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【インタビュー】1度壊してからの再生エルフリーデ、『rebirth』完成

スキルフルな演奏と、伸びやかな歌声で解放感あるポップチューンを響かせる。目標は“売れること”と言い切る4人組バンド、エルフリーデ。彼女たちがメジャーファーストミニアルバム『rebirth』をリリースした。2020年1月に行われた渋谷CLUB QUATTROワンマンから、その後の活動のストーリーを組み立て、テーマが決まっていたという今作。まずは、そこらへんの話から。最後まで読んでね。爆笑のエピソードがありますので。

公開日:2020年3月18日 更新日:2020年4月10日

Interview

伊藤亜希


この記事の目次 []
  1. ・新しさが詰まっている
  2. ・「出来ない」と言わない。
  3. ・目指すところ
  4. ・売れたい、それ以外ない
  5. ・何でも出来る環境を作る
  6. ・常に笑顔な気がする
  7. ・未来へ向けてのメッセージ
  8. ・海を泳げるハイエース!?

新しさが詰まっている

──渋谷CLUB QUATTROワンマン以降、描いたストーリーというのは?


星野李奈(Bass、以下星野):渋谷CLUB QUATTROワンマンのタイトルが「break down」だったんですね。そこからつながって、今作の『rebirth』があるんです。エルフリーデは、デビュー3年目を迎えたんですけど、どんどん新しいエルフリを出していかなきゃいけないって話を、メンバーや小田内さん(=小田内志徳/ピアノギターロックバンド“Quint”のメンバー)としていたんですね。小田内さんは、エルフリーデの5人目のメンバーって立ち位置で、最初からずっと関わってくださっていて。サウンドプロデュ―スはもちろん、今回『rebirth』の曲も全部作ってくださっているんですね。


──なるほど。音楽シーンでは、キープ、継続は微減にとらえられますからね。

星野:そうなんです。だから自分達で新しいものを出していきたいと思って。それで、渋谷CLUB QUATTROの「break down」で、1度、エルフリーデを壊すってテーマがあった。そこで壊したものを今回のアルバム『rebirth』で再生に入っている。このアルバムは、新しいエルフリーデを見せていく上での、ひとつの課程だと思っているんです。だから楽曲も、今までになかったような曲調だったり、自分たちにとって新しい意味合いの曲が詰まっています。


──その新しいエルフリーデに相応しいと思った曲が収録されているのが今作。

星野:そうですね。テーマがあって、その後の世界観は、作曲も選曲も小田内さんにお任せするんです。ディスカッションとかは、もちろんしますけど。


──なるほど。アレンジ面は?

星野:いただいた段階で、ほぼ決まっていますね。それこそ、ドラムのフィルまで。

山吹りょう(Guitar、以下山吹):でも、自分達で考える時もありますね。

星野:ベースラインとかは、レコーディングのディスカッションで決まっていく場合もありますしね。


「出来ない」と言わない。

──『rebirth』だと、どの曲がそれにあたります?


山吹:「栄光へのエール」のギターソロとかですね。一緒に考えてレコーディングしていきました。最初は私が考えて、小田内さんのところに持って行って、また一緒に考えて。小田内さんから「もうちょっとこんな風に弾ける?」とか言われて「頑張ってみる」ってやってみました。「出来ない」っていうのは好きじゃないんです。だから頑張っちゃうというか、出来るまでやる(笑)。

星野:そこは、メンバー全員そうですね。「出来ない」と言わない(笑)。悔しいから。


──このアルバム収録曲のイントロに、皆さんの、そういう意地とスキルが詰まっているように思うんです。短いイントロだけど、すごいことやっているなってわかる。

星野:あぁ、嬉しいです。

山吹:ありがとうございます。

ゆーやん(Drums、以下ゆーやん):例えば「栄光へのエール」は、今までのエルフリーデの曲の中でも、1番速い曲なんですよね。リズムをキープするのにも難しさはありましたけど、曲のメリハリとかも気を付けて大事にしました、

みくる(Vocal、以下みくる):歌に関してはそんなに速い曲だなって印象は無くて。



──譜割りがシンプル……だからでしょうか?

