はなわさんの歌詞の表現のすごさ
──11月6日にニューシングル『sunny』をリリース!聴きどころは?愛刃:風男塾はメッセージ性が強い楽曲が多いんですけど、『sunny』も挫折している人を前向きに出来るような曲になっています。左膝のケガがメインになっているんですけど、ケガってマイナスじゃないですか。なんでこんなことになったんやって、敵としてみてしまうと思うんですけど、あえて名前を付けて、味方にするっていうところが、新しい表現の仕方なんじゃないかなと思います。この曲を初めて聴いた時は鳥肌が立ちました。
──「練習試合」や「大会」という歌詞がありますが、何のスポーツなのかは特定されていません。具体的なイメージはされていますか?
愛刃:自分たちに置き換えると、ライブのステージなのかなって思います。自分もライブの時に足をひねってしまったり、腰が痛かったりして、最後までステージに立てるのかなっていう不安もあったりするので、風男塾にとっては、この曲はステージに立つ自分たちなのかなって思います。

──プロデューサーのはなわさんが作詞を手掛けていますが、はなわさんからアドバイスはありましたか?
愛刃:はなわさんは、こう歌ってほしいとかは、あまり言わないんですよ。いつも歌詞に全てを込めてくれていて、あとは自分たちの表現の仕方で、おもいっきり歌ってくれっていう感じなので、今回もおもいっきり歌わせていただきました。
──『sunny』の特に好きな歌詞の部分を教えて下さい。
愛刃:サビの♪僕の左膝には名前があって その名はサニー 一番の親友さ 落ち込んだ姿も(ふてくされたその顔も) 全て知ってくれているから♪という部分です。ケガのことを親友と言えて、そのケガが自分のことをわかってくれているという表現の仕方がすごいなと思います。皆さんの心にも一番刺さってほしいです。
──左膝じゃなくても、何か大きなケガをしたことはありますか?
愛刃:腰が弱くて、普通にまっすぐ立てない時もあったりしたんです。ライブできるかどうかもわからないし、痛み止めの薬を飲んでも効かなかったりして、本当に踊れなくなるんじゃないかなって思った時もあったんです。でも、いつか治ることを信じて、やるしかないですし、今もいつそうなるかわからないので、元気な時に、より全力で出来るかを意識してステージに立っています。
ケガをすることによって、他に出来ることが見つかるんじゃないのかなぁって考えることも出来るので、この楽曲に出会って、ケガをすることは
マイナスじゃないなって思えるようになりました。

──メンバーの藤守怜生くんにとっては、ラストシングルになります。
愛刃:怜生は結構ぶっとんでるといいますか、自由なところがあって、そこが魅力だと思うんですけど、そんな中で、卒業という答えを出して、それが後ろ向きじゃないことは自分たちでもわかっているので、卒業を止めることはしないし、前を向いている怜生に、どれだけ背中を押してあげられるかっていうのを、今はすごく考えています。
卒業を決めた本人が、やっぱりちょっと淋しくなったり、ライブで涙を流している姿を見たりすると、グッとくるものがあるんですけど、この卒業シングルを通して、行って来いよ!羽ばたけよ!っていう気持ちを、怜生に向けることが出来たらいいなって思います。
──読者の皆さんにメッセージをお願いします!
愛刃:今回初めて風男塾のことを知って下さった方もいらっしゃると思うんですけど、この『sunny』という楽曲は、1番も2番も歌詞が重なっているところがなくて、全部がストーリーになっているので、UtaTenさんで歌詞をじっくり見て、聴いてほしいなと思います。
──最後に、結成13年目を迎えた風男塾としての今後の抱負を教えて下さい。
愛刃:風男塾として活動を始めた時は、男装ユニットって何なんだ?っていうところから始まったんですけど、なかなか認めてもらえなくて、それが悔しくて、頑張ってきたんですけど、やっと男装というものが認められてきて、ファンの皆さんも男装をして、ライブに来てくれたりするので、もっともっと男装文化を広められたらと思いますし、風男塾の楽曲で勇気づけられたり、元気を与えられたらいいなぁと思うので、とにかくライブに遊びに来てほしいです!
TEXT&PHOTO ポッター平井
