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【インタビュー】I Don’t Like Mondays.切ない男心を歌う新曲 (2/2)




──歌詞に「気持ちをカタチに」とありますね。5月は母の日などもありましたし、みなさんが気持ちを伝えて喜ばれたこと。またしてもらってうれしかったことなどありますか。

YU:僕はプレゼントとか物質よりも、それをやろうとしてくれる思いがうれしいなと思います。


──普段歌詞に書かれるような言葉は、日常で口にされたりするのですか?

YU:あ、でも僕、そんなに背伸びはしていないかも。だからあんまりキザなことは書けない。恥ずかしさが入っちゃうから。


──KENJIさんは、感謝を伝えるためにしたこと、またされてうれしかったことは?

KENJI:難しいなぁ。

YU:だって。喜んでくれるかなって思ってやって、全然満足してもらえないときだってあるじゃん。(笑)

KENJI:母の日とか、妹の誕生日も最近あって。家族にプレゼントをする機会がこの数カ月にあったんですけど、前は恥ずかしくて渡すことができなかったけれど、いまは素直に花を渡すことができたり。

大がかりなことではなくても、相手がうれしそうな顔を見ると、自分も幸せな気持ちになるし。あぁ、大人になったんだなって自分に思いました。

YU:うん。オレも20代のときは無理してた。母の日とか。「ありがとね」って言うのが、昔はすごく恥ずかしかった。

SHUKI:僕はドラムを録るときに、音作りを一緒に考えたり毎回お世話になってる方がいて、この曲のレコーディングでもご一緒していただいて。ドラム録りが終わって、「いいものが録れたな」って思っていたら、その方がもう業界歴も長くて、大先輩なんですけど「あなたは、今日の仕事はすごい良かった」と伝えてくださって。

もうデビュー当時から見ていただいているんですけど、そんな風に言われたのは初めてで。あとメールでほかの人にも「(SHUKIさんが)良かった」って言っていたっていうのも聞いて、すごくうれしくて。もっと早く言ってくれたら、もっと頑張ってたのにって思いましたけど。(笑)

3人:(笑)

SHUKI:でも逆に、この年月があって、今そう言ってもらえたって言うのも、うれしいなと思いました。


──直接言われるのもうれしいですけど、あの人が褒めてたよって、周囲の人から聞くのもまたうれしいですよね。CHOJIさんは気持ちを伝えたり、伝えられたりの中で印象深いことってありましたか。

CHOJI:「ありがとう」って気持ちを伝えられるのはうれしいですよね。今はファンの人がInstagramとかで、曲やライブの感想を伝えてくれるので、励みになっています。自分が好きでやっていることを、応援してくれる人がいるのは、うれしいし生きていて良かったなって。


──私たち聴き手は、みなさんが作った作品に励まされてますからね。「ありがとう」って伝えたい気持ちもよく分かります。

YU:僕、今分かったのが、やっぱり書いた歌詞をメンバーが良いって言ってくれるのが、一番うれしい。

KENJI:さっき、うれしそうだったもんね。

YU:うん。すごいうれしい。(笑)


SHUKI:『Do Ya?』に90年代になかったキーワードを入れたじゃない。Instagramとか。

YU:うん。

SHUKI:それが今回も入っていたのが良いと思った。「今となればいる何処にいても繋がれる時代なのに 心と心が繋がるのは簡単じゃないみたいだ」ってところね。70’sも手段はあったと思うけど、今ほど簡単じゃなかったと思うから。

YU:絶賛の嵐だ!!!でも、メンバーに褒められるのは、ハードルが高いからね。超うれしい!だってみんなが頑張って作った曲に、歌詞を乗せてるから…。

KENJI:そうだよね。

YU:「ごめん。オレだけちょっと書けない」とか…。言えないし。申し訳ない気持ちになっちゃうから。


──ミュージックビデオも間もなく公開になりますね。今回はどんな仕上がりですか。

YU: 今回は物語ではなくて、リアルに僕たちが演奏している様子です。

▲『Zero Gravity』MV / I Don't Like Mondays.


──4人が向き合っていましたね。

YU:うん。意外に、こういうのは初めてで、シンプルにバンドサウンドを楽しめるものになっていると思います。ドラムを演奏しているときの手元をアップにしたりしているので、あ、こういう風に音を出しているんだって視覚的にも見てもらえるというか。最後のギターも寄っているので、見所ですね。


──場所は、倉庫?のような感じですが。

YU:これはレコーディングをした横浜のスタジオで撮ったんだよね。

KENJI:スタジオとコントロールルームとの間にガラスがあるんですけど、そこが2枚ガラスだったので、室内に吊ってあった電灯が、ガラスに反射して夜景のような景色が生まれたんです。

YU:あれ、夜景じゃないんですよ。でも浮遊感がある曲の世界に合っていますよね。冒頭で僕が耳に付けているワイヤレスイヤホンが音質を監修したものなんですけど、日常の中で気持ちよく音を楽しめるように考えて作ったので、こちらもぜひ楽しんで欲しいです。

1万円以下だけどいい音で聴こえる自信作です。


──令和初のシングル『Zero Gravity』に続いて、6月には『Up to U』と、連続リリースが決まっています。

KENJI:令和初。そうですね。

YU:オレも、家でごろごろしていて。そうやっていても変化していくんだ。時代って概念なんだなって思ってた。6月の新曲は1年ぐらいまえにライブで1回披露したことがあって。

KENJI:曲としては2年前ぐらいからあったよね。

YU:うん。歌詞については、あんまり言えない。(笑) また男心を歌っているよね。この後、どうするかは、君次第だよって。『Do Ya?』、『Zero Gravity』とまた違う楽曲になっているので、楽しみにしてください!



TEXT 西村綾乃
PHOTO 片山拓

月曜日の憂鬱を吹き飛ばすスタイリッシュ・ロックバンド。 SOUL、R&B、FUNKなどブラックミュージックを含む様々なテイストを取り入れた洗練されたスタイリッシュ・ロック。 キャッチーなメロディラインに英語を巧みに織り交ぜた歌詞と、それを最大限に生かすボーカル。 そこにスタイリッシ···

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