今までの歩みとともに新章スタート!
世界中で愛され続けている『ポケモン』。テレビアニメ『ポケットモンスター』は、ゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするテレビアニメです。
その新シリーズが、2019年11月17日から放送スタートしました。
『ポケモン』シリーズは今まで、原作ゲームの発売ごとにアニメタイトルを変更してきました。
ところが、新シリーズのタイトルは『ポケットモンスター』とシンプルで、1997年にポケモンの放送がスタートしたときと同じタイトルになっています。
そのタイトルにふさわしく、新シリーズでは今までゲームに登場したすべての地方が舞台になり、そこに生息する様々なポケモンたちが登場します。
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズ最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』の舞台となるガラル地方も、もちろん登場。
他にも『ポケットモンスター 赤・緑』のカントー地方、『ポケットモンスター 金・銀』のジョウト地方など、多くの地方が出てくるので今から楽しみですね。
初代「ポケモン」への原点回帰も!
~ポケットモンスター、縮めてポケモン。この星の不思議な不思議な生き物。
空に、海に、森に、街に、世界中の至る所でその姿を見ることができる。~
新シリーズの主人公は、2人。
新しい『ポケットモンスター』は、ポケモンバトルで最強を目指す少年・サトシと、すべてのポケモンをゲットする夢をもつ少年・ゴウの物語です。
サトシは長年の相棒・ピカチュウと、ゴウは運命的な出会いをしたパートナー・ヒバニーとともに冒険に旅立ちます。
第1話「ピカチュウ誕生!」では、サトシの唯一無二のパートナー・ピカチュウの誕生秘話が展開され、涙を誘う回となりました。
1997年に放送された第1話「ポケモン!きみにきめた!」では、サトシとピカチュウの出会いと旅の始まりが描かれましたが、この「ピカチュウ誕生!」はそのさらに少し前の話。
いわば『ポケットモンスター』全シリーズの第0話ですね。
現在の子どもだけでなく、約20年前に子どもだった人も童心に帰って見てしまう胸アツなストーリーです。
新シリーズは、今までの『ポケモン』の歩みを振り返りつつ、W主人公という新しい試みにも挑戦中。
アニメ新シリーズを見るか迷っている人は、一話を見てから決めてみてはどうでしょうか?
いつもの声優陣+新しい顔ぶれ!
新しい『ポケットモンスター』では、前作まで総監督を務めた湯山邦彦がクリエイティブスーパーバイザーに就任し、前作の監督の冨安大貴が総監督、副監督の小平麻紀が監督を担当しています。音楽も、過去のテレビシリーズを全て担当した宮崎慎二から『ハイキュー!!』シリーズを手掛ける林ゆうきに交代。
シリーズ構成は「シリーズコンストラクション」名義で新しく米村正二が担当、キャラクターデザインは安田周平が担当になりました。
≪キャスト一覧≫
サトシ:松本梨香
ピカチュウ:大谷育江
ゴウ:山下大輝
ヒバニー:林原めぐみ
サクラギ博士:中村悠一
コハル:花澤香菜
ムサシ: 林原めぐみ
コジロウ: 三木眞一郎
ニャース: 犬山イヌコ
いつもの安定したベテラン陣に今人気の声優が加わり、どんな化学変化が生まれるのか楽しみですね。
気合の入った作画もとても素晴らしいです。
ポケモン公式YouTubeチャンネルの見逃し配信は、誰でも視聴可能ですのでぜひご覧ください!
アーティストが歌い継ぐ神曲OP!
『ポケットモンスター』新シリーズ・OPテーマ『1・2・3(ワン・ツー・スリー)』のプロデュースおよび作詞・作曲・編曲は「まふまふ」が担当しています。「まふまふ」はネット発のマルチアーティストで、ネットを飛び出して活躍し、今や絶大な人気を誇るクリエイターです。
今回のアニメ『ポケットモンスター』では、まふまふ作のOPテーマ『1・2・3』を、様々なアーティストが歌い継ぐという新しい試み。
誰が歌い継いでいくのか楽しみですね!
