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理想の恋ここに有ります!moumoonの『moonlight』

恋っていいなぁ…でも、恋って体力使うし時間も使うし。そもそもどうやって始めるんだっけ?なんて、恋を忘れてしまいそうな皆さん!ここに有ります!日々の忙しさすらも愛おしくなるとっておきの恋の歌が!その名もmoumoonの『moonlight』。

恋のときめきが心に降り注ぐmoumoonの『moonlight』


フランス語で“やわらかい”、英語で“月”を意味する2つの言葉を合わせたmoumoon(ムームーン)。

そのユニット名がぴったりくる、ボーカルYUKAの丸みのあるやわからい声。そして、冬の夜空を見上げた時の“寒いけど綺麗!”という物事の中にある感激がYUKAの歌声にはある。

その歌声の後ろで、月の様にその時々で形を変える音のきらめきがとっても心地よい音を奏でるのは、KOUSUKE MASAKI。

この男女ユニットmoumoonの『moonlight』という楽曲。この曲は2010年の、イオンから発売された満月ロゼというワインのキャンペーンソングに使われていたのだが、2018年にリリースされたmoumoonの『autumn moon−sentimental−』に収録されている。

歌詞を“月明かり”というタイトルになぞらえながら聴いてみると、ワインの似合う大人の為の恋ウタなのだ。月明かり、ワイン、恋の始まりにしかない甘い甘い緊張感と幸福感。

恋から少し遠ざかり気味の全ての人の心に恋のときめきが降り注ぐ様に、歌詞を一緒に読み解いてみよう。

恋は何度しても新鮮で懐かしいもの。

moonlight


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夜の風に身体揺らす 帰り道に思い出すよ
君を深く知らないけど ずっと前から好きだったんだ
Tick-Tock Let's Get Close ゆっくり
Waku-Waku ときめくなら じっくり
Zig-Zag 星をなぞってみたり
ざわめく気持ちが なぜか懐かしい
≪moonlight 歌詞より抜粋≫
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お酒って、ちょっとした媚薬だと思うんです。特にふわふわと、火照った顔に夜の風が心地いい位のほろ酔い。それは、抜群に恋に効く。それなりに大人だったら、1回くらいはあるはず。酔うと、どうしてか声を聴きたくなる人が心に浮かんで離れなくなる事。

そんな時に実感する「君を深く知らないけど、ずっと前から好きだったんだ」って。

普段、仕事に追われながら、うまくやりくりした時間に癒しの自分時間を投入して。忙しくも充実している日々に恋が入り込む隙間って実はあまりない。それが、大人になればなるだけ。

大人になったのだから、恋に夢中になってる場合じゃないって言う方が良いかもしれない。学生時代の様に、全てに夢中になれる自由が大人にはない。その代わり、自分がすべき事をこなして得たものの中でなら自由になれる。

だから、時間を自分のために使いたいと言う欲が恋愛欲を上回っている時がある。そんな時にちらつくときめきには、思わず「ゆっくり」「じっくり」…後回しにしがち。

そんな心情の中で、大人の自由であり、恋の媚薬でもあるお酒を呑むと、不思議と心が開放的になる。その相乗効果で、普段あえて意識しない様にしている事だろうと何であろうと、本当は気になっている事が心にふわりと浮かんでくる。そして、その事に対して本音で向き合える。

“好き”って気がついてしまったからにはもう、未来の自分に期待して胸はワクワクで高鳴る。そして、久しぶりの恋。ドキドキと緊張に「ざわめく気持ち」が交互にやってくる。それは「なぜか懐かしい」。

恋って不思議ですね。恋した相手は違うはずなのに、いつだって胸に押し寄せてくる気持ちは同じなのですから。その気持ちは、時を経て懐かしくもあり。新鮮にも感じるのでしょうね。その心の様子は、月の満ち欠けにも似ていると思うのです。

月にかける恋の願いは、やっぱりHappy Ending


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恋の魔法は moonlight 出逢えただけで super romantic
二人照らす moonlight 連れて行って 君の世界へ
恋の魔法は moonlight あなたも覚えている nostalgic
一人照らす city lights 胸がきゅんと 切ないけれど

空にかざす両手は Triangle まるい月を覗いて願おう
最後はHappy Ending ほどけていく心はSweet and low
≪moonlight 歌詞より抜粋≫
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月の満ち欠けは、新月から始まり満月で1サイクル。その姿から新月は始まり、満月は満ちる(一区切り)という意味があるのだそう。この一節はまさに新月から満月の様に、恋が始まり想いが日を追うごとに満ちていく。そんな心の様子を描いているのです。

そして、何度も変わらずに繰り返される月のサイクルは「nostalgic」。誰の心にも、恋は始まり満ちていくものです。その喜びは、恋の相手も同じはず。そう思うと“会いたい”気持ちが募るもの…でも、今日は一人きり。寂しさで一杯の時には、空に浮かぶ月を見上げる元気はちょっと出にくいもの。

下を向いたら、なんだか泣きたくなってしまいそうだから。ぐっと前を見て、街明かりに目を向けて気持ちを紛らわすのです。

「胸がきゅんと切ない」日も「出逢えただけで」“最高だ!”って想う喜びの日も、何度も繰り返して来たから「全ては運命の導くままに」と思える。だから、街明かりはすぐに飽きてしまう。

やっぱり、恋しい君と私。二人を照らした月明かりがいい。そう想いながら「まるい月」満月に願うのは「Happy Ending」しかないですよね!

結論は、あなたの中に


そして、そのおまじないの様に月に託した願いの行方…最後の部分の歌詞は「きっと…」と、結論は聴き手に託されています。みなさんは、どう思われるでしょう。

私はこう思うのです。「夜の風に揺られながら歩いてゆく二人は、きっと…」「めくるめく次の世界」という、告白の先。出会いを新月として、告白を満月とした一つのサイクルのゴール。そして、満月から新月へまた新しい二人の関係のスタートを意味するからです。

どうしてその「次の世界」が「Happy Ending」だと思うのかというと、それは、恋のワクワクもジグザグも「ゆっくり」「じっくり」女性が自分の中でしっかり楽しめているから。

そして何より「出逢えただけでsuper romantic」って、恋で何よりも大切な“出逢えた事”を心から喜べている事!そんな風に恋を大切に出来るのなら、自然と笑顔は素敵に輝くでしょう。そして、笑顔の素敵な女性に心惹かれない人はいないから!

TEXT 後藤 かなこ

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