ディズニーチャンネル出身で活躍している海外スターは結構多いです。その中で、誰もが「彼女が一番だ!」というほど抜群の歌唱力を誇る歌手がいます。それが、クリスティーナ・アギレラです。
近年では映画「バーレスク」での歌唱も記憶に新しい。そんな彼女がまだ17歳の時にディズニーアニメの主題歌を歌ったことがあるのを、どれくらいの人がご存知でしょうか。
そのディズニー映画のタイトルは「ムーラン」。中国が舞台となった素晴らしい映画です。残念ながら他のディズニー作品に比べ、ヒットはしませんでした。なので、彼女がこの映画の主題歌を歌っているのを知っている人は、割と少ないかも知れません。
Christina Aguileraが歌うディズニー映画「ムーラン」の主題歌「Reflection」の歌詞はコチラ↓
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Who is that girl I see
私を見ている女の子
Staring straight back at me?
まっすぐ私を見ているあの子は誰?
Why is my reflection
なぜ鏡に映った自分が
Someone I don't know?
他人のように見えるの?
Must I pretend that I'm
こうしてずっと生きていかなければいけないの?
Someone else for all time?
別の誰かを演じながら
When will my reflection show
いつになったら本当の私は
Who I am inside?
姿を現せる?
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自分を偽ることに疲れたときに、ふとこんな風に自分に問いかけることは、もしかしたら誰にでもあるのかも知れません。大なり小なり、人はどこかで自分を偽ったりしているものですから。
「ムーラン」でこの曲が劇中歌として流れるシーンがあるのですが、その時の主人公・ムーランは、活発な自分を偽り、おしとやかに振る舞って失敗し、家名に泥を塗ってしまい、ご先祖様のお墓の前で項垂れていたのでした。この曲は、まさにそんなムーランの心境そのものだったのです。
しかしムーランは、本当の自分を見いだし、最後には家どころか国に名誉をもたらすまでになります。
アイドル時代、同じディズニーチャンネル出身で一つしか年が違わないブリちゃんとは何かと比較されてきたクリスティーナですが、アイドル時代を終え、本格的なアーティスト時代に突入した彼女は、今では誰もが認める存在となりました。彼女もブリちゃんとは違う、本当の自分の個性を見いだした結果、ショウビズ界で大成功をおさめたのです!
自分を偽るよりも、自分と向き合うことの大切さを、「ムーラン」とこの曲、そしてクリスティーナに教えてもらった気がします。
TEXT:rie-tong
本名クリスティーナ・マリア・アギレラ。 1980年12月18日、米NY州スターテンアイランド生まれ。39歳 (2020年8月現在)。 幼少期、父親の仕事の関係で3歳から6歳までを日本で過ごした彼女は、12歳から14歳までミッキーマウスクラブに出演、後にスターとなるブリトニー・スピアーズやジャステ···