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CHEMISTRYが紡ぐ美しいハーモニーで今宵は眠ろう

CHEMISTRYのハーモニーは本当に美しい…。川畑要と堂珍嘉訓のコンビネーションはデビューからずっと色褪せていません。この二人だから創り出せる奇跡のハーモニー。これは聞かなきゃ損です!今回は、2月に発売された『もしも』に収録された3曲をご紹介!

美しいハーモニーを奏でる2人組

CHEMISTRYのハーモニーは本当に美しい…。

川畑要の力強く伸びる声と、優しい高音で寄り添う堂珍嘉訓のコンビネーションはデビュー当時から現在まで全く色褪せていません。

眠れない夜、この心地良さがクールダウンにはぴったりです♪

『もしも』に収録の3曲をご紹介

2019年2月13日にリリースされた『もしも』。CHEMISTRYらしいとても心地よいR&Bです♪

長年彼らの楽曲に携わってきた松尾潔が作詞を担当。この楽曲の特徴として、CHEMISTRYの”色”であるハモりがワンフレーズしか無いということがあげられます。

それぞれのパートをそれぞれが大事に歌い上げているところが逆に、とても新鮮に感じる一曲です。

もしも


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今はまだ信じたくはない
電話越し あなたが言ってた「さよなら」を
今はまだ涙も出てこない no…
ひとすじの光さがして あがいてるだけ
≪もしも 歌詞より抜粋≫
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彼女に別れを告げられた直後の男性の心情を歌っています。ショックが大きすぎてまだ受け止めることができないのでしょう。呆然とする男性の姿が冒頭の部分で浮かんできます。

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もしも このまま ふたり離れても 心のシミは消えないだろう
もしも あの日に帰れるとしたら あなたは何を望むだろう
≪もしも 歌詞より抜粋≫
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「もしも」という言葉が今はただ頭の中を巡ります。後悔してもしきれない…。彼女とのことがまるで「シミ」のように心の中に広がっていきます。

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もしも これから 嵐が吹いても 心の地図は消せないだろう
もしも 新しいリズムに揺れても あの日のメロディ 残るだろう
≪もしも 歌詞より抜粋≫
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この先新しい恋をしたとしても、きっと彼女のことはずっと心の中に残ってしまうだろう。それほど彼女のことを愛していた…。「もしも」というフレーズが何度も繰り返され、その心情をより強く感じさせます。

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初めて結んだ絆
初めて抱いた夜の甘さ
初めて迎えた朝のまぶしさ (two hearts as one)
≪もしも 歌詞より抜粋≫
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今はただ、そこにいない彼女のぬくもりを思い出すことしかできません。ここでやっと主人公の男性に涙が溢れます。別れが現実のこととして実感できた瞬間なのでしょうね。

「They ain't over…they ain’t over」最後に出てくるこのフレーズでCHEMISTRYのハモりが入ります。”まだまだそれら(彼女とのこと)は終わっていない”。

今は到底思い出にできない、苦しい心情がCHEMISTRYのハーモニーによって際立ちます。

夜行バス


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5年振りに帰る
ふるさと思って 涙浮かべ
カバンの中にしまい込んでた
幼い頃の記憶
≪夜行バス 歌詞より抜粋≫
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夜行バスに乗って故郷へ帰省する主人公がいます。しばらくぶりの実家なのでしょうね。夜行バスなので、かなりの距離をバスに揺られて帰ることが想像できます。

到着するまでの間、思い出されるのは昔のこと…。窓の外の景色はどんどん故郷に近づいていきます。

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遠ざかる… ただ あなただけを
ずっと抱きしめて 抱きしめられて
懐かしい あの後ろ姿
きっと忘れない 忘れたくない
≪夜行バス 歌詞より抜粋≫
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この楽曲は「もしも」と違い、ふんだんにCHEMISTRYのハーモニーが織り込まれています♪この部分はサビになりますが、二人のハモりで感情がグッと盛り上がる仕上がりになっています。

実家から遠く離れて上京している方には、少しホロリとしてしまうポイントではないでしょうか?メロディの緩急がジーンとする一曲です♪

夕闇をひとり


3曲目に位置している「夕闇にひとり」は松谷由美のカヴァー曲となります。CHEMISTRYは、よく女性アーティストの楽曲をカヴァーしているんです。

いわゆる”女歌詞”がCHEMISTRYの世界観にとてもマッチしているといえます♪

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あのひとのうわさが聞ける街なら
私は流れていくわ
冷えそうな心と
なぐさめのカセットと
淡い口紅ひとつもって
≪夕闇をひとり(松任谷由実カバー) 歌詞より抜粋≫
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完全にユーミンワールドの一曲です。(笑)

ですが、なぜでしょう…CHEMISTRYがこの曲を歌うとピタリとハマってしまうんです♪悲恋の歌なので、この二人のヴォーカルが切ない心情をより響かせます。

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そしてもう一度 もう一度
私の声にふりむいて
これからは夕闇をひとり歩いてるから
≪夕闇をひとり(松任谷由実カバー) 歌詞より抜粋≫
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この楽曲の作詞はもちろん松任谷由実です。彼女の詞は悲恋でもどことなく強気…。寂しくて仕方ないけれど、放っておいてくれて構わない。そんな”勝気な女性”の心情をCHEMISTRYが色気たっぷりに歌い上げています。

2人の”声”を聴き分ける


1グループにヴォーカルが複数存在するアーティストはたくさんいます。この場合、全く声の系統が違う場合と、とても似ている場合の2タイプに分かれると思うんですよ。

CHEMISTRYの場合は、完全に後者。二人の声はとてもよく似ています。楽曲を聴いていても”あれ?今どっちのパート?”ってなってしまう…。

そんな時は、歌詞の最後「あ~」と「お~」と伸ばす部分に注目して聴いてみてください♪ガツンと印象的なのが川畑要、スーッと伸ばす方が堂珍嘉訓です。(笑)

ちょっと何言ってるか分からないという方は、もうCHEMISTRYを聴き込むしかありません!聴けば納得していただけるはずです♪

TEXT 時雨

CHEMISTRY:川畑 要/堂珍嘉邦 テレビ東京系「ASAYAN超男子。オーディション」で、約2万人の候補者の中から選ばれた堂珍嘉邦、川畑要がヴォーカルデュオ『CHEMISTRY』として、シングル「PIECES OF A DREAM」で2001年3月7日デビュー。 1stシングルが16週連続TOP10入りという驚異的なロングセラー···

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