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死を前にしたQUEENの魂の叫び『The Show Must Go On』

日本での興行収入130億円を突破した映画「ボヘミアン・ラプソディ」。今もなお冷めやらぬブームが続く中、ついに決定したQUEEN+アダム・ランバートの来日。映画の最後を飾ったヒット曲『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』を紹介します。

オリンピックイヤーの幕開けは「ラプソディーツアー」


映画「ボヘミアン・ラプソディ」が今もなお盛り上がっていますね。DVD&ブルーレイが発売された後も多くの人が映画館に足を運び、日本での興行収入は130億円を突破しました。観客動員数も900万人を超えています。

ハードロックカフェやタワーレコードカフェ表参道での期間限定のコラボメニュー、グッズを売る期間限定ショップ、幕張メッセでのトリビュートバンドのライブなどなど。関連イベントも、とても盛り上がりました。

そして、オリンピックイヤーの幕開け、2020年の1月に、ついに来日「ラプソディ・ツアー」が決定。

QUEENのオリジナルメンバー、ブライアン・メイ(g)&ロジャー・テイラー(d)と、実力派ボーカリスト、アダム・ランバートのコラボレーションライブです。日本でもお馴染みのクィーンの楽曲を、コラボレーションならではの新しい味で体験できる素晴らしいライブになりそうですね。楽しみです!

「ラプソディ・ツアー」で是非、聴きたい楽曲『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』を紹介します。

迫りくる死を前にした魂の叫び

The Show Must Go On


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Empty spaces - what are we living for
Abandoned places - I guess we know the score

【対訳】
虚ろな空間
僕たちは なんのために生きているのだ
打ち捨てられた 場所
もう 結果はわかっているようだ
≪The Show Must Go On 歌詞より抜粋≫
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QUEENのフロントマン、フレディ・マーキュリーがエイズに侵され、迫りくる死を意識しながら作ったアルバム『イニュエンドゥ』に収録されている『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』。

この曲は、出だしから大きな問いをリスナーに叩きつけます。

既にバンドのメンバーにも、フレディの病のことは伝えられており、家族のように思っているフレディとの永遠の別れが迫る中、「なんのために生きているのか」という問いは、まるでQUEENの魂の叫びのようです。

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The show must go on,
The show must go on
Inside my heart is breaking
My make-up may be flaking
But my smile still stays on.

【対訳】
何があっても ショウは続く
何があっても 人生は続く
心は千々に砕けても
化粧が剥げ落ちても
微笑は 変わらずに
≪The Show Must Go On 歌詞より抜粋≫
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迫りくる死を前にして、フレディは絶望に喘いでいるのか?QUEENは残酷な現実に負けてしまったのか?

違いますよね。歌詞をみると、「何があっても生き抜いてみせる」「変わらない笑顔を見せ続ける」強い意志を感じます。

「ショウ」という言葉から、最後の最後まで、音楽と共にいる決意を感じます。フレディにとって、人生=音楽だったのですね。

天才という言葉を欲しいままにしていたフレディの音楽に対する情熱の大きさに圧倒されます。

フレディ亡き後もQUEENの「ショウ」は続く


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I have to find the will to carry on
On with the -
On with the show -
The show must go on...

【対訳】
何とか最後まで続ける方法を見つけなければ
ショウよ続け
ショウよ……
何があっても―
≪The Show Must Go On 歌詞より抜粋≫
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まるで言霊のように、フレディの没後30年近く経った今も、QUEENの「ショウ」は続いている。QUEENの人生は続いているんです。これからも、ずっと。

それは世界中の人を楽しませ、大きな影響を与えていくことでしょう。

QUEEN+アダム・ランバートのラプソディー公演が楽しみですね!

TEXT 三田綾子

イギリス・ロンドン発のロックバンドQueen。 ボーカル兼ピアノ担当のフレディ・マーキュリー、ギター担当のブライアン・メイ、ベース担当のジョン・ディーコン、ドラム担当のロジャー・テイラーの男性4人組バンド。 デビューは1973年。メンバー全員が作詞作曲ができ、様々な楽器を使いこなす事···

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