back number「クリスマスソング」の歌詞の主人公は偏屈?
12月最大のイベントといえばクリスマスですよね。
街全体が華やかな雰囲気に包まれ、恋人がいない人はいつも以上に人肌恋しく感じたりする季節です。
少し偏屈なこの曲の主人公は、芽生え始めた恋愛感情をそんなクリスマスのせいにします。
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どこかで鐘が鳴って
らしくない言葉が浮かんで
寒さが心地よくて
あれ なんで恋なんかしてんだろう
聖夜だなんだと繰り返す歌と
わざとらしくきらめく街のせいかな
≪クリスマスソング 歌詞より抜粋≫
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やや斜に構えながらも、恋と向き合おうとしてる姿はなんだか好感が持てますよね。
冒頭にでてくる「らしくない言葉」って一体何なんでしょう?
続く歌詞で探ってみましょう。
恋と認めたくないけれど
クリスマスムードに踊らされているのかいないのか、恋をし始めた自分に対してややネガティブな主人公。
しかし、自分の意識とは裏腹に、片思い相手への思いは正直に動き出します。
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会いたいと思う回数が
会えないと痛いこの胸が
君の事どう思うか教えようとしてる
≪クリスマスソング 歌詞より抜粋≫
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遠まわしながらも「好き」という気持ちがストレートに伝わってきますね。
言われてみれば「好きかも」と感じるのは「会いたい」と思うからかもしれません。
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いいよ そんな事自分で分かってるよ
サンタとやらに頼んでも仕方ないよなぁ
≪クリスマスソング 歌詞より抜粋≫
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このフレーズには、純粋な気持ちを持ちながらも素直に恋と認めたくない主人公の気持ちがよく表現されています。
恋ってとても素敵だけど、叶わなかった時の辛さや悲しさを思うと…確かに恋を認めたくない気持ちもわかりますよね。
揺れ動く気持ちがとてもリアルに表現されているので、共感したという人も多いのではないでしょうか?
"らしくない言葉"の歌詞の意味は
続くサビでは、主人公の抑えきれない気持ちが歌われています。
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できれば横にいて欲しくて
どこにも行って欲しくなくて
僕の事だけをずっと考えていて欲しい
≪クリスマスソング 歌詞より抜粋≫
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冒頭で「なんで恋なんかしてるんだ…」と皮肉を言ってたのに、ここでは思いが溢れていますね。
でもやっぱり、少し偏屈なんです。それが続く歌詞に表れています。
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でもこんな事を伝えたら格好悪いし
長くなるだけだからまとめるよ
君が好きだ
≪クリスマスソング 歌詞より抜粋≫
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色々伝えたい思いはあるけれどなんかカッコ悪いだなんて、やっぱりひねくれてますよね。
でも、だからこそシンプルに「好き」と伝える姿勢は男らしくてカッコイイです。
そしてこの「君が好きだ」というワンフレーズこそ、冒頭で歌われていた「らしくない言葉」なのではないでしょうか。
なんていったってこの主人公、恋愛に対しては否定的でしたから…。
2番からラストにかけては、さらに高まっていく主人公の気持ちが歌われています。
もはや、冒頭の偏屈な主人公とは大違い。「恋は人を変える」とよく言いますが、どうやら本当のようですね。
クリスマス前に恋をしている方、恋したいなぁと思っている方は、YouTubeに動画があるのでぜひ視聴してみてくださいね!
TEXT ゆとりーな
Vocal & Guitar : 清水依与吏(シミズイヨリ) Bass : 小島和也(コジマカズヤ) Drums : 栗原寿(クリハラヒサシ) 2004年、群馬にて清水依与吏を中心に結成。 幾度かのメンバーチェンジを経て、2007年現在のメンバーとなる。 デビュー直前にiTunesが選ぶ2011年最もブレイクが期待でき···