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「Pretender」で描かれる男性目線の恋心

ぎゅっとまとめ
  • 「Pretender」の曲に込められた想いを分析!
  • 注目すべきは「君と僕」の関係性
  • 『Pretender』の意味は、「~のふりをする」

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映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌にもなり、美しくポップなピアノの旋律が印象的なOfficial髭男dismの「Pretender」。この曲の歌詞には、好きな女性に対する男性の思いが情緒的に描かれているのだ。

公開日:2019年7月9日 更新日:2020年11月28日


この記事の目次 []
  1. ・美しい旋律が心に響く「Pretender」
  2. ・登場人物「君と僕」の関係性
  3. ・“君”への思いと叶うことのない願望
  4. ・変わることのない“僕”の思い
  5. ・『Pretender』の意味とは?

美しい旋律が心に響く「Pretender」

映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌にもなり、ますます注目を浴びるOfficial髭男dismの「Pretender」。この記事では、この曲の歌詞を順に紹介しながら、この曲に込められた想いを紐解いていく。

登場人物「君と僕」の関係性

歌詞中に登場する“君”と“僕”は、恋人同士ではないが、近い距離感を保っている関係と言えるだろう。そう推測できる理由は、「ずっとそばにいたって結局ただの観客だ」という歌詞にある。

“僕”は“君”の近くにいるけれど、“君”とコミュニケーションをなかなかとることができず、見ているだけの様子が表現されているからだ。

では、“君”の方は“僕”に足してどのような感情を抱いているのだろうか?

「感情のないアイムソーリー」、この歌詞から分かるように、“君”は“僕”に対しては特別な感情は抱いておらず、無意識にクールな対応をしてしまうくらい気にもとめていないのだ。

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“君”への思いと叶うことのない願望


“僕”にとって、“君”は近くにいるけど手が届かない存在。



勝手な憶測ではあるが、恐らく“僕”は好きな人に自分から声をかけられない内向的な性格で、反対に“君”は社交的で小さなことは気にしないような性格なのではないだろうか。

----------------
君とのロマンスは人生柄
続きはしないことを知った
≪Pretender 歌詞より抜粋≫
----------------

正反対の性格の“君”と“僕”の人生が、この先交わるといったことは想像もできない。

だから、歌詞にもあるように「もっと違う設定でもっと違う関係で 出会える世界線選べたらよかった」と、どうにか“君”と“僕”の間にロマンスがあるような人生でありたかったのだ。

「もっと違う性格でもっと違う価値観で愛を伝えられたらいいな」という歌詞には、“僕”が好きな人に自分をアピールできるくらいの積極性があり、“君”と同じような価値観を持ち合わせていれば、距離をすぐに縮めることができたかもしれない。

変わることのない“僕”の思い


----------------
グッバイ
君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさ
その髪に触れただけで 痛いや いやでも
甘いな いやいや
グッバイ
それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば
「君は綺麗だ」
≪Pretender 歌詞より抜粋≫
----------------

“君”の目線に立って考えた僕の気持ちが描かれている歌詞。

“君”から見れば“僕”は恋愛対象にならないだろうと思っても、“君”への恋愛感情を断つことは容易な事ではない。

例え“僕”が“君”と恋人同士になれる確率は少なくて、“君”への“僕”の思いは変わらないということを「君は綺麗だ」という断定的な言葉で表現している。

『Pretender』の意味とは?

「Pretender」には「~のふりをする」という意味があり、歌詞の一部で“僕”が“君”と恋人同士になれた時の妄想が描かれていることから“恋人のふりをする僕”に準えて、このタイトルが付けられたのだろう。

----------------
グッバイ
繋いだ手の向こうにエンドライン
引き伸ばすたびに 疼きだす未来には
君はいない その事実に Cry...
そりゃ苦しいよな
≪Pretender 歌詞より抜粋≫
----------------

“君”と恋人同士になって、手を繋いだりすることを妄想したりしても、現実には何も変わることはなく、妄想が終われば、ただ虚しさだけが残るだけだ。

しかしこの楽曲は、単に“叶うことのない切ない恋”だけを描いたものではない。

恋愛が成就してもしなくても、片思いしている時の楽しさを表現しているのだ。



好きな人に振り向いてもらえない切ない恋愛感情が描かれた歌詞ではあるが、『Pretender』は曲調も相まって、恋愛に対して前向きな気持ちになれるから不思議だ。

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TEXT 蓮実 あこ

Official髭男dism (オフィシャルヒゲダンディズム) 山陰発4人組ピアノPOPバンド。2012年6月7日結成、島根大学と松江高専の卒業生で結成されており、愛称は《ヒゲダン》。このバンド名には髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が···

この特集へのレビュー

女性

あや

2020/10/31 00:56

MVを観るまでこの歌は、ずっと片想いだった女友達の結婚式に出席している男性が今までの想いを張り巡らせながらも、彼女のウェディングドレス姿を見て、今言えることは「綺麗だ」しかない。
と言うのだと思っていました。

女性

こんな感じ

2020/11/10 04:10

軽薄で自分勝手な男性目線の歌かと思いました。

「僕」である男性には「君」以外に好きな女性がいる。
でもその女性への気持ちは何らかの理由で叶わない。
だからその気持ちを紛らわす為に「君」に恋しているふりをしている。
「君」との恋物語は所詮はふりだから、その偽りの気持ちは何となく
「君」に伝わってしまう。
「感情のないアイムソーリー」は
罪の意識をもっている「僕」の言葉であり、彼の偽りの気持ちにうすうす気がついていて「僕」の気持ちを疑ってしまう「君」からも発せられる言葉。

「君」の気持ちを代弁するならば「好きだけど私に気持ちのないあなたは
どうしても拒否ってしまうの」「あなたのタイプじゃないこんな私でごめんなさい」みたいな感じ。

「君」に対して「情」はある。でもそれは決して二人の未来につながるような「愛」でも「恋」でもない。
「僕」の偽りの気持ちに気づきながら「僕」に対する気持ちをごまかしていない「君は綺麗だ」…。

ただでも、こんな軽薄な男の歌が大衆受けするのかな?
って考えると、これはとてもネガティブで少数派な見方だと思います。

男性

ねね

2020/11/28 08:15

設定的にはあってはいると思いますが、君と僕を隔てているのはもはや世界の意思(運命)そのものだと思います。
これは歌の元ネタとご本人もおっしゃっていた、「Steins;Gate」を見ていただければご理解いただけるかと思います。
ちなみに、ジャケットのニキシー管は、この作品のキーアイテムであるダイバージェンスメーターそのものです。

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