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実在する島を舞台に送る、ハートフル日常島コメディ「ばらかもん」の魅力とは?

ぎゅっとまとめ
  • 大人気漫画が原作のアニメ『ばらかもん』の舞台は、実在する島
  • 『ばらかもん』の世界観を彩るOPとEDは対になっている?
  • 原作完結後も熱は冷めやらない。『大ばらかもん展』開催!
2014年7月に放送が開始されたアニメ『ばらかもん』。実在する島を舞台に描かれた、東京育ちの悩める書道家と島民達との交流を描くハートフル日常島コメディアニメの魅力を、設定秘話、OP、EDの3点に注目しながら迫ります。

公開日:2020年3月4日 更新日:2020年3月19日


この記事の目次 []
  1. ・原作漫画は累計400万部越えの大人気漫画
  2. ・アニメ「ばらかもん」のあらすじ
  3. ・舞台は実在する島「五島列島」
  4. ・五島列島内の数カ所が遺産登録
  5. ・暮らしや風景がリアル
  6. ・「おのせんせい/はらすずこの五島ばらか旅」がyoutubeにて公開
  7. ・強いメッセージ性で自分「らしさ」を歌うOP
  8. ・OPとの対を感じさせるED
  9. ・全37曲! 島の日常を彩った楽曲達のサウンドトラックが発売中!
  10. ・原作漫画「ばらかもん」全18巻堂々完結&大展示会、開催!

原作漫画は累計400万部越えの大人気漫画

画像引用元 (Amazon)

『ばらかもん』は、ウェブ漫画配信サイト『ガンガンONLINE』にて連載が行われていた、漫画『ばらかもん』を原作としたアニメです。

放送局は日本テレビ他、各局。放送期間は2014年7月~9月の2か月間。全12話の1クールアニメとして放送がされました。

都会生まれ都会育ち悩める書道家の青年『半田清舟』と、五島列島に住む島民達の交流を描いた「ハートフル日常島コメディ」。

実はこの物語は、実在する島を舞台に描かれていた事で話題を呼んだ作品でもあります。

累計発行部数400万部を越えた大人気漫画シリーズをアニメ化した『ばらかもん』。

多くの人々から反響を呼んだこのアニメの魅力について、紹介していきます。

アニメ「ばらかもん」のあらすじ

若き書道家『半田清舟』は、ある受賞式で入選した自身の作品を酷評してきた展示館の館長にキレ、殴り飛ばしてしまいます。

そんな息子を見かねた父は、彼を五島列島に送ることに。そこは、かつては若かった父も一時暮らしていた島であり、そこで彼は清舟に自身の「欠けてる所」を見つけさせる事にしたのです。

嫌々ながらにも島に向かう清舟。そんな彼を待っていたのは、個性豊かな島民達とのとんでもない島民ライフでした。

バスは日に数本しかない? トラクターが公道を走っている? 自分の家が地元っ子達のたまり場に? 訪問は玄関からではなく、庭から?

はたして清舟は父の言う「欠けてるところ」を見つけることができるのでしょうか。

根っからの東京人と島民達が繰り広げる、ハートフル日常島コメディです。

舞台は実在する島「五島列島」


『ばらかもん』の舞台となっている『五島列島』は、九州の最西端に位置する実在の列島です。

長崎港から西に100kmに位置し、北東側から南西側に80kmにわたって大小あわせて140あまりの島々が連なる列島です。

日本一美しいとされる白い砂浜や、透き通った海が存在する島であり、また同時に「キリスト教」に深く関わる島としても有名な観光地でもあります。

キリスト教が禁じられていた時代、信仰を守ろうとした人々が移り住んだのが、この『五島列島』だと言われているのです。

五島列島内の数カ所が遺産登録


2018年に登録された世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」では、その関連性から五島列島内のいくつかの場所も遺産登録がされました。

と言っても、ばらかもんの中で出てくる場所はそんな観光地ではなく、もっと日常的な小さな範囲の舞台となっています。

2004年に五島列島内福江島にていくつかの町を合併させてできた『五島市』。その中の小さな町を舞台に話が展開されています。

実はこの場所、原作者『ヨシノサツキ』の出身地でもあり、『ばらかもん』は作者自身の故郷を舞台に描かれている漫画なのです。

暮らしや風景がリアル


生まれ育った人の手で描かれているからか、島での暮らしの光景はもちろん、その背景に描かれる風景も、とてもリアルに描かれています。

実際に、聖地巡りをしにいったファンなどからは、アニメの世界がそのまま再現されていることに驚嘆と興奮の声が上がっています。

「おのせんせい/はらすずこの五島ばらか旅」がyoutubeにて公開

またアニメにて半田清舟役を務めた声優の『小野大輔』と、メインキャラクターである島の子供『琴石なる』役を務めた子役(当時9歳)『原涼子』による五島列島をめぐる旅「おのせんせい/はらすずこの五島ばらか旅」も行われています。

