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【歌詞コラム】FLOW「PENDULUM」が描く「コードギアス」の世界とは?

「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」のテーマソング『PENDULUM』は、ゲームオリジナルのシナリオで紡がれるコードギアスの世界を見事に表現した楽曲。その歌詞に注目して解釈していく。

公開日:2019年8月15日 更新日:2019年8月15日


この記事の目次
  1. ・ダークヒーローという世界観
  2. ・すべては「今」につながる
  3. ・「PENDULUM」が意味するもの
  4. ・「復活」が意味するもの
  5. ・FLOW 最新情報
  6. ・リリース情報
  7. ・ライブ情報
  8. ・FLOW Profile
TOP画像引用元 (Amazon)


ダークヒーローという世界観

「コードギアス」は、勧善懲悪のようなシンプルなストーリーではなく、人間の思惑が絡み合った複雑なストーリーが特徴。

特に主人公のルルーシュは、正義の味方ではなくダークヒーローである点が、他のアニメと異なっている。

悲しい過去を背負ったルルーシュが、世界を敵に回しながらも自らの理想を叶えるために突き進んでいく様を描いた作品だからこそ、ファンを引き付けるのだ。

光の差す明るい物語ではなく、どこか薄暗い世界観にぴたりとハマる『PENDULUM』。
その秘密は歌詞の世界観にある。

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心Ding dong Ding dong 望んだ未来へ
そして あなたに会いに行こう
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

歌い出しの歌詞は、夜明けを告げる鐘の音が印象的だ。

歌詞だけ見ると前向きな印象を受けるが、旋律はどこか切なく、悲しみを感じさせる。

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この風どこから吹いて来たの?
消えず瞬いた 揺れる遠い灯り
瞳の揺らぎに合わせて 何度も
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

遠くに見える灯りの揺らぎと、瞳の揺らぎ。

それは心の揺らぎとリンクする。
人とは違う道を選んだルルーシュのように、大きな決意の前には心が揺らぐものだ。

決して曲げないと誓った道だとしても、ふとした瞬間に不安や迷いが生じる。

その心許なさを灯りと瞳の揺らぎで表現している。

----------------
もうやめにしよう 届きはしない答えを待つのは
夜更けと夜明けのその狭間で 出会うイノセンス もう一度
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

2番では、返ってくるはずのない答えを待つ切なさが歌われている。

届きはしない思いを抱えて生き続ける不毛さ。きっと長い間、答えを待ちわびたのだろう。

そんな日々と決別し、新たな一歩を踏み出した時、人生を変えるような出会いがある。

何事も動かなければ始まらない。

立ち止まるのを止めて、自分の足で自分の道を歩み出したからこそ訪れた出会いなのだろう。

夜明けと夜更けの狭間という表現が非常に面白い。まだ、過去の自分を捨て切れていない、新しい自分になり切れていないからこその表現だ。



すべては「今」につながる

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あの日 世界 震わせた心の叫びは 風を起こし今を運んできた
静寂をそっとかわすように
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

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いつか 大地に落とした大きなため息は風となり キョウを連れてきた
破壊と再生繰り返して
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
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この部分の歌詞を見ると、常に「風」が何かを運んできている。

ある日の感情や行動が風となり、「今」につながる何かを運んできているのだ。

これは、行動ひとつひとつが今を作ること、自分というものの未来を作っていくことに他ならない。
そう考えると、あの日の行動は何一つ無駄にはならない。

だからこそないがしろにせず、一瞬一瞬を大切にしようというメッセージにも受け取れる。

面白いのは、風が運んでくるものが「今日」ではなく「キョウ」という点だ。

作詞を手がけたKOHSHIいわく、風が運んで来るのは必ずしもよいものばかりではなく、「今日」という日であることもあれば、「凶」であることもある。

その時々、人によっても変わる「キョウ」。

一体何を運んで来たのか想像してみるのも楽しいだろう。

KOHSHIの発想力が存分に発揮された歌詞だ。


「PENDULUM」が意味するもの

タイトルにもなっている「PENDULUM」には「振り子」という意味がある。

それは以下の部分でも歌われている。

----------------
胸の振り子は 今を刻んでいる
生まれ変わろうよ
白くまだ明け残る 月も 星も 消え行くように
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

「胸の振り子」というのは、此処の中にある羅針盤のようなものだろうか。

過去でも未来でもなく、しっかりと「今」を示す振り子。それは、どんな状況であっても、目の前にある「今」をしっかり生きる、というメッセージだ。

昨日より今日、今日より明日がよい日とは限らない。

それでも、目の前にある「今」から目をそらしてしまったら、未来を変えることはできない。

だからこそ、いつでも「今」に目を向けて、前向きに努力を続けていくことが大切なのだ。

そんな、当たり前でシンプルなメッセージがFLOWらしい。



「復活」が意味するもの

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鐘はDing dong Ding dong 夜明けを告げ
復活の時 闇切り開いて
心Ding dong Ding dong 望んだ未来へ
そして あなたに会いに行こう
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

----------------
鐘はDing dong Ding dong 夜明けを告げ
復活の時 闇切り開いて
心Ding dong Ding dong 望んだ未来へ
あの日約束の場所へと
そしてあなたに会いに行こう
≪PENDULUM 歌詞より抜粋≫
----------------

