて、音速を越える速さで行動することが出来る。
●ミシェーラ・ウォッチ
レオナルド・ウォッチの妹で異界の者リガ=エルに神々の義眼を与える代わりに、兄妹どちらかの視力をもらうという選択肢に自らの視力を捧げた車椅子の少女。
●クラウス・V・ラインヘルツ
秘密結社ライブラのリーダーであり、ブレングリード流血闘術を使う武道派。貴族ラインヘルツ家の三男で常に丁寧な口調で話す紳士であるが、戦闘になると獣の如き強さで相手を屠る。
●ザップ・レンフロ
血液を色んな形や、武器に変える斗流血法カグツチの使い手。戦闘ではみんなからの信用もあり頼りになるが、金銭トラブルと女がらみの事件を毎度起こすチンピラ。レオナルドに何かとちょいちょい絡み、仲が悪いのかと思いきや助けたり協力したりする。レオナルドにとってはライブラの先輩にあたる。
●堕落王フェムト
13王の1人堕落王で変人。気まぐれでとても退屈を嫌い、事件を起こして退屈しのぎをする。面白いことには目がなく、彼が引き起こす事件は世界の命運が左右されるほど大きなものばかりで、巻き込まれるライブラや、特にレオナルド・ウォッチはその度に解決するのに必死である。支離滅裂な性格かと思えば、自分のルールをもち時に紳士な態度を見せる存在。
先が全く見えないストーリーとキャラクターの個性が光る
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キャラ一人一人の個性がとても強く、各々特殊能力や技を出すシーンは全て格好良いです!
特にブラッドブリードとのバトルは、駆け引きや技の応酬で目が離せません。そして、激しい戦闘だけでなく笑える場面が多過ぎて、バトル物なのかお笑い物なのか主体が分からないのも惹かれるポイントです。
特にレオナルドとザップの絡みは面白すぎて、いい味を出しています。街には異様な形をした住民がとても多く住んでいて、“何だこの生き物は?”と突っ込みを入れたくなる場面も多々あります。
毎話完結の様に新しいことが起きて、ストーリーが繋がっていないようで繋がっているので、見逃せない内容になっています。
原作者は人気漫画「トライガン」の作者
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原作者は内藤泰弘。原作は2008年に「ジャンプスクエア」で掲載されたのが始まりで、その後何度か休刊と連載を繰り返し、現在は「ジャンプSQ.RIZE」で掲載中。
アニメの第1期は、2015年4月から6月まで放送され、2期の「血界戦線 BEYOND」は2017年10月から12月まで放送されました。
代表作「トライガン」は有名で漫画からアニメ、映画化までされた人気作品です。
監督は松本理恵と、高柳滋仁。松本は「プリキュア」の作品に参加しており、高柳は「幽々白書」、「忍空」に参加した演出家。
キャラクターデザインは川元利浩が担当しています。
特徴的な声の主から、誰もが知っているあの声優も参加
●レオナルド・ウォッチ役:阪口大助
数多くの作品、主人公役を演じてきたちょっと声色が高めなのが特徴の実力派声優。1992年から活動している男性ベテラン声優です。主な参加作品は以下の通り。
「機動戦士Vガンダム」ウッソ役
「銀魂」志村新八役
「CLANNAD -クラナド-」春原陽平役
●ミシェーラ・ウォッチ役:水樹奈々
容姿端麗で声優としても歌手としてもトップと言っていいほど、言わずと知れた女性声優。主な参加作品は、以下の通り。
「NARUTO」日向ヒナタ役
「魔法少女リリカルなのは」フェイト・テスタロッサ役
「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ役
●クラウス・V・ラインヘルツ役:小山力也
ダンディーな声が特徴で、2代目毛利小五郎でもお馴染み。海外ドラマの吹き替えが声優デビューで、2011年『第5回声優アワード』にて『富山敬賞』を受賞。主な参加作品は、以下の通り。
「24」ジャック・バウワー役
「名探偵コナン」毛利小五郎役
「HUNTER×HUNTER」ジン=フリークス役
「うしおととら」とら役
●ザップ・レンフロ役:中井和哉
声優だけではなくナレーションや報道などにも参加し、2011年、第5回声優アワードにて「助演男優賞」を受賞。『ONE PIECE』に参加してからは一段と活躍の場が広がった声優。主な参加作品は、以下の通り。
「ONE PIECE」ロロノア・ゾロ役
「銀魂」土方十四郎役
「戦国BASARA」伊達政宗役
●堕落王フェムト役:石田彰
石田ボイスと言われるほど独特だが、優しい声の持ち主で業界外からもファンが多い。歌わない声優としても知られている。
主な参加作品は、以下の通り。
「銀魂」桂小太郎役
「新世紀エヴァンゲリオン」渚カヲル役
「PERSONA3 THE MOVIE」結城理役
OPもEDもとにかくカッコ良すぎる!
