Rhythmic Toy Worldとは
2009年に結成されたRhythmic Toy World。2012年にRO69JACK 2012に入賞し、インディーズ時代からその圧倒的な歌唱力と高いセンスとクオリティーを持ったメロディーとサウンドに注目を集めているバンドです。
2018年春にBLACK SHEEP RECORDよりメジャーデビュー。ビクターのLINE LIVEで生中継されたインディーズラストライブの視聴数は2万5千人を越え、いいね数は40万に及ぶなどメジャーデビュー前から非常に多くのファンを抱え、応援されているバンドなのです。
過去には『いろはにほへと』がテレビ東京系のバラエティ番組「ゴッドタン」のエンディングテーマに、『輝きだす』が森永製菓「DARS」のCMソングに、『僕の声』がアニメ「弱虫ペダル GLORY LINE」のオープニングテーマに起用されるなど、さまざまな楽曲がタイアップされています。
Rhythmic Toy Worldのおすすめソング
とおりゃんせ
2013年11月13日にリリースされた2ndミニアルバム『オリンポスノフモトニテ』に収録されている『とおりゃんせ』。じりじりと迫ってくるようなAメロ。畳み掛けるように並べられたトゲのある歌詞とリズムがクセになります。
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Ah ガンジーが
語る思想にハマるような
奴らと話がしてみたい
仏様様も倫理次第で
俺の煩悩リンチしちゃうよ
≪とおりゃんせ 歌詞より抜粋≫
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出だしから「おっ、かっこいい」とパッと思わせる雰囲気があり聴き進めていくと、サビの転調と突然の疾走感にまんまとやられてしまう。
構成のおもしろみと、センスの高いメロディーのかっこよさに一気に虜にさせられ、このオリジナリティ溢れる楽曲から感じられるボーカルの歌唱力の高さにも圧倒されます。
音楽を通して何かを伝えたいという熱い想いと尖った感情、それに加えて音楽に対する遊び心も感じられて、楽しくて熱くて心に響く、そんな絶妙なバランスを兼ね備えた楽曲です。
僕の声
歌い出し、声だけから始まる瞬間の呼吸1つでメロディーに命が吹き込まれるように感じられます。
リアルな感情を綴った歌詞は、タイアップされたアニメ「弱虫ペダル」の作品の世界観にマッチしているだけでなく、世の中を生きる多くの人の心に寄り添うものとなっています。
“本当は強い人”という歌詞は厳しい言葉ではなく、1人1人の可能性を見出して勇気をくれる優しくて温かい言葉です。
毎日の生活の中で、自分の欠点ばかりが目に付いて気にしてしまいがちという人も多いと思います。誰もが持つ弱い心に寄り添い、優しくも熱く強い力で背中を押してくれる、そんな楽曲です。
輝きだす
『輝きだす』は森永製菓「DARS」のCMソングに起用された楽曲で、このCMがきっかけでRhythmic Toy Worldの楽曲を耳にして彼らのファンになったという人も多く、より広い層に彼らの存在が知られることにもなりました。
キャッチーながらさまざまなリズムが織り交ぜられた、Rhythmic Toy Worldらしい魅力が溢れた楽曲となっています。
「上手く笑えてるかな」という歌詞や笑顔を取り上げたMV、聴いていると自然と涙が溢れ、だけど作品を通して心から笑顔になれるような、そんな明るい気持ちにしてくれる温かさとパワーが感じられます。
さなぎ〔想像力の最前線Ver.〕
インディーズ時代から長い年月に渡って歌い続けられており、ファンからの人気も高い『さなぎ』。メジャーデビュー後、2018年4月25日にリリースされたアルバム『SHOT』で『さなぎ〔想像力の最前線Ver.〕』として再び発表されました。
流れるようなメロディーの中にもさりげなく緩急が感じられ、メロディーの美しさと相まって強く気持ちを揺さぶられます。
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何気無い道も綺麗な花を埋め尽くしてごらん
咲いても見えない悩みの種は忘れ去ってごらん
現在生きる世界が理想じゃないから 僕は想像の世界の中に迷いこんで
夢を描いて 思うように僕を生きていたいだけ
≪さなぎ (想像力の最前線Ver.) 歌詞より抜粋≫
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ドラムとベースが力強くリズムを支え、時には美しく時には激しくかき鳴らされるギターのサウンドが聴きやすさだけでなくしっかりとしたバンドサウンドを生み出しています。
そして、そこに乗せられたどの音にも埋もれない歌声は揺ぎない力強さを持ちながら、時には儚く響き、音のすべてが心と体に滲み込んでくるのです。
ライブハウス
ロックを、バンドを、音楽を愛するすべての人に響く『ライブハウス』は音楽をとことん愛し、それをしっかり自分たちの声と音で伝えて届けることを大切にしているRhythmic Toy Worldらしさの溢れる楽曲です。----------------
ねぇ嫌なことは
ねぇ記憶からさっきまた消去
ライブハウスのドアくぐって
仲間がいて 笑いあって
音が鳴り響くのを待ってる
≪ライブハウス 歌詞より抜粋≫
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エモーショナルなメロディーと爆発する熱い思いを感じさせるこの楽曲は、まさにライブハウスでは観客とバンドがひとつとなって盛り上がれます。
「夢のような世界だ」、「一瞬も逃せはしない」という歌詞はライブハウスだからこそ感じられる魅力をまさしく表現していて、そんなライブハウスの素晴らしさをバンド側が一つの曲にして届けてくれる姿を見ると、Rhythmic Toy Worldというバンドについてきてよかったと改めて音楽ファンとして感じさせてくれます。
Rhythmic Toy Worldのリズムと音の世界
彼らの楽曲は、キャッチーな曲でもオリジナリティー溢れる曲でも、とにかくリズムの入れ方やメロディー構成が非常に魅力的で、聴いていて平坦さを決して感じさせることのない遊び心やセンスの溢れるリズムに富んでいます。
そしてそれを取り入れながらボーカルの圧倒的な歌唱力を活かし、それだけでなく各楽器の演奏力の高さもしっかり見せ付ける、バンドとして他にはない力と魅力を持っているのです。
TEXT ぽんつ
2018年春に、ビクターエンタテイメント「BLACK SHEEP RECORD」より、メジャーデビュー。 5月よりリリーツアー「SHOOTING TOUR」を開催予定。ツアーファイナルは、史上最大規模の10/29@Zepp DiverCityにて開催決定! ▶公式サイト http://rhythmictoyworld.com/ ▶公式Twitter https://twitter···