記念すべき第1弾アーティストは、”まふまふ+まふまふの相棒・そらる”の音楽ユニット「After the Rain」となりました。
OP『1・2・3』は、懐かしのゲームボーイの起動音で楽曲がスタート!
歌詞には今までのOPの歌詞やゲームの台詞が含まれていたり、曲にはゲームの音やモンスターボールの音などが入っていたりと、楽しいアイデアが盛り込まれた楽曲です。
ワクワクと高揚感あふれるキャッチ―なメロディーに、歴代ポケモンを思い出す仕掛け。
歌詞も、前半は今の子ども向け、後半はかつて子どもだった大人向けになっており、世代をつなぐ架け橋のような歌になっています。
『ポケットモンスター』を見て遊んで育ち、「ポケモンファンだ」と公言するまふまふが作る楽曲は、今までの『ポケモン』への愛とリスペクトに満ちあふれていますね。
ポケモンを知っていればいるほど、神曲と感じるのではないでしょうか。
楽曲だけでなく、OP映像には歴代御三家と今までのマップが映っていて、こちらもさりげなく『ポケモン』の歴史を振り返るようで感動ですよ。
EDは楽しく「ポケモンしりとり」!
アニメ『ポケットモンスター』EDテーマの『ポケモンしりとり(ピカチュウ→ミュウVer.)』は、第2話から流れていますね。タイトル通りポケモンの名前のしりとりで、ピカチュウに始まりミュウで終わる歌です。
いろいろなポケモンを歌って覚えることができて、ワクワクする楽しい歌ですよ。
『ポケモンしりとり(ピカチュウ→ミュウVer.)』は、株式会社ゲームフリークの増田順一をプロデューサーに迎え、パソコン音楽クラブが手掛けた楽曲。
パソコン音楽クラブは2015年に結成され、1990年代のハードウェア音源モジュールを用いて楽曲を制作する2人組ユニットです。
メイン歌唱は「ポケモンキッズ2019」という小学生7人なので、子どもたちは親近感を持ちやすそうですね。
『ポケモンしりとり(ピカチュウ→ミュウVer.)』は、なんだか、初代EDの「ひゃくごじゅういち」を彷彿とさせます。
新シリーズがサブタイトルも付けず原点回帰のアニメになっているように、EDも初代アニメを意識しているのかもしれませんね。
「ピカチュウ→ミュウVer.」とあるので、別のポケモンバージョンもそのうち公開されるかもしれません。
原点回帰の新シリーズを新旧世代で!
2019年11月、完全新作としては8作目となる、NintendoSwitchのゲーム商品『ポケットモンスター ソード・シールド』が発売され、飛ぶように売れています。また、ハリウッド制作の実写版『名探偵ピカチュウ』は全世界歴代ゲーム映画1位の興行収入を叩き出し、スマートフォン向けゲームアプリ『ポケモンGO』は衰え知らずの人気ぶり。
これほどまでに、世界中で愛されているアニメ・ゲームは他にないのではないでしょうか?
原点回帰した新シリーズは、親世代も子世代も一緒に楽しめるアニメになっているので、
『ポケモン』から遠ざかっていた人たちもまた戻ってくるかもしれませんね。
「初のW主役」という設定がこれからどのように生かされてくるのか、こちらも期待がふくらみます。
これからも、アニメ『ポケットモンスター』から目が離せません!
最新情報はこちらからどうぞ。
▷「ポケットモンスター」アニメ公式サイト
▷アニメ「ポケットモンスター」 公式Twitter
Twitterでは、番組を楽しむための情報が続々とツイートされています。ぜひ、こちらも覗いてみてくださいね。
TEXT 有紀
ネットミュージックシーンにて圧倒的な支持を得るシンガー/クリエーター‘そらる’と‘まふまふ’によるユニット。 2014年アルバム「アフターレインクエスト」より活動を開始、直ぐにその人気に火が付き翌年2015年に発表された2ndアルバム「プレリズムアーチ」では専門店でのチャート上位を席巻、大···