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【インタビュー】TRUE、新曲を通した「響け! ユーフォニアム」との素敵な関係性

アニソンシンガーのTRUEが4月17日に、新曲『Blast!』をリリース。今作は「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の主題歌。とても素敵な魅力を詰め込んだ『Blast!』について、TRUEにじっくり語っていただきました。

公開日:2019年4月22日 更新日:2019年5月9日

Interview

長澤智典


この記事の目次
  1. ・もう4年間、「響け! ユーフォニアム」と一緒に歩んでいるので。
  2. ・「響け! ユーフォニアム」を通してTRUEと出会った人たちへの恩返しの想い
  3. ・「響け! ユーフォニアム」の世界観と本当に共感できる部分が沢山ある
  4. ・とある人が久美子の心をエグってくるんですね。
  5. ・ファンの人たちと一緒に5年間の歩みの奇跡を触れられたとき。
  6. ・夢を真っ直ぐに追いかけている2人だからこそ出せた決断
  7. ・『Blast!』は聴いた人たちに「前へ進んでゆく元気」を与えられる
  8. ・TRUE 最新情報
  9. ・リリース情報
  10. ・ライブ情報
  11. ・TRUE Profile


もう4年間、「響け! ユーフォニアム」と一緒に歩んでいるので。

──『Blast!』を聞いた瞬間から、物語の場面が見えてきました。それくらい臨場感を持った楽曲だと強く感じました。まずは、「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の主題歌『Blast!』を作るうえでの狙いから聞かせてください。

TRUE:最初に監督さんとお話をさせていただき、監督自身が主題歌に込めたい想いや投影したい背景を伺ったうえで楽曲制作へ入りました。

中でも、監督さんがテーマとして着目していたのが、「高校2年生になった(黄前)久美子が、新入部員として入ってきた1年生たちをまとめてゆく、まさに中間管理職的な立場になったうえで感じる想いを表現できたら面白いんじゃないか」ということでした。

まだ高校1年生だった頃の、知らない物事に向かって我武者羅に頑張っているときの久美子とはまた異なる、1学年上がった久美子が感じる世界観をどう表現しようかというのは、監督さんと話をしていく中で上がったテーマでもありました。


──『Blast!』の歌詞の随所に、物語の展開を想起させる言葉をたくさん散りばめていますよね。その冴えた表現手腕に、気持ち揺さぶられました。

TRUE:わたし自身、「響け! ユーフォニアム」の第一期第二期の主題歌を担当させていただいていたこともあって、「響け! ユーフォニアム」の世界観を作るなら自分が一番相応しいと思っていたように、苦労も背伸びもすることなく、自分の感じたままに歌詞へ想いを表現出来たなという手応えはありました。



──TRUEさん自身、「響け! ユーフォニアム」との繋がりも長いですもんね。

TRUE:もう4年間、この作品と一緒に歩んでいるので。


「響け! ユーフォニアム」を通してTRUEと出会った人たちへの恩返しの想い

──『Blast!』は、ブラスの音が高らかに響き渡るよう、まさに吹奏楽が楽曲のベースになっていません?

TRUE:そこは、イントロから意識して制作してもらったところでした。『Blast!』の作曲と編曲を手掛けてくださったのは、「響け! ユーフォニアム」第一期オープニングテーマ曲の『DREAM SOLISTER』を手掛けた加藤裕介さん。

『DREAM SOLISTER』を超える楽曲を作れるのは、作曲者である加藤裕介さんしかいないと思い、今回の作曲と編曲をお願いしました。結果、「響け! ユーフォニアム」の世界観を投影した楽曲に仕上がったなと思います。


──『Blast!』からは、TRUEさんと加藤さんの「響け! ユーフォニアム」愛を強く感じさせてくれますからね。

TRUE:まさに、その言葉に相応しい楽曲が出来上がったなと思います。わたし自身、「響け! ユーフォニアム」という作品にはとても感謝をしています。というのも、アニソンシンガーとして活動を始めた1年目のときに、わたしは「響け! ユーフォニアム」と出会いました。

その出会いをきっかけに、さまざまなイベントへ出演する機会を得て、いろんな経験と景色をこの作品を通して見せていただけましたし、今も見させていただいています。それは、TRUEを応援してくださるファンの方々との出会いも含めてのこと。それもあって、わたしは『Blast!』を作る際にも、「響け! ユーフォニアム」を通してTRUEと出会った人たちへの恩返しの想いも胸に制作へ打ち込みました。


──まさに、「響け! ユーフォニアム」という作品と一緒にTRUEさんは歩み続けてきたわけですね。

TRUE:そうなんです。


14th Single「Blast!」

「響け! ユーフォニアム」の世界観と本当に共感できる部分が沢山ある

──『Blast!』の歌詞は、本名の唐沢美帆名義でTRUEさん自ら担当しています。ぜひ、『Blast!』の歌詞に触れるうえでのポイントも教えてください。

TRUE:アニメの第一期第二期にはそこまでフィーチャーされていなかった"恋の要素"が、劇場版には含まれています。そこから、恋の要素を楽曲に入れてみるのも面白いのかなという想いもありました。

