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名曲を生み出し続けるポップス界の王者「いきものがかり」に迫る!

「いきものがかり」は3人組の音楽グループです。ファンの年齢層は幅広く、圧倒的に良い楽曲や抜群の歌唱力とパフォーマンスを持っています。この記事ではメジャーデビューからずっと人々に感動を与え続けている「いきものがかり」の紹介します。

「いきものがかり」ってどんな音楽グループ?

2006年3月にファーストシングル『SAKURA』で衝撃のデビューを果たした「いきものがかり」とは、どのような音楽グループなのでしょう?

高い知名度を持つ彼らですが、あまり知られていない興味深い話がまだまだありました。


結成についてと3人編成になったきっかけ



「いきものがかり」のメンバーはボーカル・タンバリンの吉岡聖恵、ギター・コーラスの水野良樹、ギター・コーラスの山下穂尊の3人です。

もともと小学校の同級生だった水野と山下の2人だけで結成されました。

2人の共通点が、小学1年生の時の係活動で「生き物係」だったことが「いきものがかり」の名前の由来だそうです。

水野と山下は1999年より、同県の出身である「ゆず」に憧れ「いきものがかり」を結成しストリートライブをはじめました。

当時は「ゆず」ブームで男性2人組のデュオがストリートライブする姿が多く見られたそうです。

しかし「周りと同じことをしていても面白くない」と思いはじめ、女性ボーカルを入れようと考えはじめたところ出会ったのが、現ボーカルの吉岡聖恵。

1999年11月、水野と山下が相模大野駅前のストリートライブをしていた時に吉岡が飛び入りで参加し、そのまま現在の3人編成のスタイルに変りました。

それから3人は海老名駅や相模大野駅などの周辺駅前で、ストリートライブをするようになります。

当時3人は自分たちだけで作ったデモ音源も制作していました。

当時からのファンの中には、今も大事にその音源を持っている人が多くいるようです。

「いきものがかり」は名曲ぞろい

いきものがかりの楽曲は各所でとても評価が高く、メジャーデビューからリリースしたシングルのA面曲でタイアップがついていないものはありません。

テレビアニメやCM、ドラマや映画などで彼らの楽曲を聴くことは多いです。

駅の列車接近時のメロディとしても3曲起用されています。

海老名駅ではデビューシングル『SAKURA』が、本厚木駅では15枚目のシングル『YELL』が、調布駅では18枚目のシングル『ありがとう』が各駅のプラットホームで流れました。

彼らの音楽はインディーズ当時から一貫して、すべてが王道のポップスサウンドです。

わかりやすいコード進行と頭に残るハイセンスなメロディ、そこにしっくりあてはまる歌詞が、多くの人の心を動かしてきた理由なのかもしれません。

彼らの楽曲のアレンジは、外部アレンジャーが担当しています。

作詞作曲は水野と山下が担当することが多いですが、吉岡が作詞に参加したセカンドアルバム『ライフアルバム』の収録曲『ちこくしちゃうよ』『月とあたしと冷蔵庫』から、彼女が作詞する曲も出てきました。

1年10か月の活動休止

NHK紅白歌合戦に9年連続出場を果たしたばかりだった2017年1月5日に、メジャーデビュー10周年の節目として活動休止を発表したのです。

活動休止のことをメンバーは「放牧宣言」と言い、2018年11月2日には「集牧宣言」として活動再開が報告されました。

メディアやインターネット各所では、本人たちが不仲であることを公言していることもあり「解散するのでは?」と、ファンの間で心配する声もあったようです。

当時メンバーは解散に関して否定するコメントを残しています。

活動休止の間はそれぞれソロ活動を行っていました。

実際にスイスへ放牧を見に行ったらしい吉岡に関しては、ゆずの『少年』や中島みゆきの『糸』、吉田美奈子の『夢で逢えたら』など計11曲をカバーしたアルバムを発売し話題になっています。

活動再開後に「また活動休止するのでは?」と言われることもありましたが、ラジオやテレビなどのメディア出演や2年ぶりに新曲『太陽』を無料でファンクラブ会員へ送付したり、ファンクラブ会員限定ツアーを開催したり精力的な活動をみせてくれました。

「いきものがかり」で聴いておきたい曲3選

名曲だらけの「いきものがかり」ですが、特にこの3曲はファンの間でも人気のおすすめ曲です。

彼らの魅力を知る上で欠かせない3曲を、ライブ映像やMVとともに紹介します。

「ラストシーン」



作詞作曲は水野良樹、2016年8月にリリースされた32枚目のシングル曲で2016年の第58回日本レコード大賞にて優秀作品賞を獲得した曲です。

映画「四月は君の嘘」の主題歌に起用されました。

動画はメジャーデビュー10周年を記念して開催された、2016年夏の「超いきものまつり2016 地元でSHOW!!」のライブ映像です。

会場は厚木市荻野運動公園で野外ライブでした。

ストレートでわかりやすい歌詞が感動的なバラードで、ファンの間からも高い評価を得ている楽曲のひとつです。

「じょいふる」



作詞作曲は水野良樹、江崎グリコ「ポッキー」のCMソングとして依頼を受けて制作されたそうです。

2009年に15枚目のシングルとして『YELL』とともに両A面シングルとしてリリースされました。

歌詞の響きが面白く大変頭に残りやすいアップテンポナンバーで、音楽ゲームで採用されることが多かったそうです。

たくさんの学生が、学園祭が開催されている学校の廊下や教室や校庭などで、吉岡と一緒に踊っているのが印象的なMVになっています。

このMVが公開されてから、ふりつけを真似て実際に踊った方も多いのではないでしょうか?

累計売上枚数は10万枚を突破し、オリコンデイリーチャートで1位を獲得しました。

「SAKURA」



2008年に初めてNHK紅白歌合戦に出演した際にも演奏された楽曲です。

この曲は2016年の紅白歌合戦でも披露され、その時の対戦相手は結成当時から彼らがとても影響をうけていた「ゆず」でした。

2006年3月にリリースされたファーストシングルで、彼らのメジャーデビューシングルでもあります。

NTT東日本エリアのCMソングにも起用されました。

儚さを想い、涙を流しながらこの曲を聴く人も多いのではないでしょうか。

作詞作曲は水野良樹で、桜が咲くころにぴったりな極上のバラードです。

「いきものがかり」の今後から目が離せない



2020年春には新たにアルバムを引っ提げた全国ツアーが決定している「いきものがかり」。

彼らが生み出す楽曲はどれも名曲ばかりです。

今後彼らがどんなさらなる名曲を披露してくれるのでしょうか。いきものがかりの活動から目が離せません。


TEXT Imahashimiwa

吉岡聖恵(Vo.) 水野良樹(Gt.) 山下穂尊(Gt./Harmonica) ⼩・中・⾼校と同じ学校に通っていた⽔野良樹と⼭下穂尊が、1999年2⽉1⽇に「いきものがかり」を結成。 ユニット名は、2⼈の共通点が⼩学校1年⽣の時に⼀緒に⾦⿂に餌をあげる「⽣き物係」をしていたことによる。 地元の厚⽊・海⽼···

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