全員おそろいのツナギ!POLYSICS
POLYSICSといえば、全員揃いのツナギにバイザーという一度見たら忘れないルックス。
そして特異なライブパフォーマンスと爆音ギターとシンセやヴォコーダーなどのコンピューターミュージックを融合させた唯一無二のサウンドが特徴的なグループです。
POLYSICSは1997年に、高校生だったギター・ハヤシがDEVOに憧れたことをきっかけに結成しました。アニメ「ケロロ軍曹」オープニングテーマにも起用されています。
この記事では、何度かメンバーチェンジもありながら、音楽の主体性を変えることなく爆進してきた彼らの曲をご紹介いたします!
それでは曲を見てトイス!
2019年で結成22周年目を迎えた彼らのアルバム総数は国内だけでも17枚です。海外でも評価が高く、彼らが尊敬するDEVOも認めたPOLYSICS。
今回はリリース順で爆上げ間違いなしの曲をご案内します。
「I My Me Mine」
『I My Me Mine』は、現在のドラマーのヤノマサシが新メンバーとして加入後に、アルバム『Now is the time!』に収録された楽曲です。
リコーダーの音色やピアノがポップな印象の一曲で一度聞くと耳に残ります。
また、ライブでも人気があり、カヨとハヤシのツインボーカルの掛け合いがとてもキュートな仕上がりになっています。
「怪獣殿下 ~古代怪獣ゴモラ登場~」
偏った愛と書いて偏愛。〈HEN 愛(偏愛)〉シリーズの第2弾!
円谷プロの全面協力で〈ウルトラ怪獣〉のアルバムからこちらの一曲はビーム音とゴリゴリのギターと混ざりあった特撮ものが好きなハヤシならではの作詞・作曲です。
アルバムのその他の曲も怪獣たちの鳴き声がたっぷり楽しめます。
また、〈HEN 愛(偏愛)〉シリーズの第1弾の『HEN 愛 LET'S GO!』は、3人体制だった時代のコアな楽曲でハヤシの個人的で過剰な思い入れを持って作られた食べ物にまつわる7曲が凝縮されています。
「Rocket」
『Rocket』は、2007年テレビアニメ『もやしもん』のエンディングテーマに提供された、POLYSICSの中でもポップな一曲です。
抽象化されている歌詞が多いPOLYSICSですが、Rocketで多用される「ギモンギモン」とあるように、不思議や化学について表現されています。
痛快かつ問答無用に爽快な曲で、楽曲自体は複雑な構成ですが、変拍子もあり聞き応えがあります。この曲からPOLYSICSを好きになった方も多いので、初心者にオススメです。
「Check Point」
Check Point 歌詞
POLYSICS
作詞 Hiroyuki Hayashi
作曲 Hiroyuki Hayashi
そうトカゲの色の問題いつ話そう
デジタル処理の模様
手短にまとめようとしたものの
最新アルバム『In The Sync』収録のエレクトロニカなイントロから始まるハイテンポなこちらの一曲。
キャリアを感じさせる圧倒的な演奏力とライブで盛り上がること間違いなしです。チェックポイントの言葉の響きにおける遊びとガリガリのギターの音がテンションをあげてくれます。
「Repeat Repeat Repeat」
POLYSICS番外編の『The Vocoders a.k.a. POLYSICS』は、2019年から同時活動として始めた世界唯一のカフェテクノグループです。
音楽フリークなら見たことある、海外のあのアーティストの名シーンも登場します。
また、普段のPOLYSICSにリンクするような赤の衣装と背景の黄色のコントラストがとても美しいです。POLYSICSが少しハード過ぎると思う方にも耳に優しくフィットしてくれることでしょう。
クラフトワークに対しての敬愛を感じさせるあたたかな音楽で最先端テクノの真髄とも言える一曲です。
The Vocodersについての詳しい記事はこちら!
進化し続ける4人のサウンド
4人が奏でるポリワールドの音楽性は進化し続け、時代が変わっても普遍的とも言える唯一無二の存在です。今回紹介しきれなかったその他の曲もPOLYSICSツイッターの公式アカウントで見ることができます。The Vocodersの姿からはバイザーのない等身大のPOLYSICSのメンバーの姿が見ることができます。
The Vocodersも11月にライブツアーThe Vocoders Tour de Cafe 2019『1st V』を終え、POLYSICS TOUR 2020 ~SynchroにCity~の全国10都市回るツアーが決定している4人。ツイッターなどでも、是非チェックしてみてくださいね!
TEXT 棗キョーコ