コレサワ楽曲で小説コンテスト開催!
2019年6月〜7月、シンガーソングライターのコレサワと、ユーザーが作品(イラスト・マンガ・小説)を投稿するSNSのpixivがコラボし『コレサワ「たばこ」「恋人失格」イメージ小説コンテスト』を開催。
そのコンテストに応募された約500本の小説から入賞した全6作品と、題材となったコレサワの楽曲「たばこ」「恋人失格」を紹介します。
『たばこ』
2017年3月に配信リリースされた『たばこ』はリリース直後からミレニアル世代・Z世代を中心に共感を呼び愛され続けている楽曲です。
昨日別れて部屋を出て行ったばかりの"君"が"僕"によく言っていた言葉や、その面影を感じた気持ちが描かれている『たばこ』。
もちろん主人公たちがしてきた恋愛の背景は細かく描かれていない。
まずは『たばこ』の歌詞を改めて読んでから、今回のコンテスト受賞者が『たばこ』の主人公たちにもたせたストーリーを楽しんできただきたいと思います。
『恋人失格』
そして、コレサワがシンガーソングライターみゆはんのリクエストを受けて制作した『たばこ』のアンサーソング『恋人失格』。
みゆはんが2019年3月にリリースしたアルバム『闇鍋』に収録され、2019年6月にはコレサワによるセルフカバーとしても配信リリースされました。
『たばこ』の主人公たちの別れの原因が少し覗けるような歌詞で、家を出て行った方の感情が描かれています。
この『恋人失格』の制作についてコレサワ本人が語ってくれたインタビューも公開されているので、併せてお楽しみください!
最優秀賞
「受動恋愛」/神宮要
――喫煙は、あなたにとって健康に対する悪影響や、依存をより強くします。結局のところ、私達は酷く似た者同士だった。
悪い悪いと思いながら買うそれぞれの袋の中身は、いつだって私を、君を、惑わ
せた。
その先にあるものなんて、私達は全く、知らなかったし、知ろうともしなかった
――結局似た者同士だった二人のお話。
ワルいものは程々に。
優秀賞
「「煙草」の華」千代田 白緋
煙草が好きな蓮はクリスマスイブの夜、彼女である花梨の家を出ていってしまう。互いに後悔の残る別れだった。
君が好き。でも·····。あなたが好き。でも·····。
人は誰しもが後悔し葛藤する。そしてそれは色濃く人間模様を出す。
また、男と女は考え方にどうしてもずれが生じてしまう。一つの事柄でも。
そのずれは互いを受け入れることでしか無くならない。
しかし、蓮と花梨はまだそれに気づいてはいない。2人の関係はどうなってしま
うのか。
花言葉と情景描写が織り成す若者の淡い青春のほんの1ページ。
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「継がれる想い」けえす
いきなり告げられた別れの言葉に、私は気持ちも考えも全然整理できずにいた。たまたま通話履歴の上位にあったお母さんに電話したことをきっかけに、
なんだかんだと理由を付けて帰らなかった実家へ久しぶりに帰省することにした。
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「Kに隠されたメッセージ」久遠 鷹臣
たばこが嫌いな私は、たばこが好きな彼が吸っていたそれを吸ってみた。好きと嫌いが混じりあって、涙が溢れてしまう。
ふと、たばこの箱を見て何となく気になったことがあって調べてみる。
私はまた涙を零した。
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「ただのコンビニ店員たちの願い」びー
あるコンビニにたばことスイーツを買いにやってくる常連の恋人たちがいる。店員の幸田と沢井は、いつも軽く揉めながらも仲のよさそうな恋人たちに「子猫」
と「小学生」とあだ名をつけて、
その幸せそうな様子を羨ましく思っていた。
ある時二人がいつもと違うことに気付いて陰で心配する。
また二人が仲直りして一緒に来店することを願って、幸田は「またのご利用をお
待ちしています」とつぶやいた。
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「タバコと私と5歳上の彼」田中
私はタバコを吸った。案の定むせる。タバコが好きなわけではない。しかし私はあの日からごくたまにだけれど、タバコを吸いたくなる。彼が部屋を
出ていったあの日から。
幼馴染の5歳上の元彼との思い出を『私』は仕事帰りのカフェで振り返るのだっ
た。
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▼その他応募作品はこちらから!
コレサワ「たばこ」「恋人失格」イメージ小説コンテスト
いかがでしたでしょうか?
各入賞作品の他にも、たくさんの作品がご覧になれるので、是非『たばこ』と『恋人失格』を聴きながら世界観に浸ってみてください。
そして、もちろんそれぞれの方が思う自分だけのストーリーもお楽しみください!