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【インタビュー】w-inds.待望のシングル『Get Down』ロングインタビュー! (2/3)


『Get Down』の歌詞



──橘さんに『Get Down』の歌詞について聞きたいんですけど、サビの前に「感じたままにBeatにノレ!」ってノ〜レ〜ってめっちゃ伸ばすじゃないですか。あれ、英語でなんとかしようともできたはずなのに「ノレ」の2文字に。

橘慶太:デモは全部英語なんですよ。基本的に作るときは。そこに「Oh、Yeah」って入れてたんですよ。「Oh,Yeah」かと思って、「Oh」と「Yeah」で、母音が「お」と「え」じゃなきゃこのニュアンス出ないなと思ったので、「お」と「え」で言ってる言葉なんだろうって考えて。

緒方龍一:そっちから探したんだ。

橘慶太:「ノレ」だなと思って(笑)

緒方龍一:今回言葉遊び結構面白いですよね。

橘慶太:最初に英語で歌詞付けるときに一番響きの良い英語っぽい感じで付けるので、そこの母音だけはこれがいいっていうのが自分の中であって、それはいつもそういうのをはめたりしますね。


――ちなみにタイトルの『Get Down』って普通にGoogle翻訳したら"降りる"って出てきたんですけど(笑)

橘慶太:(笑)!踊るっていう意味の『Get Down』ですね。踊ろうよ!みたいな。


――『Get Down』って色々な意味があるんですね。

橘慶太:フロアに降りて踊ろうっていうところからの『Get Down』らしいんですけど。


――かっこいい。そういうことか。了解しました。


w-inds.が魅かれる異性のパーツ

――2曲目『Take It Slow』は、なんだかシンプルでした。

緒方龍一&橘慶太:そうですね。

橘慶太:曲自体は爽やかめな曲ですね。



――生活に溶け込んでくれる感じで。『Take It Slow』の歌詞に関連して聞きたかったことがあるんですけど、「吸い込まれそうなその瞳の中」ってフレーズがあるじゃないですか。皆さんが女性のパーツで惹かれる部分とか、ここを見ちゃうなってパーツ、ありますか?

緒方龍一:具体的なやつですね。異性のね。めっちゃ難しいっていうかなかなかそれ人に言ったことないよね。

橘慶太:部分ですよね。

緒方龍一:瞬間とか。俺はいっぱいあるけどな。

橘慶太:えー、いっぱいあるの?

緒方龍一:う、うん。


――落ちやすいってことですかね?(笑)

緒方龍一:チョロいよ(笑)

橘慶太:知ってる(笑)。すぐかわいいとか言うタイプだもんね。

緒方龍一:俺、良く言うと人の良いところに気がついちゃうんですよ。この人のこういうところ素敵だなとか、こういうところを一緒にいて話とか聞いてみたいなとかっていう事にすぐ気付いちゃうんですよ。だからこれ!っていうものはなくて。 プロデューサー気質なのかもしれないです。

橘慶太:いや、それはないと思う(笑)


――一瞬で全否定(笑)

緒方龍一:即全否定!じゃあプライベートだけにしておきます(笑)

橘慶太:どっちかというとプロデュースされる方が得意じゃないですか。

緒方龍一:そうですね(笑)、慶太くんはあれじゃないですか?声。

橘慶太:確かに声かもしれないです。声はめっちゃ良い声してるな、とか考えますね。普通に話してても。

緒方龍一:俺でもほんとに3曲目の『Femme Fatale』みたいな魔性の女みたいなのも結構好きかもしれない。3曲目の誰もが「お前やめた方が良いって」言うような感じの女の子とかにチョロっとチョロまかされちゃうんですよ。

女性のそのトラップに引っかかりたい、わざと。



千葉涼平:飛び込みたいんだ?

緒方龍一:飛び込みたいっていうかそれが男の性じゃん。女性が俺の目の前にトラップ置いてるんだったら、知ってるけど全然引っかかるよっていう。

橘慶太:それ、多分知らないで引っかかってるやつの言い方だわ(笑)

緒方龍一:そうかもしれない、既に巻かれてるんだね(笑)。今気付いた(笑)

橘慶太:でも多分そういうのが嫌いじゃないんですよ。振り回されるとかも好きだしね?

緒方龍一:あー、大好き。

千葉涼平:不思議だなあ。

橘慶太:本当に不思議なんですよ。僕本当に理解できなくて。

緒方龍一:後々後悔するんですよ。分かってるんですけど、女性のそういうところに翻弄される。

橘慶太:だめですね。自分が傷ついてるとかが好きなんですよ、多分。

緒方龍一:あ、言われちゃったね。ないの?そういうの。


千葉涼平:僕はポニーテールですかね。

橘慶太:おお!

緒方龍一:ドンズバで言ったね。

千葉涼平:今考えたけどそれくらいしかないなって。

緒方龍一:何でポニーテールなの?

千葉涼平:昔からポニーテール好きなんですよ。

緒方龍一:ポニーテールの好きな位置とかあるの?下めの?

千葉涼平:ちょっと緩めの方が良い。

橘慶太:(笑)

緒方龍一:緩め?!まさかのきつさ?!