こちらの旅は、アニメDVD、Blu-ray第三巻と第四巻の特典映像として収録された企画であり、YouTubeにてPVの公開もされています。

▲【公式PV】「おのせんせい/はらすずこの五島ばらか旅」

そのなかでは、原作そのままの世界を二人が心行くまでに楽しむ姿が写し出されており、まるで本当の親子のようなその光景に、多くのファンから「和む」「かわいい」「五島列島に行きたくなった」などの感想が寄せられています。

いかに作者が、故郷に対する思いをこの漫画に描き込んでいるかがわかる制作秘話。

ばらかもんが多くの人々の心を掴んでいったのは、そんな作者の故郷を思う強い思いなのかもしれませんね。

強いメッセージ性で自分「らしさ」を歌うOP

▲【SUPER BEAVER】らしさ【MV】


アニメ『ばらかもん』のOPを担当するのは、4人組ロックバンド『SUPER BEAVER』です。

強いメッセージ性に溢れる歌詞が魅力的な『エモさ』を持ったバンドであり、多くのファンからもその作詞に対して好評の声があがっています。

『ばらかもん』のOP曲『らしさ』は、そんな彼ららしい特徴がふんだんに使用された楽曲となっています。

歌詞のメッセージ性の深さや、主人公『半田清舟』の内面を描いた言葉が多く紡がれています。

島民との交流を通しながら己という人間と向き合う事になった清舟は、その中で物語のテーマともいうべき、主軸となってくる「己の欠けているもの」に少しずつ気づいていきます。

そしてそこには「自分らしい文字」という書道家としての壁も存在しています。

物語の主人公自身の姿を歌い出すだけではなく、聴く者自身にも重なる何かを感じさせるロックソング。それが『ばらかもん』のOP『らしさ』なのです。

現在、YouTubeにてフルバージョンのMVがあがっているので、ぜひ、聴いてみてください。

OPとの対を感じさせるED

▲【NoisyCell】Innocence【MV】


『ばらかもん』のED曲『Innocence』は四人組バンド『NoisyCell』による楽曲です。

この曲は英語で歌われており、EDはメインキャラクターの一人である『琴石なる』を彷彿とさせる楽曲となっています。

『Innocence』というタイトルの英単語は、日本語に訳すと『純真』『無邪気』『天真爛漫』などの意味に姿を変えます。

それらの単語は、どことなく『子供』という存在を連想させる言葉並びであり、それ故に島の子供であるなるの存在が彷彿とさせられるのです。

なるは、物語の中において、最初に清舟とその距離を縮めていく島民です。

子供ならではの天真爛漫さに清舟は振り回されっぱなしではありますが、それ故の純真さ、無邪気さ、というものに核心をつかれたり、救われたりする事もあります。

そのため、なるは清舟にとって大きな存在なのです。

実際に、EDの映像はなる視点が中心で描写がされており、町の中を木の棒を持って歩くさまや、浜をかけて貝殻などを拾うなるの姿が描かれています。

まるでOPと対になるような楽曲内容のED。

こちらもYouTubeにてフルバージョンでのMVがあげられてるので、ぜひOPと共に聴いてみてください。

全37曲! 島の日常を彩った楽曲達のサウンドトラックが発売中!



劇中で使用されていた楽曲、全37曲が収録された『ばらかもん オリジナル・サウンドトラック』が現在発売中です。

なるとの出会いから、島民達とのしっちゃかめっちゃかな笑える日常シーンの楽曲、不穏さたっぷりの清舟の心模様をイメージした楽曲まで、アニメの至るところで使用されていたサウンドが全て収録されています。

それぞれの楽曲にはもちろん、アニメでは知る事のできなかったタイトルがつけられており、アニメを知っている人なら思わず、くすっと笑ってしまう事まちがいなしですよ。

ぜひ、実際に手に取って確認してみてください。

原作漫画「ばらかもん」全18巻堂々完結&大展示会、開催!

画像引用元 (Amazon)

現在『ばらかもん』は、アニメ同様、原作漫画も全18巻の全134話で完結しています。

累計発行部数は完結4年前の2015年の段階で400万部を突破。

さらにはその人気から清舟の学生時代を描いたスピンオフ漫画『はんだくん』の連載も行われており、2013年11月号から『月刊少年ガンガン』にて連載を開始した後、こちらも2年後の2016年10月号にて完結しています。

しかし人気の熱は未だ冷めず、2019年12月4日になんと五島市の美術館『山本二三美術館』にて『大ばらかもん展』を開催。

現在、2020年2月24日までの3ヵ月間での展示が予定されています。

漫画の生原稿はもちろんのこと、アニメの制作資料や、劇中に登場する清舟の作品の書道作品の制作を担当した書家『原 雲涯』の書き下ろし作品の展示も行われているようです。

ぜひ、この機会に『ばらかもん』の舞台である五島市へと足を運んでみてはいかがでしょうか。


TEXT 勝哉エイミカ

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