第1期OPテーマ『Hello,world!』
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顔を上げて 黒い目の人
君が見たから 光は生まれた
選んだ色で塗った 世界に囲まれて
選べない傷の意味はどこだろう
ご自分だけがヒーロー 世界の真ん中で
終わるまで出突っ張り ステージの上
どうしよう 空っぽのふりも出来ない
ハロー どうも 僕はここ
覚えてしまった感覚 思い出とは違う類
≪Hello,world! 歌詞より抜粋≫
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『Hello,world!』は、ノリの良いロックな感じの曲で毎日の生活の中で常に感じることについて歌った曲に感じました。
黒い目の人がレオナルドのことなのか、ミシェーラことか、どちらにしろ“君のお陰で前に進める!”と意味していると思えますし、「選んだ色で塗った」のサビ部分は、“色々な決めごとがある日常の中、選択出来ないことで傷ついている人がいる。
一人一人の人生はみんな自分が主役で、もっと自分を見てほしい”という嘆きにも訴えにも聞こえます。
ハチャメチャな毎日の中で、少しでも変わっていきたいという主人公・レオナルドの背景とマッチしていて、OPからテンションを上げてくれる1曲です。
第1期EDテーマ『シュガーソングとビターステップ』
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コントラストが五線譜を飛び回り 歌とリズムになる
ママレード&シュガーソング、ピーナッツ&ビターステップ
甘くて苦くて目が回りそうです
南南西を目指してパーティを続けよう 世界中を驚かせてしまう夜になる
I feel 上々 連鎖になってリフレクト
蓋然性合理主義の正論に揉まれて 僕らの音楽は道具に成り下がる?
こっちを向いてよ 背を向けないでよ それは正論にならないけど
≪シュガーソングとビターステップ 歌詞より抜粋≫
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UNISONが得意のダンスミュージックの様で、軽快でいて盛り上がる曲です。出だしの「超天変地異みたいな」は、このアニメのストーリーそのものなんです。、
サビの「ママレード&シュガー&ソング」は、パンに塗る物で上手く表現しています。それはまるで、甘くて苦くてとにかく忙しい日常を、楽しいパーティーをして跳ね返してやろうという表現に感じました。何でも楽しく変えることが出来れば、毎日が少しでも幸せになれるという想いが伝わる1曲です。
第2期OPテーマ『fake town baby』
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幸せになるパーセンテージ 忘れちまったよ
神様はいない 要らない いても 要らない
ここは誰の現在地だ?
甘いか苦いかは君が決めろよ
「嫌いなもんは嫌い うるせえ 黙れ」
それじゃ 多分とうに立ち行かない
ぐだぐだ言ってるだけじゃ 見向きされないのが この街のルール
またとない このcallor dropに乗るだけ
悪鬼羅刹さえも手を叩く さあ喝采万来、お待たせ
≪fake town baby 歌詞より抜粋≫
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前期エンディングを担当したUNISONが、今回は2期オープニングを担当しました。今回で2回目の主題歌担当で、このアニメの世界観にそれほどハマったバンドなんだと強く感じさせられます。
ここまで来ると「血界戦線」と言えば、“UNISON”と言えるほど監督のお気に入りバンドだと思います。
出だしから英語の歌詞でカッコいいのですが、和訳してみると意味が繋がりません。逆にそれが意味をなして、アニメの無茶苦茶なストーリーそのものを表し、サビは少し汚い言葉でワイルドに叫ぶ感じで何もかも否定しています。
ですが、“選択肢があるならごちゃごちゃ言ってないで行動あるのみ!”と言っているように感じました。
第2期EDテーマ『ステップアップLOVE』
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だから ステップアップLOVE 絶対したい
いろはも まだ勉強中
アタシ ステップアップしたい めっちゃしたい
異論反論 また燃えだす
寂しいから 笑って
虚しいなか 笑って
遊ぼう 変わらぬ日常から
今すぐ飛んで 抜け駆け
日曜日の 明後日
≪ステップアップLOVE 歌詞より抜粋≫
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今回のエンディングもダンスミュージック的な曲ですが、どこかレトロナンバーのような作りで一風変わった曲に感じられました。
エンディングでもわざとレトロな画で描かれていて、歌詞とアニメ内容とはあまり関係が無いらしく、アニメを知らなくても聴ける1曲に作られたみたいです。
語りと歌が上手くコラボしており、それに加え少しエロいイメージになっています。また、岡村さんのダンスが何故だかドはまりしてしまいます。
理不尽な内容とセンスの良い曲
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様々な内容が交差していますが、お笑い要素が多々溢れており、絶対に1度見たら見逃せません。画もキレイで、紹介しきれなかった登場キャラクターの数々と迫力のバトル、見たこともない街の住人、そしてアニメの魅力は見た人にしか分からないかもしれません。
絶対に見た方がいいアニメのひとつだと言っていいと思います!
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TEXT katoshi