俳優が歌う事で新しい音楽の可能性を感じると、いしわたり淳治が発言し企画が作られました。
ゲストには企画の発案者いしわたり淳治と、俳優・菅田将暉、女優・上白石萌音を迎えます。ミュージシャンと俳優の歌との4つの違いとは!?
関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は8月18日の内容をお届けします!
ミュージシャンの歌との違い
いしわたりは「音楽はドキュメンタリーよりはエンターテインメイントとして聴きたい」と語ります。アーティストが作る曲は出来事や想いがあり、それを歌に乗せると感情移入するかどうか試されている気がする、と想いを語ります。作り手と歌い手の距離が近すぎる事により、何かのハラハラ感を感じると言います。しかし俳優の場合は距離が遠いため、エンターテインメイントでその隙間を埋めると語ります。それに対し菅田将暉は「よくわからなかった」と発言。
そのオチっぷりに横山は「すごい距離近くなった」と親近感を感じていたようです。
エンターテインメイントで埋まる
画像引用元 (Amazon)
役者が歌う曲特集昭和編では「もしもピアノが弾けたなら / 西田敏行」「夜霧よ今夜も有難う / 石原裕次郎」が上げられました。石原裕次郎は無くなるまでに500曲以上の歌を発表したという事で村上が非常に驚いていました。
昭和編という事で挙げられた楽曲は全部で8曲ありました。その中でも大倉は「マイ・ウェイ / 勝新太郎」の楽曲に対して「めっちゃ怖かった」とあまりの迫力に驚いていました。
キザな歌
いしわたりは「キザな歌をやれる人はアーティストには少ない」と語ります。俳優がやるからこそエンターテインメントを感じると言います。キザな曲を聴きたい時は俳優の曲を聴いた方が良いとまで語ります。菅田は「セリフでは言えないけど歌なら言えるというのはあるかもしれません。例えば愛してるとか好きとか」と語ります。音楽を作っている人が監督や脚本に当たり、歌手としての自分が主演という形だからかなとつけ足しました。
サバンナ高橋は「アーティストの人たちがゲストだとこういう話は出てこない」としみじみとコメントを残します。見ている側でもアーティストと役者の違いが感じられる現場になっていました。
菅田は「カメラ目線を役者ではやらないから凄く恥ずかしい」と語ります。役者はカメラを意識しないことと、カメラ目線をやらないのが普通です。そのことがかなり引っかかり違和感が凄いとの事です。
村上が錦戸に「そんなん使い分けどうしてるん?」と聞くと「僕も歌う時カメラ見る方じゃない。あなたとは違いますから」と笑顔で返答し会場に笑いを起こしていました。
役者ソング平成編
画像引用元 (Amazon)
「かたちあるもの / 柴咲コウ」「POISON / 反町隆史」「PRIDE / 今井美樹」等が挙げられました。POISONが流れた時には関ジャニメンバー全員が声を上げるほどでした。
横山は「我々世代はPOISONじゃないですか。衝撃じゃないですかやっぱ主役やられて主題歌も歌うって」とテンション高めで語っていました。他にも俳優の桐谷健太が歌う「海の声」も評価されていました。
いしわたりは「浦島太郎という名前でリリースできるのは俳優さんならでは。桐谷さんの曲としても浦島太郎の曲としても聴けるし、入口がたくさんあるのもいいなぁ」と語ります。
菅田将暉が歌う俳優ソング
ソロ活動を始める事になった菅田将暉に、作詞作曲を石崎ヒューイが提供しています。その楽曲は「さよならエレジー」であり、石崎ひゅーいがコメントを残しています。「声事態に菅田将暉という表現力を持っていて、一瞬で虜になりました。表現の幅が大きいので細かいニュアンスまでものすごく早く汲み取って歌にしていく過程に驚きました。声に人一倍物語を持っていると感じます」と残しています。
米津玄師とも共演している楽曲「灰色と青」もあり、youtubeで1億回再生されているほどの人気があります。あいみょんと語り明かし作られた「キスだけで」という楽曲もありました。
アーティストからの楽曲提供
画像引用元 (Amazon)
あいみょんとのコラボの物語は奇妙なものでした。最初は対談から始まったそうですが、気が合いその後も会う事があったようです。そして公園で会い、恋愛を語っていたらあいみょんが曲をいきなり作り出したとの事です。
「すごかったっすね」と菅田は驚きながら語っていました。米津玄師との出会いもいきなりだったようで、初対面で飲みに行く事になったそうです。現場に着いた時には米津玄師が既に良い感じに酔っていて「これを一緒に歌ってくれ」と曲を渡してきたそうです。
あまりにも人間臭い米津玄師に惹かれ、ありのまま歌おうと思ったようです。「まちがいさがし」が出来上がる時に2人は語り明かし、その時の熱量とムードが凄いと菅田は語りました。
役者だからこその感情表現
映画の「舞妓はレディ」から歌を歌い始めた上白石は、感情表現に重きを置くようになりました。その後作られた上白石萌音の歌う「ハッピーエンド」は内澤祟仁が楽曲提供し、その感情表現に対してコメントを残しました。「どんな表情をしているのか、どんな感情なのかがすっと浮かぶような歌を歌う方という印象があります。それぞれの違うフィールドで表現に日常的に向き合ってるからだと思います」とコメントを残しています。
感情はブレスに込めるという意識を常に持つ事によって、冷静になれると上白石は語ります。ブレス自体も歌詞の一部だと思う事でより感情を込めることが出来ると言い「なごり雪」を披露しました。
まとめ
今回の関ジャムはいつもと違った雰囲気で進行していきました。音楽のプロではなく演技のプロを呼びましたが、音楽にかける情熱は同じものがありました。音楽が好きじゃなければここまで語れないと思う事が多々ありました。最後に村上は古田支配人に役者が作る新しい音楽について聞き、まとめてもらいました。古田は「昔はムービースターがヒット曲を求めて作っていた。でも今は菅田君とかが作ってて、見ていて楽しい」と語りました。
アーティストは同じように音楽を作り続けています。そこに役者が入り幅が広がっていく事で、新しい音楽の世界が生まれるかもしれませんね。
番組概要
関ジャム完全燃SHOW放送:8月18日(日) 23:10 ~ 0:05 (一部除く)
朝日放送:2019年8月19日(月) 1:55 ~ 2:55
■出演者
関ジャニ∞:村上信五・丸山隆平・錦戸亮・安田章大・大倉忠義・横山裕
支配人:古田新太
アーティストゲスト:菅田将暉、上白石萌音、いしわたり淳治
トークゲスト: 高橋茂雄(サバンナ)、内田理央
進行:山本雪乃(テレビ朝日アナウンサー)
▶▶関ジャム完全燃焼SHOW 視聴レポート 一覧ページへ
TEXT こがさいし