ただし、男女の恋模様をそのまま描くのは「響け! ユーフォニアム」の世界観を表す楽曲として相応しくないのでは?という懸念もあったことから、ヒロインの久美子とユーフォニアム…つまり、わたしと音楽というところを主軸にしたうえで、楽曲の要所要所に恋のエッセンスと音楽的な言葉の要素を散りばめました。そこの匙加減には注目してもらいたいところです。

他にポイントを上げるなら、「悔しさに負けそうな時ほど 繰り返し練習 安定剤」という歌詞の部分。作品に登場する吹奏楽部の部員たちはもちろん、わたし自身もそこは日々そうしていること。もっと言うなら、『Blast!』は、わたしが活動をしてきた5年間の日々を歌った楽曲にもなったなと、作り終えたときに感じました。


──TRUEさんは、今年5周年を迎えたわけですもんね。

TRUE:そうなんです。今も、5周年の活動をしている時期ですけど。それもあって、自然と、わたしの5周年と重なる言葉も、作品の印象と重なる形で散りばめられたのかなと感じています。そこも含め、歌詞に込めた想いを受け止めてもらえたら嬉しく思います。


──「悔しさに負けそうな時ほど」と、中に書いています。まったくないとは言いませんが、TRUEさんの場合、それでも着実にステップアップし続けている印象も覚えます。ご自身は、その悔しさを何度も重ねながら今へ至っている形なのでしょうか?

TRUE:むしろ、悔しいことばかりです。たとえば、ライブ一つを取っても「完璧」と思える経験は一度もありません。もちろん、自分と自分以外の人との下す評価はいろいろ異なるのもわかりますけど、わたしは満足と同時に、つねに悔しさも感じ続けています。むしろ、その悔しさや自分に足りないところが見えてくるほど、そこを埋めてやろうと頑張るように、そこが音楽へ携わっていくうえでの面白さだともわたしは感じています。


──いろんな失敗や悔しさの経験が、自分を未来へ突き動かしてゆくわけだ。

TRUE:そうなんです。その気持ちは「響け! ユーフォニアム」に出てくるキャラクターたちとも共通すれば、わたし自身も共感を覚えるところ。「響け! ユーフォニアム」の場合、年に1回のコンクールへすべてを賭け、毎回「これが最後かも知れない」という想いも抱きながら臨んでいくように、わたしもライブに関しては何時もその気持ちを持って立っています。

吹奏楽部の部員たちが本番前に怖さを覚えるのと同じように、わたしもステージに上がる前には怖さを感じています。「響け! ユーフォニアム」の世界観と共感できる部分がわたしの中にはたくさんあるんです。


──「頑張ろうって力むたびにピッチが外れる」こともあるわけですね。

TRUE:本番に限って力んでしまうことはあります。そこは、もっと力を抜ければいいんですけどね。


とある人が久美子の心をエグってくるんですね。

──『Blast!』を聞いていると、「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の内容がいろいろ膨らんできます。きっと、映画の本編を見終え、エンディングで『Blast!』が流れてくると、より『Blast!』の歌詞に込めた想いを実感するのかなと想像するように本編を観るのが楽しみになりました。TRUEさんは、もう「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」をご覧になっていますよね。ぜひ、この作品の見どころを教えてください。

TRUE:今回のエンディングには『Blast!』の歌詞の字幕を付けていただいています。それだけ歌詞を大切にと思ってくださったことが本当に嬉しかったです。わたし、試写会で「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」を見終えたときは、同じく試写を見ていた声優陣の方々に驚かれてしまったくらい号泣状態でした。

先日も、黄前久美子を演じている声優の黒沢ともよさんが、その話をラジオでもしてくださっていたように、まわりの人たちが衝撃を受けるほど、わたし自身は大号泣していました。もちろんわたしも、作詞をするうえで台本どころか絵コンテも見ていたように、事前に内容を把握していたにも関わらず、実際に映像になった作品を観たときにはもう涙が止まらない状態で。


──そこまで心揺さぶられた要因が、とても気になります。

TRUE:「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」は、ただただ部活動の楽しい部分を描いた作品ではなく、その中へドロドロとした心の中に巣くう深い闇の部分も描きだしています。あまり真正面から向きあいたくない感情もしっかり描写されていることもあって、そういう部分に心突き動かされる面がわたしの中にはありました。

加えて、演奏シーンがテレビシリーズ以上にパワーアップされていて、そこでも号泣。とくに最後の演奏シーンは素晴らしすぎて、身体中の水分を振り絞るほど泣いてしまいました。ホント、観た後にいろいろ考えさせられる作品であることが、わたしの場合はとくに涙を呼び起こす面では大きかったと思います。



──それは、作品の中へヒロインである久美子の心の葛藤を描いているからなのでしょうか?

TRUE:具体的な人物は見てのお楽しみとしてぼかしますが、とある人が久美子の心をエグっていくんですね。それがけっこうエグいと言いますか、久美子があえて見ないでいた部分や、久美子自身が自分でも嫌だと思っている部分へ、その人はズカズカと土足で入り込んでは、その感情をエグり出してゆく。

だけど、その人もじつは楽器も、演奏も、頑張ることも好きゆえに出てしまった行動。他人に投影しないと自分の悩みを解決できない、そんな中高生特有な感情を通し、観ている人たちも自分自身の気持ちを投影しては、その人自身の気持ちを見つめ直す機会になるのではないかと思います。
  
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