元ネタは江戸時代の滑稽本!
アニメ『RobiHachi』(ロビハチ)は、スタジオコメット完全新作オリジナルアニメ。江戸時代の滑稽本『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』を元にした、高松監督テイストたっぷりの宇宙活劇です!
『東海道中膝栗毛』とは、やじさんときたさんの珍道中記!
江戸から東海道を上り、伊勢神宮を参拝して、大坂(現在の大阪)、京都へ。その間主人公の2人は,いたずらや失敗の限りを尽くして旅を続けます。
宇宙を舞台に、ロビー・ヤージ(=やじさん)とハッチ・キタ(=きたさん)がイセカンダル(=伊勢)を目指す『RobiHachi』は、SF版『東海道中膝栗毛』ですね!
▲画像引用元 (Amazon)
G.C.0051、人類が宇宙人と惑星連邦を結成して半世紀。 NEO TOKYOでは惑星「イセカンダル」の広告がさかんに流れていました。
ルポライターのロビー・ヤージは、事故にあったりだまされたりと不運が続き、借金取りから逃げ回る日々。ある日かばんをひったくられたところを、その場に居合わせたハッチ・キタと名乗る青年に助けられます。
「楽して暮らせればそれでいい」「世の中いいことなんて何もないさ」と言うロビー。
「曲がった事は大嫌い」「きっと何か面白いことがあるはず」と言うハッチ。
二人はまるで正反対。
その翌日、 借金取りのバイトとしてロビーの家を訪問したのは、なんとハッチでした!
追いつ追われつのドタバタのさなか、しびれを切らした金融会社社長のヤンが、 部下のアロとグラを引き連れて姿を現します。
しかし間一髪、ロビーは自宅兼宇宙船「ナガヤボイジャー」を起動させ、ハッチを乗せたまま宇宙へ逃走!
絶体絶命のピンチを切り抜けたロビーは、銀河の彼方にある、行けば幸せになるという伝説の惑星「イセカンダル」を目指すことを思いつきます。
こうして、ロビーとハッチの「イセカンダル」を目指す珍道中がはじまりました…!
自由な発想と、遊び心がいっぱい!
原作は馬谷たいがとなっていますが、馬谷たいがという人物は実在しません。
「馬谷=ポニーキャニオン」!
「美男高校地球防衛部シリーズの馬谷くらり」という名前も同じです!馬谷作品は企業が著作権を保有しているため、自由な展開が特徴。
『RobiHachi』でも、声優さんの生放送番組を配信するなど、遊び心たっぷりに楽しませてくれますよ!
監督は『銀魂』や『美男高校地球防衛部』の高松信司。キャラクターデザイン・総作画監督は、『かぐや様は告らせたい』の八尋裕子で、企画原案・シリーズ構成は『初恋モンスター』の金杉弘子。
コンセプトデザインは『美男高校地球防衛部』の三沢 伸、アニメーション制作は『美男高校地球防衛部』のスタジオコメットが担当しました。
≪声のキャスト≫
ロビー・ヤージ:中井和哉
ハッチ・キタ:河本啓佑
JPS-19(イック):阪口大助
ヤン:杉田智和
アロ:木村昴
グラ:徳留慎乃佑
同じ制作会社つながりで『美男高校地球防衛部』のウォンバットも出てきますよ!『美男高校地球防衛部』ファンには、うれしいおまけですね!
なんと後半には、岡本信彦・速水奨・梅原裕一郎・日野聡・釘宮理恵などがゲスト声優として登場し、超豪華!!
もしもまだ見ていないという方は、UーNEXTで無料で見ることができますので、ぜひどうぞ。頭をからっぽにして、笑って観られるハチャメチャなアニメ!楽しいですよ!
「RobiHachi」は、なぜ面白い!?
『RobiHachi』は、ポップで明るくスピード感があり、ギャグセンスがよく、ハートフル。軽妙なノリの二人の掛け合いは、質のいい漫才を見ているようで最高です!様々なアニメや映画のオマージュも面白さの理由。たとえば、イセカンダルと聞くと、波動砲をぶっ放す某アニメを連想してしまいますね。
いっぱいに散りばめられたアニメのオマージュに気がつくと、さらに楽しいですよ!思わずニヤリとしてしまう場面もあり、製作者の遊び心を感じます。
▲画像引用元 (Amazon)
話も、予想外の展開がテンポよく繰り広げられます!