千葉涼平:上で結んでるの嫌いなの(笑)。軽いのが良い。今から料理するね、くらいの感じ。

橘慶太:えー、マニアック(笑)

緒方龍一:じゃあ、あれは?9:1のロングヘアー。

千葉涼平:なにそれ?(笑)

橘慶太:分かる分かる。

緒方龍一:9:1で分けた黒髪。

橘慶太:俺それ好きかも。

緒方龍一:アレ良いよね(笑)

橘慶太:アレ良い(笑)9:1のアレなんかセクシーだよね。

緒方龍一:で、ちょっと眉毛濃い目で立体感のある感じで来られたら、とてもセクシーっていうか、なんかちょっとアジアンビューティー(笑)。


『Femme Fatale』の女性像



――それでは続いて緒方さんの好きな女性像が書かれているという3曲目の『Femme Fatale』について。作詞はみなさんなんですね!

緒方龍一:これ慶太くんが作ったトラックがあって、ラップの部分は特になにも入ってないままで、慶太くんから「ここにラップ入れたいんだよね」っていう話があって。3人で詩を書いてみる?みたいなのから、テーマだけ決めてそれぞれ自分の歌ってるパートの部分を2日間くらいで考えてレコーディングの当日に見せ合ったっていう感じです。


――テーマだけあってそれぞれが書いてきたってことは、割と歌われている女性のイメージ分かれてもおかしくないじゃないですか。

緒方龍一:そうですね。

橘慶太:でも全然合っちゃったっていう。

千葉涼平:ね。上手だったな、慶太。

橘慶太:だから性格が出てる感じが歌詞からあって、涼平くんの部分は友達関係「Friendships 君を前に呆気なくbreak down」で君以外何も見えなくて君だけを愛するみたいな世界観から。
龍一くんは、「はじめよう二人だけのストーリー 絡み合う複雑なヒストリー」とか「誰にも気づかれないように」とか、結構こっそり系だったりするんです。二人とも全然人格が違う。

緒方龍一:だから3人がそれぞれのアプローチで1人の女性に向けた好きの表現というか、恋模様を描いてみようよっていうことだったので、それぞれのキャラクターがもろに出てます。涼平くんはそういう意味では男らしい感じの、友達と好きな人、自分の中の天秤が揺れ動いてごめん、と。

千葉涼平:そうですね。それでもこの女性を選ぶっていう。


――どんな女性なんでしょうね?!うらやましい。

千葉涼平:いやー、結構俺、悪い女だなって想像してたけど。

緒方龍一:でも好きになっちゃうんでしょ?

千葉涼平:だから恋愛って怖いなって。周りから見たら分かるのに、自分がその中にいると見えないっていう。

緒方龍一:そうなんですよね。あっけなくね。


――女性が聞く感じとやっぱり違いますよね。私は"どういう女性がどういうことしたらこう思うんだ"って考えました。そこを想像してこの曲に自分なりのストーリーを作ってく感じ。

緒方龍一:それ難しいですね。僕たち3人が同時に好きになるって事ですよね。僕の感覚的には共同生活というか、すごく近い存在。別にそれぞれに対してアプローチしてるとかそういうことじゃなくて、この女性はすごく近しい存在の。だからテラスハウスかな?と思って。

橘慶太&千葉涼平:(笑)

千葉涼平:皆に対して距離感近い女性だよね。

緒方龍一:しかもそれを僕たちが"この人は魔性じゃないよね"くらいの距離感で最初は接してるわけでしょ。結果好きになっちゃって、「お前も好きなの?お前も好きなの?俺も好きなの」いや、魔性やん。みたいな感じかなって思ったんです。

でも現実は3人ともタイプ違うっすよ!女性に求める部分だったり女性の見る部分だったり、好きになるタイプは違うんで、現実にはあり得ないとは思うんですけど。今までもないので(笑)。


――あり得ない方がいいです!こんな人が地球にいてもらったら女としてはたまんないですよ(笑)。

緒方龍一:どうなることやら、そうなったら。自信ないですね、僕は。

千葉涼平:(笑)

緒方龍一:相手2人(橘&千葉)でしょ?

橘慶太:手ごわい?(笑)

緒方龍一:そこまで考えたんですよ。「手ごわいな」と思ったんですけど、「手ごわいな」は直接歌詞にしませんでした(笑)。
でも、"手ごわいなー、これはこっそり戦法やなー"って思って今の歌詞に(笑)


――多分3人を手玉にとる女性なら、男性にこっそりさせるのも作戦のうちなんでしょうね。

橘慶太:なるほど!罠だ、それも。

緒方龍一:え?

橘慶太&千葉涼平:(笑)

緒方龍一:これ罠だったの?やべ、今気付いた。まさか俺既に2つかかってるの?虎バサミ2つ踏んでるじゃん。

橘慶太:踏んでます(笑)。


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2000年 千葉 涼平、橘 慶太、緒方 龍一の3人組として結成。 2000年11月から毎週日曜日、代々木公園や渋谷の路上でストリートパフォーマンスを開始。口コミで瞬く間にその旋風は拡がりを見せ、デビュー直前には渋谷ホコ天に8,000人を動員。そして満を持して2001年3月14日にシングル「Forever Memo···

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