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会社帰りにしみる!斉藤和義の「アレ」に隠された2つの意味とは?

北川景子主演の人気ドラマ「家売るオンナの逆襲」のテーマソングとして書き下ろされた斉藤和義の「アレ」。ドラマの世界を表現しただけでなく、リアルな日常でも思わず共感してしまう歌詞について考察します。
TOP画像引用元 (Amazon)

■斉藤和義 - アレ [MUSIC VIDEO Short]


人気ドラマ「家売るオンナの逆襲」とは

2019年1月に放送された、北川景子主演のドラマ「家売るオンナの逆襲」は、2016年に放送され人気を博した「家売るオンナ」の第2シリーズです。

舞台は東京のとある不動産屋「テーコー不動産」。

“私に売れない家はありません"を決め台詞に、営業成績のトップをひた走る美しき天才不動産屋、三軒家万智を中心として、個性豊かなテーコー不動産の社員たちが、家を売るための悪戦苦闘を繰り広げます。

第2シリーズからは、万智との営業バトルを展開する、謎のフリーランス不動産屋、留守堂謙二が登場してさらにパワーアップ。

テーマソングとなった斉藤和義の『アレ』も、ドラムマシンの打ち込みによる軽快なサウンドで、ドラマを効果的に盛り上げていました。

会社員のつぶやきとしての「アレ」

「テーコー不動産」の社員たちが主人公を務める「家売るオンナの逆襲」。

テーマ曲の『アレ』も、ドラマの延長上のような、会社帰りの会社員たちのありふれた風景を描いています。

仕事と人間関係で日々ストレスと闘う会社員は、帰宅途中に1日の出来事が頭の中を駆け巡ります。

その会社員たちの心のつぶやきを歌っているのが『アレ』。

その心のつぶやきには、会社員たちが“あれ?"と思う様々な瞬間が隠されています。
そんな会社員たちの心の中を見て行きましょう。

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夕暮れ電車に乗った ドアに背を向けて立った
ほぼ全員がスマホとにらめっこ
何か事件でもあった? “いいね!”の数が気になった?
≪アレ 歌詞より抜粋≫
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帰宅ラッシュの電車の中の、ごく当たり前の風景です。

しかし、混雑時にはイライラして“みんなリア充なんだな" “立ってまでゲームしなくても"など、ついネガティブな感情に襲われる事もあります。

そして周囲を批判しながらスマホを取り出す自分にふと気づいた時、こう思うのです。
“アレ?疲れてるのかも"と。

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皆さん今日もおつかれさん
大変だったような そうでもないような
≪アレ 歌詞より抜粋≫
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仕事が忙しくてストレスが溜まると、“あとで上司に文句行ってやる!"や、“あの新人を注意しないと!"などの不満で心が爆発しそうになりがちです。

ところが、仕事が一段落すれば、“アレ?そこまで怒る事でもないような"と、急に鎮まって行く怒り。

“そんな事してる暇があるなら一刻も早く家に帰りたい"という会社員の本音が怒りを上回った結果です。

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頼りない自分に鞭打って ホントとウソ見極めて グッドナイト
≪アレ 歌詞より抜粋≫
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帰宅後も会社の事をふと考えてしまうのが会社員の悲しい性。

“あれ?あの時、上司の言った事は本当なのか嘘なのか"と不安に襲われる事も多々ありますが、それでも気持ちを奮い立たせて、“明日もあるからもう寝よう"と早寝せずにはいられません。

日本の会社員は本当に真面目な人々なのです。

サラリーマン賛歌としての「アレ」

『アレ』の歌詞は、会社員のつぶやきという縦線の中に、横線として組織で働く会社員へのエールが織り込まれています。

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引っ掻き傷は残せたかい 自分だけは誤魔化せないアレだよ
≪アレ 歌詞より抜粋≫
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会社という大きな組織に噛み付く事は出来なくても、引っ掻き傷くらいは残そう。

自分のやり方で、何か小さな事でも変えて行けばいい、という意味です。

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暗い夜道にお月様 小さな決意は胸の中
それが誰かと違ってても
≪アレ 歌詞より抜粋≫
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会社とは、未だに出る杭は打たれる世界です。
しかし、時には皆と違う事をする勇気を持とう。

残業帰りの夜道で月に向かって決意したなら、恐れず行動しよう。
という意味。

80年代テクノミュージックを思わせるコミカルなサウンドもヒートアップして、この曲のクライマックスとなっています。

『アレ』というタイトルには、様々な解釈が考えられますが、その一つにフランス語の「Allez」があります。

「家売るオンナの逆襲」でよく登場するフェンシングのシーン。

フェンシングの試合がスタートする時の掛け声が“Allez!(始め!)"です。

また、サッカーなどのスポーツを応援する時、フランス人は“Allez!(行け!)"と叫びます。

「家売るオンナの逆襲」で、三軒家万智が“ゴー!"と叫んで部下を直ちに業務へ向かわせるように、斉藤和義の『アレ』も、日々のストレスで心がポキッと折れがちな日本の会社員を、叱咤激励しているのです。“

アレ!サラリーマン!"と。


TEXT 岡倉綾子

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