1話ラスト直前、昭和テイストの音楽とともに、まさかの巨大合体ロボ(東海道中膝栗毛ならぬ)銀河道中ヒザクリガー登場!これで、1話目からぐっと心をつかまれた視聴者も多いのでは…?
「まさかロボットアニメとは!」と思わせておいてからの、「ロボットアニメではありません(たぶん)」の文字への流れもさすがです。
キャラクターも個性がある面々ばかり!作画も綺麗で、先の見えないドッキリ箱のような展開が非常に面白くて、見ると元気をもらえるお話!
とにかく自由なアニメで、くだらないのに笑えます。
伏線回収も見事!見ていて本当に楽しくなるコメディアニメですよ!
串田アキラが歌う「銀河道中ヒザクリガー」
▲画像引用元 (Amazon)「銀河道中ヒザクリガー」は、『RobiHachi』の挿入歌で、あのヒザクリガーのための歌。作詞が高松信司、作曲・編曲が奥井康介、歌っているのは串田アキラです。
串田アキラと言えば、数多くのアニメ・特撮の主題歌や挿入歌を歌う、大御所アニソン歌手!!
ヒザクリガーはネーミングセンスといい、力が入ったテーマ曲といい、サイコーですね!変形シーンも、某アニメのオマージュが感じられて面白いです。
それでは、「銀河道中ヒザクリガー」の歌詞の一部を見てみましょう。
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ガンガン!頑固な敵も
バンバン!万策尽くす
ビンビン!敏感フィーリング
ダ!ダ!ダダッダー!
≪銀河道中ヒザクリガー! 歌詞より抜粋≫
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あの串田さんが歌う挿入歌は、何だかわからないけど、やはりアツい!串田アキラにヒザクリガーの歌を歌わせるなんて、特撮ファンや往年のアニメファンにとってはたまらないことでしょう!
最終回ではとうとうOPに!
演出も文句なし!凄すぎます!
▽挿入歌
OPテーマは「天才のプレイリスト」!
『RobiHachi』OPテーマは「天才のプレイリスト」!作詞・作曲・編曲が中山真斗、歌っているのは「Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)」!ハッチがメインヴォーカルをつとめ、ロビーが合いの手を入れています疾走感があり、ロックテイストでスタイリッシュな楽曲ですね!かっこいいです。
最終回ではED になっていて、とてもいい感じでした!
▽OPテーマ
杉田さんは、やっぱり歌っていない!
『RobiHachi』EDテーマは「Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜」!作詞・作曲・編曲がyamazo、歌っているのは「Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)」!EDテーマは少しディスコティックな曲調!アロとグラをメインヴォーカルに、時折入るヤンとの掛け合いがとても楽しい楽曲です。
見た目も中身もファンキーで、主役よりもインパクトが強いヤンさん!EDでも、モロに遊んでいますね。
アロもグラもとても上手。ヤンさんの恋する乙女的ポエムタイム、いいです!
そして杉田さん(ヤン)は…やっぱり歌いません!(笑)
▽EDテーマ
最新情報はこちらでチェック
2019年7月3日に、オリジナルサウンドトラックが発売されました!本編を彩る全47曲が収録されています。
2019年8月25日、「C3AFA TOKYO 2019」のメインステージへ、『RobiHachiRadi スペシャルステージ(仮)』として「RobiHachiRadi」が遊びに来てくれますよ!
2019年10月19日、中野サンプラザにて「RobiHachiイベ~私イセカンダルに行ったら幸せになりました~」開催決定!
『RobiHachi』の旅は、まだまだ終わりません!イズモンダルは、2期フラグなのでしょうか?
アニメ『RobiHachi』についての最新情報は、以下でどうぞ。
TVアニメ「RobiHachi」公式サイト
TVアニメ「RobiHachi」(ロビハチ):公式Twitter
他にも、オススメアニメがいっぱい!!
まだまだ、オススメアニメ等は、たくさんありますよ。私が書いた他の記事も、是非読んでみてくださいね!▼この人気も「計画通り」だ!「DEATH NOTE」の中毒性
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TEXT 有紀