サビの歌詞では「復活」という言葉が使われ、ルルーシュの復活を彷彿させる。

一方で、これまで「コードギアス」の主題歌を2度手がけてきたFLOWの存在をも感じさせる。

FLOW自身も言っているように、再び主題歌に返り咲いたFLOWという存在を作品ファンに示すワードでもあるのだ。

作品とバンドどちらにも共通するワードを放り込み、2つの意味を持たせたところにKOHSHIの作詞センスを感じる。

答えを探すことを諦めても、遠い日の約束は忘れていない。

誓ったその人と再会を夢見て、力強い一歩を踏み出す。

揺らぐことのない信念と、孤独に信じた道で闘い続ける切なさが、まさにルルーシュの姿と重なる、見事な歌詞である。

1月30日に開催された武道館ライブで歌われた映像があるので紹介しよう。

「コードギアス」の世界観とマッチした、特別な空間となっている。

PENDULUM MV
▲FLOW 『PENDULUM』トレイラー

TEXT 岡野ケイ

FLOWは、KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gt)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。所属レーベルはKi/oon Music、所属事務所は株式会社アミューズ。2003年にシングル「ブラスター」でメジャーデビューを果たした。MBS・TBS系アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の初代オープニング···

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FLOW 最新情報

リリース情報

●2019年4月10日(水)
11th ALBUM『TRIBALYTHM』

★初回生産限定盤
価格:6,926円(税抜)
内容:CD+BD

★通常盤
価格:3,000円(税抜)
内容:CD

【CD収録楽曲】※初回生産限定盤・通常盤共通
01. TRIBALYTHM -Intro-
02. 風ノ唄
(「テイルズ オブ」シリーズ20周年記念TVアニメ「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」オープニング主題歌)

03. Break it down
(2019年配信予定「NARUTO×BORUTO」 新作ブラウザゲームタイアップソング)

04. 火花
05. PENDULUM
(PC・アプリゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」テーマソング)

06. サンダーボルト
07. INNOSENSE
(「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」第2期エンディング主題歌)

08. 音色
(ドラマ「幸色のワンルーム」(ABCテレビ)主題歌)
09. BELIEVER
10. Smells Like 40 Spirit
11. BURN
(PS3、PS4用ゲームソフト「テイルズ オブ ベルセリア」)

12. ONENESS(日本武道館テーマソング)
13. アイオライト
14. TRIBALYTHM -Outro-

【Blu-ray Disc収録内容】※初回生産限定盤のみ
・150分を超えるライブ映像完全収録
・15th Anniversary Final「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」ドキュメンタリー等(※収録内容詳細は後日発表)


ライブ情報

●FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」

【2019年】
5月26日(日) 横浜Bay Hall
6月9日(日) 福岡DRUM LOGOS
6月15日(土) 札幌ペニーレーン24
6月22日(土) なんばHatch
6月29日(土) 名古屋ダイアモンドホール
7月6日(土) 仙台Rensa

【全公演共通】
チケット:5,300円(税込 / オールスタンディング)

[備考]
※未就学児童も入場可能。入場者全員チケットが必要。
※オールスタンディングのため、 各自の責任のもと参加のこと。
※ライブハウスで開催する本ツアーにおいては、ペンライト、 サイリウムなどの“光り物”の使用は不可。
※入場の際、別途ドリンク代(¥500)が必要。

【チケット先行】
オフィシャルサイトチケット先行は、ローソンチケット(紙チケット)/LINEチケット(電子チケット)の2種類から選択可能。ローソンチケット・LINEチケットのうち、どちらか1種類を選択してエントリー。

複数公演エントリーの場合も、 全て同じ種類でエントリー。1公演でも別の種類からのエントリーがあった場合は、全てのエントリーが無効(落選)。どちらを選択しても、当選確率・入場順などの優劣は一切なし。受取方法などの違いがあり。案内をよく確認の上、 どちらか一方からエントリーのこと。

FLOW Profile

KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gt)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。

兄弟であるKOHSHI(兄、Vo)、TAKE(弟、G)が1993年から音楽活動を始め、1998年にFLOWを結成。99年にKEIGO(Vo)、GOT’S(Ba)、2000年にIWASAKI(Dr)が加わり現在の形となる。

2003 年にシングル「ブラスター」でメジャーデビュー以来、ツインボーカルが織り成すメロディの強さと幅広い音楽性を武器に多くのヒット曲を世に放つ。特にアニメ作品との親和性に定評があり、アニメ『NARUTO-ナルト-』オープニングテーマ「GO!!!」や、『コードギアス反逆のルルーシュ』オープニングテーマ「COLORS」、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』オープニング主題歌「風ノ唄」など、数多くのアニメ作品のテーマ曲も手がけている。

さらに2006年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパなど、これまでに18ヶ国55公演を超えるライブ実績をもち、”ライブバンド”として国境を越えて音楽を届けている。

2018年には、これまでにコラボレーションを重ねてきた数々の歴代アニメ主題歌・関連曲だけにフォーカスを当て、15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」と題した日本全国と中南米5カ国でのツアーを行い、アニメ・ロックといったジャンルを超えたライブを全世界で繰り広げた。

2019年1月には、10年ぶり2度目の日本武道館単独公演を成功させ、4月にオリジナルアルバム「TRIBALYTHM」(トライバリズム)を発売。アルバムを引っさげた全国7都市を回るFLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」を開催。

▷FLOW武道館2019特設サイト
▷FLOW OFFICIAL SITE

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