みくる:そうですね。それも大きいいと思います。歌い易かったですね。この曲は、エルフリにとって初めての応援ソングだったんですね。それから、じつは2回、レコーディングしてるんですよ、この曲。

星野:というのは、1回レコーディングでほぼ完パケた後に、全パートキーを上げて再レコーディングしたんです。小田内さんはボーカリストでもあるので、男性キーでも高いキーで曲を出してきてくれるんですね。で、今までのみくるちゃんだったら、ここが限界ギリギリかなってところのキーで作って来るんですよね。

そしたら、この曲は、やってみたら「想像以上にもっともっと歌える、いける」ってなったんです。レコーディングしてから“もっといける”ってなるのは、すごく珍しいことなんですけど。それで、せっかくタイアップも決まった曲だし、応援ソングだし、キーを上げてもっと明るいイメージでいけるなら、いけるところまでいこうってことで、キー上げして、全部録り直しをしたんです。

みくる:自分でも歌ってみても、キーを上げて良かったなと、素直に思いますね。曲の印象もガラリと変わって、すごく明るく、いい感じな解放感も出たので、すごく良かったなと思ってます。


──ライブで歌う時のプレッシャーがあるのでは?

みくる:あ、それはでも、歌い込めば大丈夫というか(笑)。そこまで出来るように持って行きたいなと思います。


目指すところ

──突然の質問になりますが、自分の歌声については、どんな分析をされています?


みくる:……なんだろう……わりとストレートというか……(悩む)。


──個人的には、すごくマジョリティーのある声質だな、という印象でした。スッと聴き手に馴染むというか。嫌われない声なんじゃないか、と。

星野:エルフリーデって、元々、私とりょうが2人で活動してて。ボーカリストを探すところから始めたんですけど、やっぱり、みくるちゃんは声で選んだんですよ。


──なるほど。その選択のキメ手を教えていただけますか。

星野:年齢層を問わない、それから清楚感がある。


──あぁ、まさに、そうですね。それはつまり、普通のロックバンドには無い声を求めていたってことにつながる?

星野:そうなんです。ロックバンドだったら、もっと声を張り上げて歌ったり、アニメだとすごいアニメ声とかだったり。他にもいろんなジャンルで、いろんな歌声がいる中で、エルフリーデが目指している楽曲、世界観には、みくるちゃんの清涼感ある声が1番合うんじゃないかって。ロックバンドらしくないからこそ、逆にレアっていうか。すごくはまる、ポップだなって思ってます。


──今「ポップ」って言葉が出たんですけど、このバンドにとって「ポップさ」は大事な要素だったりする?

星野:私たちインディーズから始めていて、ライブもキャパシティ300くらいの場所からスタートしてるんですね。でも最初からメジャー意識で曲を作ってもらったんです。メジャーバンドって、例えば極論ですけど、泥くさいロックバンドどかじゃなくて、完成されたハイクオリティーな楽曲がメインになっていると思うんです。

個人的には、泥臭いロックバンドもいいなと思うんですけど(笑)。でも、エルフリーデが目指すところはそうじゃないっていう。そういう意味で、ポップさは、すごく大事にしてますね。


──そこを言葉にすると、キャッチ―で、誰でも歌える……とか?

星野:それもひとつの要素ではあるんですけど、エルフリーデの曲って、カラオケで歌うと意外と難しいって言われることが多くて。みくるちゃんだから歌えてるっていう。


──しかも、軽々と歌ってますもんね。加えて滑舌もいい。

星野:そうなんです(笑)。でも実際歌ってみるとキーも高いし、言葉数も多いから舌も回らないし(笑)。そこをサッてやってくれてるんで、すごいなと思ってます。

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2017 年 8 月結成。 みくる(Vocal)、山吹りょう(Guitar)、星野李奈(Bass)、ゆーやん(Drums)の 4 人によるガールズロックバンド。 サウンドプロデューサーにピアノギターロックバンド“Quint”の小田内志徳を迎え、キャッチーなメロディを特徴とする力強さと POP さを兼ね備えたロックサウ···

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